北海道中央バスファンクラブ 制作・著作 KSK-PROJECT
中央バス廃線倶楽部 |
廃止された中央バス路線の思い出日記
停留所数ナンバー2札栗線(札幌ターミナル〜長沼ターミナル〜栗山ターミナル) (コメント) こんなに多くて乗客も終点に着く頃にはウンザリしていたんじゃないだろうか....それよりも案内ボタンを押し続ける運転手さんが、イチバン大変だったかもしれない。 そもそもこの札栗線は札幌〜栗山間56kmもの道を急行や特急ではなく「普通便」で運行していたため、滝岩線(たきがんせん)の81ヵ所に次ぐ、中央バス史上No.2の停車数を誇っていた! 当時の札幌ターミナルの運賃掲示板でもこの路線の停名がかなり幅をとっていた憶えが.... バス停名はいかにも「田舎のバス♪」といった風情。寺や神社、×線×号といった趣ある(?)名前が延々と続き....沿線ものどかな風景が広がっていた。途中の長沼ターミナル(現長沼ふれあいターミナル)からは南幌・栗山・幌内・三川へ向かうバスも発着し、周辺の中核ターミナルとしてにぎわっていた。 しかし、1985(S60)年12月に道央道経由の高速くりやま号が開設されて以降、この路線は斜陽の一途を辿っていった.... |
マボロシの北広団地線北広島団地線(北広島駅前〜高台通り経由〜山手町4丁目) (コメント) わりと短期間で廃止されたようで詳細は不明なのだが、北広島駅前〜中央通〜高台通〜緑陽通〜山手町4丁目のコースで、いまの緑陽通経由と中央通経由をミックスしたような路線だったらしい。 高台通りとは泉町の旧市民生協前にある短い通りの名で、この通りに「白樺町2丁目」というバス停があったようだが、1975(S50)年スタート時の北広島団地線には中央通経由と緑陽通経由しかなく、もしやこの高台通経由こそが「初代 中央通経由」だったのかも....? |
もうひとつの札支線特急 札幌支笏湖線(札幌ターミナル〜バイパス経由〜支笏湖畔ターミナル) (コメント) 「バイパス経由」というのは1971(S46)年12月に開通した道央道(千歳バイパス)を経由するため、その名がついたのだろう。ほかにも当時、高速道路を走っていた「特急登別温泉線」(札幌〜登別)や「特急札幌・岩内線」もバイパス経由と称されていた。 ちなみに当時の「バイパス経由」は高速道経費として30円加算されていた! もともと札支線は千歳廻りルートのみだったが、1969(S44)年7月に開設された「ポロピナイ経由」の方が所要時間は短いコトもあって、その後こちらがメインとなり、千歳経由の方は遂に廃止されてしまった。 いまでも札支線の方向幕には「ポロピナイ経由」の表示があるが、かつて2系統あった名残りである。 |