1980(昭和55)年〜1989(平成元)年
【道南】鈴かけニュータウンまで延長 (1980年1月17日)
道南バスは17日からすずかけ線(新日鉄前〜すずかけ地蔵尊)の終点を約1.5㌔先の「すずかけニュータウン」(室蘭市幌萌町93)まで延長した。地元住民の強い要望を入れたもので、運行回数は新日鉄行きが8本、同ニュータウン行きが6本。
これを記念して17日午前9時からニュータウンの真ん中にある終点で発車式のセレモニーが行われ、身を切るような寒さの中、鈴かけ町会(95世帯)の大人や子供たちが100人も詰めかけ、同会長や同バス谷口専務のあいさつの後、小学生がバスの運転手に花束を贈り、テープカットをして運行を開始した。セレモニーを見守っていた中年の夫婦は「これで通勤、通学も便利になり、買い物帰りも重い荷物を持ったままツルツル滑る危険な坂道を歩かなくてもよくなりました」と、厳冬期のバス乗り入れを歓迎していた。
【道南】苫小牧駅前案内所OPEN!! (1980年2月1日)
道南バスの苫小牧駅前案内所がサンプラザ東側出入り口わきの通称副道(市道表町中央通り)沿いにこのほどお目見えした。
案内所はこれまで同バス苫小牧営業所(苫小牧市表町2-3-16)の中にあったが、ここ数年で営業所周辺にどんどん中高層ビルが建ってわかりにくくなったうえ、苫小牧駅前のバス停利用客の案内が不便になってきたため新たに駅前に建設した。案内所は鉄筋コンクリート造り平屋建て、延べ16平方㍍の広さ。定期券、回数券も発売している。
同バスによると「1日平均40〜50人の利用があります」と利用者にはなかなか好評のようだが、市の駅前バスターミナルが一昨年秋駅舎東側に建設されてから人の流れが変わり、サンプラザ西側の駅通りよりも反対側の副道側がにぎわうようになってきており、駅通り商店街の店主たちは「案内所まで駅通りを見限った…」と複雑な表情だ。
【豊浦町】町営バス運行を計画 (1980年3月1日)
豊浦町は今春から大和、山梨、新富の過疎地区に町営バスを走らせる計画を立てている。新富を除く2地区には現在、国鉄バスが走っているが、国鉄側から廃止の申し入れに加え「存続させるが協力金を」という要請がきたため、町は「いっそのこと自前のバスで」と運行に踏み切ることにした。今月中にも国鉄との話し合いをまとめ、陸運局の許可が下り次第、4月から運行を開始したい考え。
国鉄バスは78年の合理化計画で、町内を走る大和線(豊浦〜大和)、山梨線(豊浦〜相川神霊院・山梨学校前)、大岸・礼文華線(伊達〜大岸〜礼文華)の赤字3路線を廃止したいと町に申し入れていたが、昨年11月に大岸・礼文華線の運行が伊達〜大岸市街までで打ち切られ、また10月には国鉄側から「半年分として300万円程度の回数券を購入してほしい」と町に要請があり、町では一度は回数券の購入を検討したが「いつまた廃止の申し入れがあるかもしれないし、半年に300万円も払っていてはかなわない。町営バスにすれば国の補助があるし…」というわけで、逆に国鉄バスに廃止を申し入れ、自前のバスで運行することにした。
計画では国鉄バスが現在、豊浦駅〜大和、山梨への2路線を1日2往復しているのを大和経由山梨線とし、新たに豊浦〜上高岡〜新山梨〜上泉〜新富地区までの路線を設けて、この2路線に朝昼夕の3往復を走らせる。料金は国鉄バスの現行料金並み。町営バスの運行でスクールバスと過疎地区へ週1回運行している患者輸送車は中止されるが、小中学生の通学は従来通り無料。町営バスには町所有の3台のスクールバスを転用し、運転手もスクールバスの人員をあてる考え。
【登別市】幌別駅―鉱山町間スタート! (1980年4月1日)
登別市は4月から国鉄幌別駅前〜鉱山町間(10.9㌔)に市営バスを運行、1日午後4時15分の便にあわせ、鉱山町の市民研修センター前でバスの開通式が行われる。
鉱山町は明治から大正時代にかけ金、銀、銅など鉱山の採掘でにぎわったが、戦後はしだいに採掘量が減り、72年に完全に閉山してからは急速に過疎化が進み、最盛期は2千人近かった人口も現在はわずか10世帯24人。
同町と市街地を結ぶ交通機関は、道南バスが幌別鉱山線を74年6月に廃止してから市教委のスクールバスが鉱山町と市街地の間を結んで同町の小・中学生を無料送迎していたが、生徒の卒業で3月でスクールバスも廃止されるので、市が同バスの運行を室蘭陸運事務所に申請していた。
市営バスはスクールバスに使用していた8人乗りのワゴン車をそのまま転用し、幌別駅〜登別高校〜川上公園〜鉱山町間を午前と午後の1日2往復する。所要時間は片道約20分。運賃は幌別駅〜鉱山間大人290円(小人半額)。市バスの赤字は必至だが、過疎地の住民の"足"として心強い味方となりそうだ。
夏休みこども博 連絡バス運行 (1980年7月27日)
中央バスは7/27〜8/17まで道立産業共進会場(札幌市豊平区月寒東3条11)で開かれる「夏休みこども博」の期間中、札幌駅前(東急デパート南口)と地下鉄白石駅から会場行きの連絡バスを運行する。札幌駅前発は平日13本、日祝21本、地下鉄白石駅発は平日16本、日祝22本。料金は片道大人110円、小人60円。停車停留所は次の通り。
- 札幌駅前 北1条 南1条 南4条 豊平3条8丁目 美園3条4丁目 中央通4丁目 中央通10丁目 共進会場 ※地下鉄白石駅発バスは共進会場直行便
運賃改定による変更 (1980年8月6日)
中央バスなど道内私バス23社と、競合路線を持つ6社の路線運賃が6日からそろって値上げされる。中央バスの値上げは450系統に及び、燃料費の高騰や都市部の輸送効率の低下、空知・後志地区の利用者減少などがおもな理由。路線バスの一斉値上げは1978年8月以来、まる2年ぶり。
この値上げに伴って今回申請の出ていない千歳相互観光バス、国鉄バス、札幌市営バスの一部(滝野線、発寒線)や全日空の北都交通(札幌〜千歳空港)なども足並みをそろえ調整値上げするが、昨年10月に値上げした札幌市内線は市営バスと同調して行うため今回は据え置かれる。
【改正点】
- 中央バスの値上げ幅は23社で最低の8.8%(申請は13.7%)
- 一般路線の対㌔基準賃率(1㌔当たり)は12円90銭→14円60銭、初乗り運賃は70円→80円にアップ
【おもな新料金】
- 札樽線(札幌ターミナル〜小樽駅前間)300円→350円、同バイパス経由330円→380円、江別線(札幌ターミナル〜江別ターミナル間)230円→270円、広島線(同〜広島市街間)240円→290円、千歳線(同〜千歳ターミナル間)390円→460円、手稲線(同〜手稲駅前間)180円→210円、石狩線(同〜茨戸病院間)170円→180円、日航線(札幌駅前ターミナル〜千歳空港間)500円→600円
里塚霊園 墓参臨時バス運行 (1980年8月13日)
中央バスは13〜17日までのお盆期間中、札幌ターミナル〜里塚霊園間に墓参臨時バスを走らせる。
- 停車停留所=札幌ターミナル 南4条東1丁目 豊平橋 豊平3条8丁目 美園3条4丁目 中央通4丁目 中央通10丁目 月寒ターミナル 上北野 静修短大前 清田団地入口 真栄 真栄団地入口 三里塚小学校 里塚霊園
- 運行ダイヤ=札幌(タ)発8:05、8:30、9:00〜(20分おき)〜15:40、里塚霊園発9:00〜(20、30分おき)〜17:00
西岡地区の名称変更 (1980年)
札幌・西岡地区を中心に停留所名を変更する。
【停名変更】
- 「下西岡」⇒「西岡2条1丁目」 東81南平岸線
- 「月寒西2条12丁目」⇒「月寒西2条10丁目」 同上
- 「西岡1区」⇒「西岡3条3丁目」 東82西岡線
- 「第2浄水場」⇒「西岡3条5丁目」 同上
- 「西岡中央」⇒「西岡3条8丁目」 東82西岡線、南104真駒内線
- 「西岡団地」⇒「西岡3条9丁目」 同上
- 「水源地入口」⇒「西岡3条10丁目」 同上
- 「上西山」⇒「西岡3条11丁目」 同上
- 「西岡南」⇒「西岡3条12丁目」 東82西岡線
- 「西岡高台」⇒「西岡3条13丁目」 同上
【新設停留所】
- 西岡3条4丁目(西岡3条3丁目〜同3条5丁目間) 東82西岡線
- 清田南小学校前(清田中学校通〜北町2丁目間) 東85・東86清田団地線
江別駅前広場を全面改修 (1980年9月7日)
国鉄江別駅前広場の混雑解消をはかろうと、市が先月19日から約2,500万円かけて整備に着手していた同広場の改修工事がこのほど完成、7日から一般開放される。
これまで国鉄、中央両バスとタクシー乗り場、小荷物と送迎用のマイカーで"パンク状態"になっていた同広場だが、手狭なうえアスファルトの傷みも激しいため、市はこのほど駅前広場のはしもと食堂跡地約80平方㍍を買収整備、歩道も幅2㍍から5㍍に広げて歩行者の安全を確保した。
広場には国鉄バス乗り場(従来通り5コマ)、市民の駐車スペース(3コマ)、タクシー乗車帯のほか、モダンなレンガ張りの"中央バス専用停車帯"も整備され面目を一新、駅の出入りもスムーズになる。ただ改修によって市民用駐車スペースが減ることになり、利用者からは疑問の声も出ている。
(★注 同駅前広場はこれまで駅正面に向かって左側がバス5台駐車できる国鉄バス発着場、右側にタクシー9台が客待ちできるスペース、タクシーのスペースを除く駅正面には小荷物と送迎用の車5〜6台が縦に駐車できたほか、はしもと食堂前のタクシー出口にあたる一角に中央バス停留所もあった)
千歳空港線サービスUP!! (1980年10月1日)
国鉄千歳空港駅が1日開業するため、札幌〜千歳空港間の連絡バスを運行する中央、北都両バスは格安の回数券を発売するなど国鉄に対抗してサービスアップをはかる。
現在バスは両社で1日68往復ほど運行されているが、千歳空港駅開業で乗客が国鉄列車に流れるのを食い止めようと、中央バスは1日からビジネスマン向けに5枚綴りで2,700円の回数券を発売する一方、北都交通は現有40数台の半数以上をデラックスバスに切り替え防戦する。
札幌市内にバスレーン増設 (1980年10月6日)
札幌市内のバスレーン(バス専用通行帯)が公安委員会の規制により、6日から2区間増設される。新レーンは新琴似4番通りの中央バスターミナル(新琴似8条16丁目)〜地下鉄南北線麻生駅(麻生5)までの3.15㌔区間。また、これまでバス優先レーンだった国道5号線の西区宮の沢49(札幌新道分岐)〜宮の沢1北2間0.46㌔区間は専用レーンに格上げされる。いずれも都心に向かう上り2車線のうち左側1車線が日祝を除く毎日、午前7時半〜9時まで規制の対象となる。
雁来バイパス開通による変更 (1980年12月15日)
国道275号線の雁来バイパス(札幌新道交差点〜江別市境間2.9㌔)が15日午前10時から部分開通するのに伴い、中央バスは同日から特急バスと大麻、札当各線、札江線の一部をバイパス経由に切り替える。
同バイパスは道開発局が建設を進め、札幌市内の豊平川堤防を走る雁来橋たもとの直角型カーブを解消するのがネライ。ところが、バイパスがライラック団地のほぼ中央を斜めに突っ切ることになり、同団地自治会から「生活環境が破壊される」と4年前、建設反対運動が起こり開通がノビノビになっていた。全面供用開始(札幌市東区本町2条10〜江別市境間6.3㌔)は来年12月ころを予定している。
【経路変更】
- 札滝線(札幌〜滝川)、札芦線(札幌〜芦別)、札幌・留萌線(札幌〜留萌)=全便雁来バイパス経由に切り替わる。
- 東90札江線の一部、東91大麻線、札当線=雁来中央〜米里間を全便雁来バイパス経由に切り替え4停留所を新設する。
【停車停留所】札幌ターミナル〜(現行)〜雁来中央〜(札幌新道)〜雁来2号通(新設)〜雁来東(新設)〜雁来3号通(新設)〜雁来(新設)〜米里(移設)〜(現行)〜江別、当別方面
- 東90札江線(札幌〜世田ヶ谷・江別)の一部=従来の豊平川堤防ルートを走行し、雁来〜米里間のみバイパス経由に変わる。名称は「旧道経由」に変更する。
【停車停留所】札幌ターミナル〜(現行)〜雁来中央 旧道雁来東(旧・雁来東) 旧道雁来(旧・雁来)〜(現丘珠空港通り)〜雁来3号通(新設) 雁来(新設) 米里(移設)〜(現行)〜江別ターミナル
【停名変更】
- 「雁来東」⇒「旧道雁来東」 東90札江線(旧道経由)
- 「雁来」⇒「旧道雁来」 同上
資料協力/各駅倉庫さん
豊平区役所直通便が誕生 (1981年1月16日)
これまで区役所まで直通バスがなかった西岡地区住民の不便を解消するため、16日から[東82]西岡線に豊平区役所〜西岡系統を新設する。先月13日に開通した羊ヶ丘通りを経由し、平日7往復、土曜3往復、日祝は全便運休する。
【停車停留所】
- 豊平区役所 南平岸 西岡1条3丁目(新設) 西岡3条4丁目〜(既設停留所)〜西岡
資料協力/各駅倉庫さん
夏ダイヤ改正による変更 (1981年5月1日)
1日からダイヤ改正を行う。千歳、苫小牧、登別温泉各線に道央自動車道経由(北広島IC〜恵庭IC間)の"ビジネス特急便"を新設してスピードアップするほか、各便に愛称をつけわかりやすくする。
【札幌市内線】
- 東89羊ヶ丘線(札幌駅前〜平岸・豊平区役所〜展望台入口)=14往復を新設。
【停車停留所】札幌駅前〜(東50平岸線と同じ)〜豊平区役所 南平岸 西岡1条3丁目 西岡3条4丁目 西岡4条4丁目(新設) 福住会館前(増設) 福住3条5丁目(新設) 福住3条6丁目(同) 福住3条7丁目(同) 福住3条8丁目(同) 展望台入口 (所要34分)
- 東50平岸線(札幌駅前〜月寒公園下〜月寒ターミナル)=豊平区役所〜中央通2丁目間を環状通りに切り替え「美園7条8丁目」は廃止する。
- 東83平岡線(札幌駅前〜月寒ターミナル〜北野ターミナル)=清田団地入口〜上北野間を旧道から国道に切り替え「静修短大前」を増設する。
- 北05新琴似6番西線(地下鉄麻生駅〜6番西)=朝夕ラッシュ時を除く28往復を2番通り経由で屯田ターミナルまで1.5㌔延長する。
【停車停留所】地下鉄麻生駅〜(現行)〜6番西〜新琴似公園前(新設)〜屯田2番通西(新設)〜屯田ターミナル
【郊外線】
- 千歳線(札幌ターミナル〜千歳ターミナル)=従来の普通便を「快速千歳線」(愛称・快速 ちとせ号)に改称。運行経路などは変更ナシ。
- 急行千歳線(札幌ターミナル〜千歳空港)=「急行 ちとせ号」の愛称が付くほか全便千歳ターミナル止めとなり、千歳市内の経路を千歳駅前経由に、復路は札幌都心に入ってから東2丁目経由を西3丁目経由にそれぞれ切り替える。
【増設停留所】南1条 千代田町3丁目 千歳駅前 朝日町7丁目
【廃止停留所】南1東1 月寒ターミナル 大曲 輪厚 補給処 柏木 千歳橋 千歳空港
- ビジネス特急 ちとせ号(札幌ターミナル〜千歳ターミナル)を新設。従来の急行バスのうち6往復半を道央自動車道(北広島IC〜恵庭IC)に切り替え約5分スピードアップ。
【停車停留所】札幌ターミナル 南1条(復路のみ) 南2東1(往路のみ) 南4東1(往路のみ) 豊平3条8丁目 中央通10丁目 真栄 真栄団地入口 三里塚小学校〜(道央道)〜茂漁(往路は小池医院前に増設) 恵庭市役所通 恵庭駅通 自由ヶ丘団地 北栄小学校 錦町十字街 千代田町3丁目 千歳駅前 朝日町7丁目 千歳ターミナル(所要1時間5分)
- 急行苫小牧線(札幌〜苫小牧)=「ビジネス特急 とまこまい号」の愛称がつき、北広島IC〜恵庭IC間を道央自動車道に切り替え約10分スピードアップ。
【廃止停留所】月寒ターミナル 大曲 輪厚 補給処 柏木 千歳橋 朝日町4丁目
- 特急登別温泉線(札幌〜登別温泉)=「特急 のぼりべつ号」の愛称がつき、苫小牧線と同じく道央道経由に切り替え約10分スピードアップ、「月寒ターミナル」は廃止する。
- 北広島団地線(中央公民館〜緑陽通〜山手町4丁目系統)=「中央公民館」停留所を廃止。3往復とも広島市街発着となる。
【新設停留所】
- 「南2条東1丁目(往路のみ)」(札幌ターミナル〜南4条東1丁目間) 千歳線、苫小牧線、登別温泉線
新琴似自動車学校オープン (1981年6月1日)
中央バスが札幌市北区新琴似765の同社社有地に建設していた「中央バス新琴似自動車学校」が1日開校する。業務開始は8日から。
この事業は第2次石油ショックによる燃料費高騰でメインのバス事業が圧迫されていることから、同社がその支援目的のために2年前から計画していたもの。ことしの新規事業として自動車学校経営に乗り出し、グループ企業のひとつとして育成する。
総工費は4億円余り。昨年8月から建設に着手、同年末までに鉄筋2階建て420平方㍍の校舎と教習コース(延べ2万2000平方㍍)が完成し、経営は系列の中央バス観光商事が請け負う。当面は車両10台を使って100人ほどの生徒を指導し、半年後には道公安委員会の指定学校の認定を受け規模を徐々に拡大していく方針。同校では最新の教育機器も導入して質の高い教育をねらうほか、中央バス運転手の定期講習の場としても利用し、運転技術や交通道徳の向上をはかる。
こども博『ロボトピア』に連絡バス (1981年7月26日)
中央バスは7/26〜8/16まで道立産業共進会場(札幌市豊平区)で開かれる夏休みこども博「ロボトピア」の期間中、札幌駅前(東急南口)と地下鉄白石駅前から15〜20分おきに連絡バスを運行する。札幌駅前発は平日13本、日祝21本、地下鉄白石駅発は平日16本、日祝22本。料金は片道大人110円、小人60円。停車停留所は次の通り。
- 札幌駅前 北1条 南1条 南4条 南4条東1丁目 豊平3条8丁目 美園3条4丁目 中央通4丁目 中央通10丁目 共進会場 ※地下鉄白石駅前発は共進会場間無停車直行便
中央バス帯広営業所をオープン (1981年9月5日)
中央バスは帯広市西16南1に貸切営業所を5日開設する。3月の新帯広空港開港に照準を合わせたもので、同社は昨年1月に帯広進出の意向を固め、帯広市での貸切バス営業を帯広陸運事務所を通じて札幌陸運局に申請していた。
新営業所は木造モルタル2階建て、延べ169.3平方㍍のスマートな建物。営業所前に駐車場があり大型バス2台を使用する。従業員は所長、乗務員とガイドを合わせて5人を予定している。
停留所の名称変更 (1981年10月1日)
1日から札幌市内近郊の停留所名を変更する。
【停名変更】
- 「新札幌団地」⇒「花川南団地」 北10新札幌団地線、花畔団地線
- 「太平2番」⇒「太平5条2丁目」 北34篠路駅前団地線
- 「太平団地南」⇒「太平8条3丁目」 同上
- 「太平団地中央」⇒「太平8条4丁目」 同上
- 「太平北」⇒「太平11条5丁目」 同上
- 「商工団地」⇒「太平12条6丁目」 同上
- 「南平岸」⇒「平岸7条13丁目」 東81南平岸線、東89羊ヶ丘線 ※市営バスは79年5月1日変更
- 「大谷地」⇒「栄通18丁目」 東62北野線、東63大谷地線
- 「北野分岐点」⇒「栄通20丁目」 同上
- 「東月寒中央」⇒「月寒東4条16丁目」 東63大谷地線
- 「東北通橋」⇒「月寒東3条16丁目」 同上 ※東北通り方向に移設
【新設停留所】
- 月寒東2条16丁目(羊ヶ丘住宅前〜月寒東3条16丁目間) 東63大谷地線
【増設停留所】
- 「自衛隊前」(自由ヶ丘団地〜北栄小学校間) とまこまい号(ビジネス特急)、ちとせ号(同)、千歳線(急行)
資料協力/各駅倉庫さん
冬ダイヤ改正による変更 (1981年12月1日)
1日から冬ダイヤに改正。
【札幌市内線】
- 札幌市交通局値上げに伴う同額調整により、11/6から市営バスと競合して走っている市内運賃が平均17.9%アップし、1区110円→130円、2区140円→160円となる。市内線の値上げは79年10月以来ほぼ2年ぶり。
- 東64北野中央線(札幌駅前〜北野通〜平岡営業所)=11往復を新設。片道43分、料金160円。先月10日の市道北野通り(向ヶ丘通〜清田通間2.3㌔)一部開通に伴うもの。
【停車停留所】札幌駅前〜(東63大谷地線と同じ)〜月寒東2条16丁目 月寒東3条17丁目(新設) 月寒東3条18丁目(同) 月寒東3条19丁目(同) 北野入口(同) 南北野(増設) 北野中学校前(新設) 八望台団地入口(同) 平岡営業所
- 東82西岡線(最終便)、東85・東86清田団地線、花畔団地線を増便する。
- 石狩線(花畔〜石狩高校前)=スクールバスの終点を「花畔」から「花川南9条3丁目」まで延長。通学生の利便をはかる。
【郊外線】
- ビジネス特急ちとせ号(札幌〜千歳)=利用好調のため4往復半→7往復に増発。
夏ダイヤ改正による変更 (1982年3月21日)
中央バスは地下鉄東西線厚別副都心延長区間(白石〜新さっぽろ間7.4㌔)開業に伴い21日から夏ダイヤに切り替える。大谷地、南郷18丁目両駅の新ターミナルにバスを短絡させるなど札幌市内を中心に大幅な路線再編を行う。
【路線廃止】
- 東73南郷・大谷地線(札幌駅前ターミナル・地下鉄白石駅〜南郷通〜平岡営業所)
- 東83平岡線(札幌駅前〜月寒ターミナル〜北野ターミナル)
【系統廃止】
- 東70南郷線(地下鉄白石駅〜南郷通〜南郷営業所)
- 東72南郷線(地下鉄白石駅〜白石中学校〜南郷営業所)
- 東60月寒東線(札幌駅前〜月寒中学校〜月寒東5条7丁目・月寒東5条10丁目)
【系統新設】
- 東62北野線(南郷18丁目駅〜清田通〜平岡営業所)
- 東63大谷地線(南郷18丁目駅〜北野ターミナル〜平岡営業所)
- 東77月白線(月寒ターミナル〜地下鉄白石駅)
- 東85清田団地線(南郷18丁目駅〜清田通〜南町7丁目)
- 東86清田団地線(南郷18丁目駅〜清田通〜清田団地)
- 東88真栄団地線(大谷地ターミナル〜北野ターミナル〜真栄団地)
【経路変更】
- 東62北野線(札幌駅前〜中央通7丁目〜東北通り〜平岡営業所)=栄通18丁目〜厚別北通間を清田通りに切り替え「栄通20丁目」は停車しなくなる。
- 東70南郷線(札幌駅前ターミナル〜南郷通〜南郷営業所)=南郷通9丁目〜南郷営業所間を本郷通りに切り替える。
- 東72南郷線(札幌駅前ターミナル〜白石中学校〜南郷営業所)=南郷通2丁目〜本郷通10丁目間を南郷通りに切り替え「本郷通6丁目」「本郷通8丁目」の2停留所は廃止。
- 東82西岡線(豊平区役所〜西岡)=全8往復を札幌駅前まで延長し、東83西岡線(札幌駅前〜環状通経由〜西岡)系統を新設。日祝はこれまで通り全便運休する。昨年夏から豊平区町内会連合から要望が出ていた。
【停車停留所】札幌駅前〜(国道36号線経由)〜美園3条4丁目 美園5条7丁目 美園7条7丁目 豊平区役所〜(現行)〜西岡 (所要41分)
- 平岡・里塚線(北野ターミナル〜三里川、北野ターミナル〜里塚1号線西)=終点が北野ターミナルから大谷地ターミナルに変わり、一部コースが変わる。
【路線延長】
- 北03屯田線(地下鉄麻生駅〜1番通中央〜屯田団地)=終点をあかしや団地経由で「屯田ターミナル」まで延長し「2番通7丁目」「2番通8丁目」の2停留所を新設する。
- 北05新琴似6番西線(地下鉄麻生駅〜6番西〜屯田ターミナル)=6番西〜屯田ターミナル間を屯田西公園から6番通り経由に改め「新琴似12条15丁目」「新琴似12条16丁目」両バス停を新設、「屯田西公園前」「屯田2番通西」は停車しなくなる。
【郊外線】
- 札滝線(札幌〜滝川)=特急バスのうち8往復を新札幌駅(国道12号線)経由に切り替え、新さっぽろ駅バスターミナル内に「新札幌駅」停留所を新設する。この便は江別市内の「工業団地」「雪印乳業前」は停まらない。
- 信濃線(千歳ターミナル〜信濃町)=一部を「桜木小学校」まで延長し「自由ヶ丘1丁目」「自由ヶ丘3丁目」「桜木小学校」の3停留所を新設する。
- 千歳線(札幌ターミナル〜千歳ターミナル)=札幌行き快速便は札幌都心のルートを東2丁目経由から西3丁目経由に切り替え、新たに「南1条」(南1西3)に停車する。これに伴い「南1東1」停留所は廃止。
- 日航線「はやぶさ号」(札幌〜白石経由〜千歳空港)=市営大谷地バスターミナルOPENに伴い、全便「大谷地ターミナル」を経由する。
大谷地バスターミナルOPEN!! (1982年3月21日)
地下鉄東西線の新さっぽろ延長に伴い、同線大谷地駅に直結する市営大谷地バスターミナル(札幌市白石区)が21日からオープンする。札幌市と札幌市交通局は20日、バスの発車式を同ターミナル1階バースで行った。
新ターミナルは南郷通り、国道12号線、道々札夕線と道央自動車道がぶつかる交通の要衝にあり、郊外から都心へ向かうバスの地下鉄乗り換え拠点として、市が80年度から2年計画で建設を進めていた地上10階地下1階建て延べ約4,700平方㍍の高層複合ビル。このうち1階部分に10バースのバスターミナルがあり、2階は住宅、業務用の駐車場、3〜10階は道住宅供給公社の分譲マンション(112戸)。総工費はターミナル部分が7億7600万円、マンション部分は22億円。地下のコンコースで地下鉄駅と連絡している。
ターミナルには待合室、トイレ、売店、身障者の「シュリーの店」のほか中央バスなどの案内所が設けられ、千歳空港行きのバス乗車券や航空券の発売・予約も取り扱う。また10バースの乗り場にはバスが到着すると自動開閉する最新式のホームドアが備えられており、冬でも暖かい待合室でバスを待つことができる。
21日から中央、北都、市営、国鉄、夕鉄バスの5社7路線、1日計260便が同ターミナルを発着するが、このうち3バース(③〜⑤のりば)が中央バスに割り当てられ、同社の真栄団地線、平岡里塚線が乗り入れるほか、国道12号線経由の札幌〜千歳空港間連絡バス(中央・北都両バス)が日中15分おきに同ターミナルを発車する。ターミナル乗り入れ使用料は札幌駅バスターミナルと同額の1回につき1台120円と決められた。
地下鉄乗継割引をスタート! (1982年3月21日)
中央バスは地下鉄東西線の白石〜新さっぽろ間が開業する21日から札幌市内の定期以外の普通運賃にも地下鉄乗り継ぎ料金を初めて適用する。
導入されるのは地下鉄麻生、平岸、白石、南郷18丁目、大谷地各駅に接続する路線で、通常はバス・地下鉄ともに25%ずつ割り引くが、同社が市交通局に同調しなかったため普通運賃でも地下鉄分だけ25%割り引く"変則的な"地下鉄乗り継ぎ料金が適用される。このため市営バスと比べると30円ほど割高になるとあって利用者からは不満の声が出ているが、中央バス側の説明では「東西線延長で6億1千万円の減収となるが、市交通局は移譲路線を2路線にとどめ、2億4千万円相当の補償しかしていない。これではバスの25%割引に踏み切れない」と話している。中央バスの乗り継ぎ指定駅や路線などは次の通り。
【乗り継ぎ指定駅&接続路線】
- 麻生駅=北01・北02・北03屯田線(屯田ターミナルまで)、北04・北14新琴似線(新琴似8条16丁目まで)、北05新琴似6番西線(屯田ターミナルまで)、北06丘珠線(航空管制センターまで)、北34・北35篠路駅前団地線(篠路駅前団地まで)、北10花川南団地線(4番第8横線まで)、花畔団地線(同)
- 平岸駅=東50平岸線(月寒ターミナルまで)、東51平岸線(中央通10丁目まで)、東89羊ヶ丘線(展望台入口まで)
- 白石駅=東77月白線
- 南郷18丁目駅=東62北野線、東63大谷地線、東85・東86清田団地線
- 大谷地駅(※停留所名は大谷地ターミナル)=東88真栄団地線、平岡・里塚線
【乗り継ぎ方法】 ※資料協力/各駅倉庫さん
- バスから地下鉄へ乗り継ぐ場合はバス車内で大人210円、小人110円を支払い乗継券を受け取るが回数券は利用できない。ただし7/1の料金改定以降は大人220円、小人120円にアップする。
- 地下鉄からバスへ乗り継ぐ場合はバス車内で乗継券と大人30円、小人20円を支払うが回数券は利用できない。7/1の料金改定以降も変更はナシ。
道内初!2階バスお目見え (1982年4月)
中央バスはこのほど西ドイツ・ネオプラン社に特注した同社初の2階建てバスを1台購入、6月からはじまる「'82北海道博覧会」の観客輸送の"目玉"として登場させる。
バスは長さ12㍍、幅2.5㍍、高さは3.8㍍。一般の大型観光バスより50㌢高く、タイヤは後輪2輪の2軸構造になっている。ボディーは銀色と白地に赤、青のラインが入った特別カラー。床には赤いじゅうたんを敷き詰め、冷蔵庫や給湯設備も兼ね備えた豪華版。価格はザッと7,500万円と、通常の大型観光バスの約3倍。定員は1階が22人、2階が52人の計74人となっている。
2階バスは国内では東京、大阪ほか5都市で計20台が路線・観光用として走っているが、道内では初めてお目見えする。この豪華バスは道博終了後、札幌〜天狗山、茨戸など札幌近郊の観光貸切バスとして活用するプラン。
超特急のぼりべつ号をスタート! (1982年6月10日)
中央バスは10日から札幌〜登別温泉間の一部路線を変更し、座席予約制の"超特急バス"を初めて運行する。現在、北広島IC〜恵庭IC間を高速道路経由で運行する札幌〜登別温泉間特急バス5往復のうち1往復を北広島IC〜苫小牧西IC経由の直行便に振替え、同区間を2時間で結ぶ超特急「のぼりべつ号」を新設する。
バスは登別温泉発9:30、札幌発14:30の各1本ずつ。冷房付きのデラックスバス(フルデッカー車)を使用し、運賃は従来の特急バスより100円高い片道1,200円。同号の運行開始にともない現行の特急バスは1往復減らし、また札幌〜苫小牧間のビジネス特急は1往復ふえる。
【停車停留所】
- 札幌駅前ターミナル 札幌ターミナル(往路のみ) 北1条(復路のみ) 南1条(同) 中央通10丁目〜(北広島IC―苫小牧西IC経由)〜白老 登別温泉 (114.2㌔、所要2時間9分)
- 札幌〜中央通10丁目間は札幌発が乗車のみ、登別発は降車のみ(白老は乗降とも可能)
資料協力/各駅倉庫さん
'82道博シャトルバス (1982年6月12日)
中央バスは6/12〜8/22まで道立産業共進会場(札幌市豊平区)とその周辺敷地で開かれる「'82北海道博覧会」の期間中、道博会場と札幌駅前(東急デパート前、そごうデパート前)、地下鉄各駅を結ぶ臨時シャトルバスを運行する。
このうち、札幌駅前〜道博会場間には同社自慢の西ドイツ・ネオプラン社製2階バス「ドリームサッポロ1号」「同2号」の計2台を1日7往復走らせ、イベントを盛り上げる。車両は展望のよい2階建て、車内電話、ラジオ、マルチチャンネルシステム、大型冷蔵庫、湯沸し器などを備えた超豪華バス。
(道博の目玉、2階バス「ドリームサッポロ」)
【札幌駅前〜国道36号線〜道博会場】(2階バスで運行)
- 札幌駅前(東急デパート前)発8:00 9:00 10:50 ★12:20 ★13:50 15:20 16:45 (★印便はそごうデパート東出入口発)
- 道博会場発8:40 10:05 11:35 13:05 14:35 16:05 17:25
- 所要30分、全席指定、片道大人250円、小人130円。道博記念乗車券(130円券、5枚組ケース入り)は650円。
【札幌駅前〜国道36号線〜道博会場】
- 札幌駅前(東急デパート前)発 平日8:15〜(15分間隔)〜15:00、日祝8:20〜(10分間隔)〜15:00
- 片道大人130円、小人70円
【地下鉄平岸駅〜環状線〜国道36号線〜道博会場】
- 平岸駅発 平日9:00〜(20分間隔)〜15:00、日祝8:45〜(15分間隔)〜15:00
- 片道大人130円、小人70円
【南郷13丁目駅〜道博会場】
- 南郷13丁目駅発 平日8:40〜(15分間隔)〜15:40、日祝8:40〜(10分間隔)〜15:40
- 片道大人130円、小人70円
資料協力/各駅倉庫さん
市バス2路線を中央バスに移譲 (1982年6月25日)
中央バスは25日から[北74]新琴似6条線(地下鉄麻生駅〜新琴似6条16丁目)、[北77]篠路線(同〜篠路小学校前)の2路線をスタートさせる。
地下鉄東西線延長で年間6億1千万円の減収になる中央バスへの補償として札幌市交通局から移譲されたものだが、市交通労組が昨年9月から地元住民を巻き込んで猛反対、4月26日にようやく移譲協定が結ばれたものの、地下鉄東西線が延長開業する3月21日からの予定が大幅にズレ込んでいた。
両便とも市営バスと変わらぬ運行本数、ダイヤ、料金で運行されるが、乗り継ぎ料金が現行の中央バスより安くなるなど地域の負担格差が生まれており、従来の中央バス利用者からは早くも不満の声が出ている。各線の停車停留所は次の通り。
【北74 新琴似6条線】
- 地下鉄麻生駅(市営バスターミナル②のりば) 新琴似7条1丁目(新設) 新琴似6条1丁目(同) 新琴似6条3丁目(同) 新琴似6条7丁目(同) 新琴似6条10丁目(同) 新琴似6条13丁目(同) 新琴似6条16丁目(同)
【北77 篠路線】
- 地下鉄麻生駅(市営バスターミナル①のりば) 北42条東1丁目 北42条東3丁目 北42条東8丁目 北45条東8丁目(新設) 北49条東8丁目(同) 太平西部(同) 太平中央(同) 北光団地前(同) 太平北部(同) 篠路駅 篠路小学校前
運賃改定による変更 (1982年8月1日)
中央バスなど道内私バス21社と函館市営バスは1日から一斉に運賃を値上げする。人件費、燃料費など輸送コストの上昇、過疎化による利用者の減少などがおもな理由。このため中央バスと競合路線を持つ全日空の北都交通、国鉄バス、札幌市営バスの一部(滝野線、発寒線)も調整値上げするが、札幌市内線は市交通局と同調して行うため現行のまま据え置く。路線バスの一斉値上げは1980年8月以来ほぼ2年ぶり。これにあわせて中央バスは停留所の名称変更なども行う。
【改正点】
- 中央バスの値上げ率は10.0%(申請は13.4%)。
- 一般路線の対㌔基準賃率(1㌔ごとの料金)は14円60銭→16円80銭に引き上げ、初乗り運賃は80円→90円にアップする。
- 市営地下鉄との乗り継ぎ定期運賃がアップするのは花畔団地線(麻生駅〜花畔)の花川南7条5丁目以遠、および同8条3丁目以遠と茨戸線(麻生駅〜石狩高校)の茨戸ハワイランド以遠の、ともに㌔当たりの賃率を決めた区間。
【おもな新料金】
- 札樽線(札幌ターミナル〜小樽駅前間)350円→380円、江別線(同〜江別ターミナル間)270円→310円、広島線(同〜広島市街間)290円→330円、手稲線(同〜手稲駅前間)210円→240円、千歳線(同〜千歳ターミナル間)460円→520円、日航線(札幌駅前ターミナル〜千歳空港間)600円→700円。
【停名変更】
- 「新札幌団地入口」⇒「花川南9条5丁目」 北10花川南団地線、花畔団地線
- 「太平4番」⇒「篠路1条5丁目」 北34篠路駅前団地線
- 「北野ターミナル」⇒「北野7条5丁目」 東63大谷地線、東73南郷・大谷地線、東88真栄団地線
- 「厚別北通」⇒「北野5条2丁目」 東62北野線、東85・東86清田団地線
- 「北野中央」⇒「北野3条2丁目」 同上
- 「三里塚」⇒「桂台団地」 札栗線、広島線、千歳線
- 「篠原病院」⇒「中央1丁目」 札栗線
- 「信濃3丁目」⇒「富士町」 千歳市内線
【新設停留所】
- 烈々布会館前(太平中央〜北光団地前間) 北77篠路線
- 大谷地駅前通り(大谷地ターミナル〜北野7条5丁目間) 平岡・里塚線、東88真栄団地線
- 北野6条2丁目(栄通18丁目〜北野5条2丁目間) 東62北野線、東85・東86清田団地線
- 里塚中央(真栄団地入口〜三里塚小学校間) 苫小牧線、千歳線
【増設停留所】
- 「千代田町3丁目」 千歳・三川線 ※市内、東千歳、長都線は停車しない
清田団地線の経路変更など (1982年10月1日)
1日から札幌市内線を次の通り変更する。
- 東85・東86清田団地線(南郷18丁目駅〜南町7丁目・清田団地)=新道開通に伴い経路を国道36号から清田通りに変更する。
【旧】北野〜清田団地入口〜清田中学校通
【新】北野〜静修短大前(清田通りに増設)〜清田中学校通
- 東75白石線(札幌駅前〜月寒中学校経由〜白石駅前)、東77月白線(月寒ターミナル〜地下鉄白石駅経由〜白石駅前)=経由表示を「白石区役所経由」に改める。
資料協力/各駅倉庫さん
冬ダイヤ改正による変更 (1982年12月1日)
1日から冬ダイヤに切り替わり、篠路駅前団地線、新琴似線の一部など3路線で3系統を新設する。
【札幌市内線】
- 北36篠路駅前団地線(札幌ターミナル〜東8丁目通〜篠路駅前団地)=21日から新設。1日11往復、片道160円。
【停車停留所】札幌ターミナル〜(北34・北35と同じ)〜北46東1 北45東4(新設) 北45東8 北49東8 太平6条4丁目(新設) 太平8条4丁目 太平11条5丁目 篠路1条4丁目(新設) 篠路3条4丁目(新設) 生協マーケット前 簡易郵便局前 篠路駅間団地 (所要35分)
- 北04新琴似線(地下鉄麻生駅〜新琴似8条16丁目)=うち8往復を「1番第5横線」まで約1㌔延長し「2番第5横線」「1番第5横線」の2停留所を新設。
- 平岡・里塚線(大谷地ターミナル〜平岡1号通)=朝夕折返し便を4往復新設。
【郊外線】
- 千歳市内線、東千歳線、長都線=仲の橋通沿いの「千代田町3丁目」は混雑緩和のため廃止。ただし千歳、支笏湖、三川各線はこれまで通り停車する。※情報/各駅倉庫さん
【増便】
- 東62北野線(南郷18駅発着便)、東63大谷地線(同)、西151手稲線、北74新琴似6条線、北77篠路線
中央バス石狩営業所移転 (1982年12月1日)
中央バスは1日付で石狩町親船町にある石狩営業所を8.3㌔札幌よりの同町花畔村96番地に移転する。同営業所の管轄は花畔団地線、手稲線など主に札幌近郊線だが、現在地だと回送距離が長くなるため燃料代もかかり、札幌側に移転することで運転時間も短縮され、人件費削減にもつながることから移転に踏み切った。新営業所は約3万平方㍍の広大な敷地に45台収容の車庫をもつ。
夏ダイヤ改正による変更 (1983年4月10日)
10日から夏ダイヤに改正する。
【札幌市内線】
- 南102滝野線(真駒内駅〜厚別の滝系統)=1往復新設。
- 北74新琴似6条線、北77篠路線、東85・東86清田団地線(南郷18丁目駅発)=いずれも最終便を延長。
- 北03屯田線、北05新琴似線、東62北野線、東88真栄団地線など12路線を増便。
- 有明線=道立真栄高校開校に伴いスクール便を新設。大谷地ターミナル〜真栄高校(3往復)、月寒ターミナル→真栄高校(登校時3便)、真栄高校→真栄(下校時3便)の3系統。
【郊外線】
- 千歳空港連絡バス・日航線(札幌〜月寒経由〜千歳空港)=11日から「月寒東1条19丁目」「月寒ターミナル」の2停留所を増設。
【銀嶺】特急せたな号をスタート! (1983年5月1日)
貸し切りバス会社の銀嶺バス(本社・札幌)は、1日から札幌〜瀬棚間を結ぶ定期観光バス「特急せたな号」を運行開始する。雷電、寿都、島牧を経由して1日1往復を通年運行する。
札幌の発着場所は北2西3法華クラブ(旧ホテルニューミヤコシ)前、瀬棚は瀬棚港フェリーターミナルとなり、所要時間4時間50分。定員は40人。料金は大人片道4700円、小人2800円と小樽経由の国鉄列車(特急座席指定)より400円安いうえ、バスのほうが30分ほど早く着く。予約と問い合わせは東日本フェリー事務所と末広食堂(瀬棚町本町5区)まで。
【運行ダイヤ】
◇札幌発(法華クラブ前)8:30→瀬棚港フェリーターミナル着13:20
◇瀬棚港フェリーターミナル発14:40→札幌着19:30
スーパー事業に中央バス進出!! (1983年7月1日)
かねてから流通部門への進出をネラっていた中央バスは1日、同社寮跡地の札幌市西区二十四軒3条7丁目にスーパー第1号店「MOT(モット)琴似店」をオープンする。同社が今年3月から建設を進めていたもので、経営は中央バスの子会社「中央バス観光商事」(小樽市)が請け負い、大手スーパーの西友ストアーと業務提携し、将来は道央圏でのチェーン展開も視野に入れている。
店舗は大店法の規制をうけないミニ・スーパーで、鉄骨造り3階建て延べ1,839平方㍍、敷地面積は2,880平方㍍。このうち485平方㍍が売り場となり、主に食料品を中心に取り扱う。営業は午前10時〜午後10時まで年中無休。屋外に40台の無料駐車場と50台の駐輪場が設けられる。
一方、中央バスの小売業進出に対し、北海道商店街振興組合連合会(道商連)からは「業界秩序を乱す」と反発の声も上がっており、最近増えつつある24時間営業のコンビニエンスストアーなどの新勢力とともに道内小売業界にとっては今後波紋を呼びそうだ。
ていねプール行きバスの変更 (1983年7月9日)
中央バスは昨年オープンしたていねプール行きの臨時バス、花畔線(手稲駅北口〜手稲プール〜花畔団地)を7/9〜8/31まで毎日5往復運行する。昨年は「南3線」までだったが、これを延長しプール利用客の便をはかる。
『 '83夏休みこども博』連絡バス運行 (1983年7月24日)
道立産業共進会場で7/24〜8/21まで開かれる'83夏休みこども博「くじらと海のものがたり」の期間中、中央バスは札幌駅前(東急デパート南口)、地下鉄東西線南郷13丁目駅から共進会場までの連絡バス(有料)を15〜30分おきに運行する。札幌駅前発着は平日10往復、日祝15.5往復、地下鉄南郷13丁目駅発着は平日9.5往復、日祝11往復。
札幌市内バス専用レーン延長 (1983年9月19日)
道警交通規制課は19日から次の通り、札幌市内の国道5号線と国道230号線でバス専用通行帯を延長する。専用通行帯は都心へ向かう左側車線で、バス(自家用を含む)、実車のハイタク、二輪車、軽車両のみ通行できる。時間は日祝を除く午前7:00〜9:00まで。規制時間中は駐停車も禁止となる。
【バス専用通行帯の延長区間】
- 国道5号線=札幌市西区手稲本町2-2〜同区手稲宮の沢49-4間(3.74㌔)
- 国道230号線=札幌市南区南36西11〜同市中央区南30西11間(1㌔)
停留所の名称変更 (1983年10月1日)
1日から札幌市内の停留所名を変更する。
【停名変更】
- 「寿楽園」⇒「中央通11丁目」 東50平岸線、東63大谷地線、東77月白線、東80月寒本線ほか
- 「新琴似8条16丁目」⇒「中央バス自動車学校前」 北04・北14新琴似線、北10花川南団地線、花畔団地線
- 「太平中央」⇒「百合が原公園前」 北77篠路線
【新設停留所】
- 真栄団地南(真栄団地〜真栄橋間) 東87有明線 ※6/20から(情報/各駅倉庫さん)
冬ダイヤ改正による変更 (1983年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【札幌市内線】
- 東70・東72南郷線(札幌駅前ターミナル〜南郷営業所)=5年前、始終点を札幌駅前ターミナル(そごうデパート1F)に移転したが、再び札幌駅前(富士銀行前)に戻す。
- 東75白石線(札幌駅前〜白石駅前)=経路を白石・中の島通り(新道)に切り替える。東76南白線(白石中学校前〜白石駅前間)、東77月白線(南郷通2丁目〜白石駅前間)も同じ。
【旧】月寒中学校前〜南郷橋〜白石区役所〜白石中央〜技術試験場〜白石駅前
【新】月寒中学校前〜南郷橋(移設)〜アサヒビール工場前(増設)〜白石区役所(移設)〜保健所前(新設)〜白石中央(往路は移設)〜技術試験場(同)〜白石駅前(移設)
- 北22篠路線(札幌ターミナル〜山口中央)=札幌駅北口経由をやめ、五番館前の「札幌駅前」停留所を北農会館前に移設する。
- 石狩新港線(地下鉄麻生駅〜石狩新港北8線6号)朝夕1往復を新設。石狩湾新港開発に伴うもの。
【停車停留所】地下鉄麻生駅前〜(花畔団地経由、全停留所停車)〜6線 石狩新港北6線4号(新設) 石狩新港北6線6号(新設) 石狩新港北7線6号(新設) 石狩新港北8線6号(新設)
- 北06丘珠線、北34・北35・北36篠路駅前団地線=麻生ターミナルのりばを1→3番に変更。
【郊外線】
- 東90札江線(札幌〜世田ヶ谷〜江別)=江別市内の経路を兵村5丁目通りに切り替え3停留所を新設。
【旧】新石狩大橋〜対雁北(廃止)〜対雁中央(廃止)〜工業団地(廃止)〜江別霊園入口(廃止)〜石狩大橋〜江別郵便局前
【新】新石狩大橋〜工栄町北(新設)〜工栄町南(新設)〜見晴台(B特急は既設)〜4番通5丁目(新設)〜3番通5丁目(増設)〜3番通4丁目〜北辰乳業前(旧雪印乳業前)〜江別郵便局前
- 東91大麻線(札幌〜大麻〜江別)=大麻駅周辺の乗り場を「大麻ターミナル」から「大麻駅前」(駅前広場側)に変更する。※大麻ターミナルは廃止
- 千歳線(札幌〜千歳)=現行の急行便をやめ、ビジネス特急を千歳発10→16本、札幌発8→13本に大幅に増やす。料金520円は変更ナシ。
【停名変更】
- 「雪印乳業前」⇒「北辰乳業前」 東90札江線、当江線、江別・月形線、江別市内線
- 「社宅前」⇒「江北」 江別・月形線
- 「帝麻」⇒「総合体育館前」 江別・月形線
【夕鉄バス】(12/20改正)
- 新さっぽろ駅に乗り入れる快速便18往復を普通便に切り替え、これまでノンストップだった酪農学園〜野幌橋間の8停留所に全便が停車する。この快速便は地下鉄東西線の白石〜新さっぽろ間が開通した1982年3月20日に増発されたが、これまで国鉄バスとの路線競合の問題で停留所を設置できなかった。
資料協力/各駅倉庫さん
【道南】札幌―室蘭間特急バスをスタート! (1983年12月15日)
道南バスは15日から貸切バス方式で室蘭〜札幌間を2時間で結ぶ「ビジネス特急ファイブスター号」(定員40人)を期間限定でスタートする。
先月30日開通した道央自動車道白老〜苫小牧間(15.8㌔)を利用し、12/15〜1/15まで1日1往復し、年末年始(12/31〜1/3)は運休する。片道料金は大人1800円、小人1300円と、国鉄特急ライラック号(片道大人2800円、小人半額)をグッと下回り、所要時間も2時間とライラック号とほぼ互角。車両は同社がこの春約3,500万円で購入したデラックスバス「ファイブスター号」(定員40人)を使用し、車内にはビデオ上映やガイド嬢によるコーヒーやお茶の無料サービスもある。(★このデラックスバスは快適さと便利さが受けて平均70%の乗車率を確保し、翌年新たに免許を取って白鳥号として通年運行)
【発車時刻】
- 往路=絵鞆団地7:00→東町ターミナル7:30→(道央道)→道庁前9:30
- 復路=札幌駅前ターミナル・道庁前17:00→(道央道)→東町ターミナル19:00→絵鞆団地19:30
【北都】札幌―函館「オーロラ号」スタート! (1984年3月18日)
北都交通の子会社、北都交通トラベルサービス(本社・札幌)は18日から函館〜札幌間を結ぶ深夜直行バス「オーロラ号」を運行開始する。乗合バスの認可は取らず一般から会員を募って走る貸切バスで、こうした形態は道内では北都観光が札幌〜稚内、同〜瀬棚間で唯一運行している。同社はこれまでも函館〜札幌間に団体貸切バスを運行している。
函館、札幌のホテルをいずれも午後11時55分に発車、翌朝6時30分に到着。料金は片道4,500円(小人2,300円)、往復8,000円(同半額)で予約は1ヶ月前から。全席予約制で定員は45人。通年で運行し、客が増えれば増便も考えているという。親会社の北都交通は先月20日、函館市内定期観光バス事業を北海道バスから譲り受けている。
【運行コース】
- ホテル函館ロイヤル〜(森・ドライブイン渡島)〜(長万部・ドライブインヒデ)〜(洞爺・サイロ展望台)〜(中山峠・健民センター)〜札幌すみれホテル ※カッコはトイレ休憩(10〜15分)
夏ダイヤ改正による変更 (1984年4月10日)
10日からダイヤ改正。昨年オープンした札幌・滝野すずらん公園に2路線を延長して乗り入れる。
【札幌市内線】 資料協力/各駅倉庫さん
- 東87有明線(札幌ターミナル〜下三滝橋)=終点を4/29〜11/11まで一部「滝野すずらん公園」まで延長。
【停車停留所】札幌ターミナル〜(現行)〜下三滝橋 滝野すずらん公園(新設)
- 南102・南103滝野線(札幌ターミナル〜厚別の滝)=終点を「滝野すずらん公園」まで約1㌔延長する。4/29〜11/11までの土日祝のみ(6〜9月は毎日)運行、そのほかは「厚別の滝」止となる。※免許は昨年11月認可
- 平岡・里塚線(大谷地ターミナル〜里塚1号線西)=現行3往復に加え、大谷地ターミナル〜太洋団地入口系統を8往復新設する。
【千歳管内】
- 千歳線(札幌〜千歳)=千歳ターミナル〜島松ゴルフ場(駐車場内)、同〜輪厚ゴルフ場の2系統を新設。4月下旬〜11月上旬ごろまで各1往復する。※3/28島松ゴルフ場入口〜島松ゴルフ場間(983㍍)免許認可
- 富丘団地線(千歳ターミナル〜富丘団地)=終点を「ひばりが丘団地」まで約520㍍延長。4、5年ほど前から地域住民から延長を望む声が出ていた。
- 千歳ターミナル〜東丘間(24㌔)に住民バスを7日から運行。運行費用(年間950万円)の6割を市が、残りを地域住民らによる「バス運行期成会」が負担する道内初の定期貸し切り方式で、毎日朝夕2往復する。一応1〜2年限りの試験運行だが、将来は路線バスに移行したい考え。同地域は81年10月、三川線の幌内農協〜三川十字街間の廃止で住民から市にバス運行の陳情が出ていた。
【運行ルート】千歳ターミナル〜国道337号線〜信田温泉〜市道東丘〜泉郷線〜東丘(東部支所前)
★このバスは1986年5月から千歳相互観光バスが引き継ぎ運行
【酒井観光】札幌―静内間に特急バス (1984年4月23日)
酒井観光旅行サービス(本社・静内町)は23日から札幌〜静内間の定期特急バスをスタートさせる。静内(ホテルローレル前)発7:00、札幌発16:30の1往復で所要時間3時間。料金は大人片道3,000円、往復5,000円。
高速むろらん号をスタート! (1984年4月25日)
中央バスは札幌〜室蘭を結ぶ高速バス「高速むろらん号」を25日からスタートする。2月に同区間の運行を申請していた道南バス「白鳥号」との相互乗り入れの形で、昨年11月に開通した道央自動車道白老インターを経て、札幌〜室蘭間を約2時間半で結ぶ。中央バスの同区間特急バスは9年ぶりの再開になる。
両社とも当初5月上旬からスタートする予定だったが、新型車両が入る5月中旬以降の開始を主張する中央バスと、ゴールデンウイーク時の運行に執着する道南バスが対立、道南バスが25日から単独で"見切り発車"することを決め、中央バスも対抗上これに合わせることになった。中央バスは当面、現有車両をやり繰りして運行する。
両社それぞれ2往復、所要時間は国鉄L特急より30分ほど遅い2時間25分だが、札幌〜室蘭間の運賃は1700円と国鉄より1300円も安い。
道南バスは昨年12月から1ヶ月間、同社初のビジネス特急を運行して好評を得ており、同社はビデオ付きの豪華バス(定員40人)を使用して飲み物サービスも行う予定。運行ダイヤは次の通り。
※この特急バスは予想を上回る盛況となり、増車分も含めた開始後1ヶ月間の利用状況は道南バス5800人(乗車率80%)、中央バス4561人(同70.5%)と採算ベースをはるかに上回った
【中央バス 高速むろらん号】
- 発車時刻=札幌駅前ターミナル発9:30 16:30、室蘭ターミナル発7:20 15:30
- 停車停留所=札幌駅前ターミナル 中央バス札幌ターミナル〜(国道12号線)〜大谷地ターミナル〜(道央道)〜登別駅通 幌別本町 東室蘭 ★輪西駅前 ★母恋駅前 ★市役所前 室蘭ターミナル (★室蘭発は乗車、室蘭行きは降車のみ)
【道南バス 白鳥号】
- 発車時刻=札幌駅前発16:00 18:00、室蘭駅前発7:50 9:30
【道南】札幌―室蘭間に超デラックスバス (1984年5月24日)
道南バスは先月25日からスタートした札幌〜室蘭間の特急バス「白鳥号」向けに豪華なデラックスバスを2台購入、23日試乗会を行い、24日の第1便(室蘭発7:50)から同線に走らせる。
この"ニュー・フェイス"は1台3500万円の特注車。貸切バス向けに導入した先の「ファイブスター号」をさらに豪華にし、居住性を良くするため車体は長さ12㍍、幅2.5㍍、高さ3.25㍍と国内基準で許されている最大の規格を採用した。車内にはリクライニングシートのほか、ひじ掛けにはテーブルを内臓、ビデオや音楽、落語など4チャンネルがイヤホンで楽しめる。また長距離移動のため、車内最後部には洋式トイレが設けられている。
一方、同じ路線に「高速むろらん号」を運行する中央バスもトイレこそないが、他はほぼ同じ装備の新車を今月中旬から運行しており、両社のサービス合戦は日増しにエスカレートしている。
(写真:道南バスの超デラックスバス)
札幌市内線の運賃アップ (1984年6月1日)
札幌市交通局が1日から値上げするのに伴い、札幌市内の市バスと同じ料金エリアを走る中央、国鉄、夕鉄、ばんけい、じょうてつの各バスも同日から"同調値上げ"される。
値上げ率は平均17.2%となり初乗り運賃は1区130円→150円、2区160円→180円にいずれもアップ。ただし値上げ幅が大きいので10月30日までは1区140円、2区170円の暫定料金期間が設けられる。札幌市内線の値上げは81年11月以来約2年半ぶり。
【道南】札幌―浦河「ペガサス号」スタート! (1984年7月1日)
道南バスは4月のスタート以来、乗車率80%と好評な室蘭〜札幌間特急バスに続く第2弾として、1日から浦河〜札幌間に直通バス「超特急ペガサス号」を運行する。
浦河町老人ホーム前を6:05発、札幌駅前発17:00発の1日1往復で片道3時間45分。札幌までの運賃は浦河から2300円、静内から1800円、富川から1400円と国鉄急行のほぼ半額並み。これを祝って30日に試乗バスを運転し、浦河日赤前と同社静内ターミナルでテープカットを行い運行開始を祝福した。
これに伴い、4月下旬から酒井観光旅行サービス(本社・静内町)が運行してきた静内〜札幌間直通特急便(1日1往復)はペガサス号に吸収され、同社はことしから新たに静内から小樽、中央競馬(札幌)などへの鑑賞ツアーバスを運行する。
【停車停留所】
- 老人ホーム 日赤前 浦河一中前 荻伏市街 本桐入口 三石役場前 春立築港 東静内市街 静内(ターミナル) 病院前 節婦 厚賀第一 清畠駅前 豊郷 門別 富川市街 鵡川駅通〜(苫小牧東IC経由)〜大谷地バスターミナル(7番のりば) 札幌大通(往路のみ) 石狩会館前(往路のみ) 札幌駅前(そごうデパート1階南レーン5番のりば)
陸の孤島にバス開通 (1984年7月17日)
中央バスは17日から浜益村内線(幌〜千代志別間3往復)を浜益村千代志別から雄冬(おふゆ)まで5.7㌔延長し、これまで"陸の孤島"と呼ばれていた雄冬地区に念願の定期バスが乗り入れる。
同地区は3年前の11月、雄冬岬トンネルが完成し国道231号線が全線開通したが、同年末にトンネルが崩壊。昨年末ようやくトンネルが復旧し、去る5月15日に札幌〜留萌間が全線開通したため、村は5月半ば、住民からの要望もあり雄冬までの路線延長を中央バスに申し入れていた。
路線延長する3往復のうち、朝夕2本は滝川ゆき(滝浜線)の直行便となり、第2便は幌で札幌ゆきに乗り継ぎできる。雄冬からの運賃は、幌までが大人210円、滝川までが1,200円。ダイヤと停留所は次の通り。
【発車時刻】
- 幌発7:15 13:30 16:14
- 雄冬発7:33(滝川ゆき) 13:48 16:35(滝川ゆき)
(雄冬発、幌行きバスに乗り込む乗客)
東室蘭ターミナルOPEN!! (1984年7月24日)
4月から道南バス白鳥号と同時発車した中央バスの高速むろらん号(札幌〜室蘭間2往復)が乗車率76.3%と予想を上回る好調ぶり。このため同社はさらに2往復増やすプランを練っており、24日から道南バス東町ターミナルにほど近い明治生命ビル1階(室蘭市東町2)に東室蘭ターミナルを開設して利用客の便をはかる。ターミナルは同号の「東室蘭」バス停前にあり、待合室を設け職員2人を常駐させる。
同社はこのほか、9月から国鉄室蘭駅そばの室蘭ターミナル(海岸町2)を再オープンさせ、乗客サービス向上をはかるほか、年内には祝津地区にバス5台が収容できる大型車庫と乗務員の宿泊施設を建設するプランも固めており、札幌〜室蘭間の高速路線バスをめぐって熾烈なデッドヒートを展開している道南バスのホームグラウンド、室蘭市内の拠点造りにチカラを入れている。
(写真:中央バス東室蘭ターミナル、右が待合室)
運賃改定による変更 (1984年8月1日)
中央バスなど道内私バス25社と函館市営、国鉄バスの路線運賃は1日から一斉値上げ。国鉄列車、タクシーに続きまた道民の足が直撃されることになる。
値上げの理由は人件費、その他諸経費の増加、利用者減による収支悪化など。中央バスと競合路線を持つ札幌市営バスの一部区間(滝野線、発寒線)、夕鉄バスの札幌〜夕張間、国鉄バス、千歳相互観光バスなども調整値上げするが、札幌市内線は市交通局との同額調整により6月に値上げされており、今回は対象外。中央バスはこれにあわせて停留所の名称変更なども行う。路線バスの一斉値上げは1982年8月以来まる2年ぶり。
【運賃改定】
- 中央バスの値上げ率は6.3%、初乗り運賃は90円→100円にアップ。
- 日航線(札幌市内〜千歳空港)=現行片道900円のまま据え置く。
- 中央バスと地下鉄の乗り継ぎ定期運賃は、花畔団地線(麻生駅〜花畔)と茨戸線(麻生駅〜石狩高校)でバス料金のアップ分が値上げされる。
- 中央バスと地下鉄の乗り継ぎ料金を10円割り引く制度を実施する。対象は札幌市内で発着する路線に限られ、地下鉄駅と市外を結ぶ花畔団地線などは除外される。
【おもな新料金】
- 札幌タ〜小樽駅間380円→420円、同〜江別タ間310円→340円、同〜広島市街間330円→350円、同〜手稲駅間240円→260円、同〜千歳タ間(国道36号経由)520円→570円、同〜石狩間400円→430円、同〜輪厚間290円→310円、地下鉄麻生駅〜花畔団地間180円→200円。
【停名変更】
- 「産業学園前」⇒「道都短大前」 札栗線、札夕線、広島線(道都短大経由)
- 「中の沢」⇒「短大競技場前」 札栗線、広島線(道都短大経由)
- 「石狩営業所前」⇒「中央バス整備工場前」 石狩線 ※「札幌整備工場前」の表記もアリ
- 「南4号」⇒「石狩営業所前」 同上
- 「茨戸ハワイランド」⇒「下茨戸」 石狩線、札厚線
- 「南平台入口」⇒「手稲郵便局前」 西151手稲線・花畔線
- 「手稲小学校」⇒「手稲本町」 札樽線、札美線
- 「藻岩発電所」⇒「南33条西11丁目」 南103滝野線 ※市営バスは70年11月20日変更
- 「北の沢入口」⇒「藻岩高校前」 同上
- 「藻岩小学校」⇒「藻南公園前」 同上
- 「藻南橋通」⇒「川沿10条2丁目」 同上
- 「開拓第3団」⇒「真駒内3団」 南102・南103滝野線
【新設停留所】
- 輪厚郵便局(輪厚ゴルフ場〜クラブ前間) 広島線(輪厚ゴルフ場経由)
【増設停留所】
- 浜益農協前(柏木〜川下間) 札浜線
資料協力/各駅倉庫さん
道内初のスーパーハイデッカー!! (1984年8月10日)
中央バスは10日から高速むろらん号(札幌〜室蘭)に道内初のスーパーハイデッカー(準2階バス)を走らせる。
このバスは日産ディーゼル社に特注した4,200万円の超豪華バス。定員は36人、地上高は3.52㍍と従来の大型バスより30㌢ほど高く、また幅の広いリクライニングシートを採用してシート間隔をゆったりさせた。エンジンは国内最大の370馬力と従来のハイデッカーよりも性能が優れ、車軸数も3軸あり揺れが少ない。車体は鮮やかな淡黄色と白のツートンカラーを初採用。大型スクリーンテレビや音響システム、トイレも完備しており、快適な乗り心地が楽しめる。
同社はこの超豪華バスを目玉に「札幌〜室蘭間の乗客アップにつなげたい」と意気込んでおり、来月1日から同号を2→3往復に増やすチカラの入れようだ。
ひまわり団地線の変更 (1984年10月1日)
1日からひまわり団地線のルート、札幌市内の停留所名が変わる。
【札幌市内線】
- 北41ひまわり団地線(札幌ターミナル〜横新道〜ひまわり団地)ほか
ひまわり団地内の経路を変更。
【旧ルート】
往復とも=団地入口〜団地中央〜ひまわり団地
【新ルート】
往路=団地入口(移設)→(茨戸・福移通経由)→ひまわり団地
復路=ひまわり団地→団地中央→団地入口
【停名変更】
- 「清田中学校通」⇒「清田3条2丁目」 東85・東86清田団地線
- 「北町2丁目」⇒「清田5条3丁目」 同上
- 「北町1丁目」⇒「清田6条2丁目」 東86清田団地線
- 「界通」⇒「清田6条3丁目」 東85清田団地線
- 「南町1丁目」⇒「清田7条3丁目」 同上
- 「南町6丁目」⇒「清田8条3丁目」 同上
- 「南町7丁目」⇒「清田9条3丁目」 同上
- 「北野入口」⇒「北野2条2丁目」 東64北野中央線
- 「南北野」⇒「北野3条3丁目」 東62北野線、東64北野中央線ほか
- 「八望台団地入口」⇒「北野3条5丁目」 東64北野中央線
- 「大谷地団地入口」⇒「北野7条4丁目」 東63大谷地線、東73南郷・大谷地線
- 「東北野」⇒「北野6条5丁目」 同上ほか
- 「福住入口」⇒「福住2条1丁目」 東84羊ヶ丘線ほか
- 「福住中央」⇒「福住2条3丁目」 同上
- 「福住会館」⇒「福住2条4丁目」 同上
- 「福住橋通」⇒「福住2条6丁目」 同上
- 「あかしや団地」⇒「福住2条7丁目」 同上
- 「見晴台団地」⇒「福住2条8丁目」 同上
- 「西岡小学校通」⇒「福住2条9丁目」 同上
- 「錦ヶ丘」⇒「澄川6条10丁目」 南104真駒内線
- 「真駒内」⇒「真駒内本町」 南101空沼線、南102滝野線、札支線
- 「藻岩橋」⇒「南38条西11丁目」 南103滝野線 ※市営バスは70年11月20日変更
- 「中の島本通」⇒「中の島駅」 東50・東51平岸線、東89羊ヶ丘線
- 「美園2条7丁目」⇒「美園1条6丁目」 東70南郷線、東77月白線
- 「瑞穂神社前」⇒「苗穂町12丁目」 東90札江線、東91大麻線、札当線
資料協力/各駅倉庫さん
冬ダイヤ改正による変更 (1984年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【札幌市内線】
- 11/1から札幌市内特殊区間を1区140円→150円、2区170円→180円に引き上げ、代わりに札幌市内の地下鉄乗継割引率は5%(定期券のみ)→10%にアップする。
- 北41ひまわり団地線(札幌ターミナル〜横新道〜ひまわり団地)=3往復を「あいの里」まで1.3㌔延長し、あいの里ニュータウンに初めて乗り入れる。
【停車停留所】札幌ターミナル〜(中略)〜団地入口(往路再設) 団地中央(同) ひまわり団地(同) あいの里2条2丁目(新設) あいの里2条3丁目(新設) あいの里(新設)
※「あいの里」=現あいの里教育大駅前付近
- 北34・北35・北36篠路駅前団地線(札幌ターミナル〜篠路駅前団地)=終点「篠路駅前団地」を290㍍先に移し、現「篠路駅前団地」は「篠路9条5丁目」に改称する。
- 北10花川南団地線、北21・22ひまわり団地線、北26丘珠線=下り線のコースが変わり「北1条」停留所は廃止する。
【旧】札幌ターミナル→(西3丁目)→札幌駅前
【新】札幌ターミナル→(東2丁目)→(北5条)→(西2丁目)→(北4条)→札幌駅前
- 平岡・里塚線(大谷地ターミナル〜太洋団地入口)=終点を「上野幌ベニータウン」まで延長。
- 地下鉄麻生駅のりばを変更。石狩高校行きスクール便は1→0番(新設)、花畔団地線(花川南3丁目経由)は2→1番にかわる。
【郊外線】 ※資料協力/各駅倉庫さん
- 千歳線(札幌〜千歳)=「ビジネス特急」の名称が「特急」に変わり「快速」の称号は廃止する。
- 三川線(千歳ターミナル〜幌内農協)=経路変更。
【旧】千歳ターミナル〜千歳橋〜錦町十字街〜千代田町3丁目〜千歳駅前
【新】千歳ターミナル〜朝日町4丁目〜市役所前〜仲の橋通り〜千歳駅前
【スキーバス】
- 千歳ニセコ号(千歳空港〜ニセコ間)=1往復新設。10/5開通した美笛峠の通年運行化に伴うもので、運行期間は12/15〜4/7。運賃は1,800円。このほか道南バスが12/21〜3/31まで千歳空港〜ひらふスキー場間を1往復する。
【運行コース】
【往路】千歳空港→(美笛峠)→(236号)→アンヌプリスキー場→東山スキー場→ひらふスキー場
【復路】アンヌプリスキー場→ひらふスキー場→千歳空港
【増便】
- 北03屯田線(麻生駅発着)、北36篠路駅前団地線(麻生駅発着)、北77篠路線、花畔団地線、東85・東86清田団地線
夏ダイヤ改正による変更 (1985年4月10日)
中央バスは10日から夏ダイヤに改正する。ただし高速バスは1日から改正する。
【高速バス】(4/1から)
- 高速とまこまい号(札幌〜苫小牧)=7往復を新設。札幌南IC〜苫小牧東IC間は高速道路を利用し、現行の特急バスより30分スピードアップ。所要時間1時間20分。北広島IC〜恵庭IC経由の特急バスは廃止する。このほか道南バスも同日から札幌〜苫小牧間に高速バス(ハスカップ号)を6往復走らせる。
【停車停留所】札幌駅前ターミナル 北2条西3丁目(復路のみ) 札幌ターミナル 大谷地ターミナル〜(道央道)〜緑小学校前 苫小牧ターミナル 苫小牧駅前(サンプラザ北側に新設) 苫小牧フェリーターミナル(経由便のみ)
- 高速のぼりべつ号(札幌〜登別温泉 2往復)=現行の国道36号線、道央自動車道(北広島IC〜白老IC)経由を国道12号線、札幌南IC経由に切り替え「大谷地ターミナル」に停車する。往路は苫小牧市内経由となる。
【停車停留所】札幌駅前ターミナル 北2条西3丁目(復路のみ) 札幌ターミナル 大谷地ターミナル 緑小学校前(往路のみ) 苫小牧ターミナル(往路のみ) 苫小牧駅通(往路のみ) 登別駅通 登別温泉
【札幌市内線】
- 東61月寒東線(札幌駅前〜月寒2条線〜東北通南)=終点を「南郷営業所」に変更し「東月寒橋」「東北通」「東北通南」の3停留所を廃止。
- 南101空沼線(札幌ターミナル〜空沼登山口)=空沼登山口18:35発便のみ「真駒内駅」終点となる。
- 札浜線(札幌ターミナル〜幌)=1往復を「雄冬」まで延長。ダイヤは札幌発8:40、雄冬発15:00。
【停車停留所】札幌ターミナル〜(現行)〜幌 床丹 千代志別 雄冬
- 西151手稲線(手稲駅北口〜南4線)=一部便を「花川北3条1丁目」まで延長、花川地区に乗り入れる。
【新設停留所】
- 月寒東3条10丁目(月寒東2条9丁目〜共進会場間) 東61月寒東線
- 拓北小学校(団地入口〜ひまわり団地間) 北21ひまわり団地線
【増便】
- 高速むろらん号(3→4往復)、東84羊ヶ丘線、花畔団地線(花川南5丁目経由)、篠路駅前団地線、南101空沼線(真駒内駅〜常盤小学校系統)
上野幌地区でバス戦争 (1985年4月13日)
新興住宅地として人口が急増している上野幌ベニータウン(札幌市白石区)へのバス乗り入れをめぐって中央バスと国鉄バスが激しいツバ競り合いを繰り広げている。
上野幌地区はベニータウンのある国道274号線南側を中央バス、北側を国鉄バスが営業しているが、ベニータウンから新札幌駅への直通バスがないうえに本数も少なく住民らは不便を強いられている。これを解消しようと中央バスが1983年11月、大谷地駅からベニータウンを循環して折り返す6便、国鉄バスが現行64便のうち16便をベニータウンに迂回する路線を道運輸局に申請、また昨年6月には中央が新札幌駅〜厚別中央通り〜ベニータウンを循環して折り返す23便、国鉄が新札幌駅〜厚別中央通り〜厚別営業所間に30便の新設を同局に申請したが、いずれも競願のため暗礁に乗り上げている状態―。
これに対し、道運輸局では双方の話し合いによる円満な解決を求めているが、国鉄側は274号線〜新札幌駅間は国鉄の営業エリアだとして既得権を主張、中央バスも「ベニータウン開発の先行投資として5年前から平岡・里塚線を運行しており、当社が新路線運行の権利をもつ」と互いに譲らず、申請から1年半たったいまも運行のメドがサッパリ…。ベニータウンを含む上野幌町内会住民らは12日、国鉄バスの早期運行を道運輸局に陳情したが「いつになったらバスが走るのか―」と住民不在の争いにイラ立ちを募らせている。
上野幌地区に新路線 (1985年5月18日)
中央、国鉄両バスの競願になっていた上野幌地区のバス問題がこのほど決着、双方とも18日から新路線を運行する運びとなった。
新設するのは国鉄バスが札幌駅〜新札幌駅〜大洋団地入口〜厚別営業所前、新札幌駅〜厚別中央通り〜厚別営業所など4路線、計49往復。中央バスが新さっぽろ線(新さっぽろ駅〜上野幌ベニータウン〜里塚1号線西)を12往復新設するほか、現行の平岡・里塚線(大谷地ターミナル〜上野幌ベニータウン〜里塚1号線西)のうち大谷地ターミナル〜上野幌ベニータウン間を14.5往復に増強し、全便ベニータウン止めとなる。
【新さっぽろ線 停車停留所】
- 新さっぽろ駅前 共栄小学校前(新設) 厚別南5丁目(新設) 雇用促進住宅入口(上野幌から名称変更) 太洋団地入口 上野幌中央公園 上野幌ベニータウン 東栄通(新設) 里塚1号線中央 今井牧場前 里塚1号線西 (5.7㌔、所要17分)
【道南】室蘭―千歳空港間に高速バス (1985年11月1日)
道南バスは1日から航空機利用客にマトを絞り、室蘭〜千歳空港間に高速バス「高速はやぶさ号」を新設する。先月18日の道央自動車道登別東インター開通に伴うもので、来年5月5日まで1日2往復の季節運行。所要時間は1時間40分。運賃は片道1300円と国鉄L特急より割安。このほか、同区間に所要時間2時間40分の一般国道経由(運賃同じ)を3.5往復新設する。
初日の乗客は室蘭発の2便を合わせてわずか17人と振るわなかったが、同社は「PRが足りないため―」と今後の誘客作戦に力を入れる。
冬ダイヤ改正による変更 (1985年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【札幌市内線】
- 北41ひまわり団地線(札幌ターミナル〜ひまわり団地〜茨戸園)=ひまわり団地〜茨戸小学校間を茨戸・福移通り経由に切り替え「第3伏籠橋」は廃止する。
【旧】ひまわり団地(時計回り循環)〜(中略)〜第3伏籠橋〜茨戸小学校〜茨戸園
【新】団地入口(増設)〜団地中央(増設)〜ひまわり団地(増設)〜拓北小学校〜茨戸小学校(右岸通に移設?)〜茨戸園 ※団地入口〜茨戸福移通間の経路は廃止
★このほか86〜87年ごろ茨戸福移橋〜伏籠橋(茨戸小学校)間を伏籠川左岸通から同右岸通に変更
資料協力/各駅倉庫さん
【郊外線】
- 北広島駅西口に上屋の付いたバス待合所が今月末にも完成予定。中央バスと広島町が1,200万円を出し合い、駅前ロータリーにある停留所を強化プラスチックで覆う。上屋は長さ44㍍、幅3㍍、高さ2.3㍍。カマボコ型をした茶色い半透明のしゃれたデザイン。
石狩街道14年ぶり対面交通 (1985年12月13日)
新しい幹線道路「創成川沿道路」が12日全面開通するため、13日から中央バスの各バスルートが切り替わる。
北34条以南は創成川を挟んで西1丁目通りが北進、東1丁目通りが南進、北34条以北は両方向とも東1丁目通りの対面交通になっているが、切り替え後は西1丁目通りの北進路をまっすぐ進み、新しい南進路が北45条〜北13条間の創成川東側に開通する。この結果、東1丁目の石狩街道(北13条〜北34条間)は14年ぶりに全線で対面交通となる。
【経路変更】
- 屯田(北31〜33)、丘珠(北26)、篠路駅前団地(北34〜36)、ひまわり団地(北41)の各線=往路は創成川沿道路を北15条から右折、石狩街道に入り北進する。
- 北10花川南団地線=往路は同道路を北38条で左折、復路は石狩街道を経由する。
- 札浜線、厚田線=往復とも同道路経由で運行。
- 石狩、生振、茨戸(北40)の各線=往路は同道路、復路は石狩街道を経由する。
【移設停留所】
- 「北栄中学校」 ※北進のみ札幌新道から創成川通へ移設
【増設停留所】
- 「北42条東1丁目」「北46条東1丁目」 ※北進のみ創成川通りに新設
大谷地直行の空港連絡バススタート! (1985年12月25日)
中央バス、北都交通の両社は25日から千歳空港連絡バス(札幌〜千歳空港)を一部再編し、地下鉄大谷地駅〜千歳空港間に直行便を設ける。これによって空港ゆきバスは片道172便に増強され、両社とも5年前の国鉄千歳空港駅開業によって落ち込んだ利用客の巻き返しをはかる。
【中央バス・北都交通】
- 大谷地ターミナル(地下鉄大谷地駅)〜札幌南IC〜千歳空港間の直行便を新設。中央・北都合わせて1日40往復走らせ、所要時間35分。運賃は大人600円(小人半額)。
- 札幌都心〜国道12号線・大谷地ターミナル経由〜千歳空港系統は廃止。
【中央バス】
- 札幌都心〜(高速・北郷インター経由)〜千歳空港系統を新設。北郷IC〜千歳ICは高速道路を利用して1日20〜30往復運行、所要時間60分。
【往路】札幌駅前ターミナル⇒ホテルニューオータニ⇒日航・東亜札幌支店⇒グランドホテル⇒(国道275号・同274号・道央道)⇒千歳空港
【復路】千歳空港⇒(道央道・国道274号・同275号)⇒札幌駅前ターミナル⇒日航・東亜札幌支店⇒グランドホテル⇒京王プラザホテル
【北都交通】
- 札幌都心〜国道12号〜札幌南IC経由〜千歳空港系統を新設。所要時間60分、運賃は片道大人700円(小人半額)。
平岡ニュータウン線をスタート! (1985年12月27日)
中央バスは27日、宅地開発ラッシュで人口が急増する札幌・平岡地区に平岡ニュータウン線(大谷地ターミナル〜平岡ニュータウン)を新設する。1日9往復、所要時間13分。これまで平岡北団地を経由していた大谷地〜平岡1号通・三里川間2路線も一部経路が変わる。
【運行系統】
- 大谷地(タ)〜平岡2号線西〜平岡2号線北〜平岡ニュータウン
- 大谷地(タ)〜平岡2号線西〜平岡2号線北〜平岡ニュータウン〜平岡1号通
- 大谷地(タ)〜平岡2号線西〜平岡1号通〜三里川
【平岡ニュータウン線 停車停留所】
- 大谷地ターミナル 大谷地駅前通 北野7条5丁目 北野6条5丁目 平岡2号線西(移設) 平岡2号線中央 平岡2号線北 平岡ニュータウン入口(新設) 平岡ニュータウン中央(新設) 平岡ニュータウン(新設) 平岡1号通 (所要15分)
【廃止停留所】
- 平岡北団地(大谷地駅前通〜平岡2号線北間)
資料協力/各駅倉庫さん
冬季アジア競技大会輸送 (1986年3月1日)
札幌を舞台に3月1日〜8日まで催されるスポーツの祭典「第一回冬季アジア競技大会」にあわせ、中央バスは期間中に延べ360台の貸切バスを動員して選手、大会関係者の輸送を行う。
選手送迎のため、選手村・大会関係者の宿泊施設、プレスセンターと各会場間に循環バスを運行するほか、地下鉄真駒内駅〜西岡距離競技場・真駒内自衛隊射撃場間に連絡バスを運行する。
夏ダイヤ改正による変更 (1986年4月10日)
10日から夏ダイヤに切り替わる。
【高速バス】
- 高速ちとせ号(札幌〜千歳IC〜千歳駅前)=2往復を新設。従来の恵庭IC経由の特急便より約10〜15分短縮となり、所要時間は約1時間。料金は片道大人570円。これを記念して10日、始発便にあわせ千歳駅前で開通式を行う。
【停車停留所】札幌駅前ターミナル 北2条西3丁目(復路のみ) 札幌ターミナル 大谷地ターミナル〜(札幌南〜千歳IC経由)〜千歳ターミナル 錦町十字街 千代田町3丁目 千歳駅前
- 高速のぼりべつ号(札幌〜登別温泉)=登別東IC経由の一部便を除き、苫小牧市内の経路が苫小牧駅前(サンプラザ前)経由に変わる。
【札幌市内線】
- 手稲・麻生線(手稲駅北口〜南4線〜地下鉄麻生駅前)=6往復を新設。片道27分。
- 北36篠路駅前団地線(東8丁目通経由)=大幅増便。
- 北34(太平団地経由)=減便。
- 南101空沼線、南102滝野線=札幌ターミナル発着便が全便「地下鉄真駒内駅」経由になる。
【郊外線】
- 北広島団地線(広島市街・北広島駅〜中央通経由〜山手町4丁目)=山手町6丁目〜同4丁目間をタウン内経由に切り替え「山手町5丁目」「山手町3丁目」を新設。※この経路変更によって地域住民らが「生活環境が悪化する」とバス運行に猛反対、町を巻き込み住民同士の対立に発展した。
- 石狩町内線(石狩〜母子会館前)=1往復のみ終点を「母子会館前」から「トーメン団地」まで延長。時刻はトーメン団地発7:41、石狩発15:25(土曜は12:16)、日祝は全便運休。
【新設停留所】
- 篠路2条4丁目(篠路1条4丁目〜篠路3条4丁目間) 北36篠路駅前団地線(情報/各駅倉庫さん)
千歳空港―洞爺湖温泉線スタート! (1986年6月1日)
中央、道南両バスは1日から千歳空港〜洞爺湖温泉間(98.6㌔)に夏期間限定の新路線をスタートさせる。洞爺湖温泉協会や沿線市町村、産業団体などが観光客アップをあてこみ、以前から陳情していたもので、一昨年秋に開通した美笛峠の新ルートを経由し、6/1〜10/10までの季節運行で両社とも1日1往復する。
車両はテレビ、ビデオ、トイレなどを装備した45〜50人乗りロマンスシートのデラックスバス。千歳発は千歳〜モーラップ間が乗車のみ、美笛〜洞爺湖温泉間は降車のみとなり、千歳ゆきはその逆。また道南バス便は支笏湖温泉街には停まらないため、所要時間は中央が2時間15分、道南が2時間5分。料金は大人片道1,800円。
このほか道南バスのみ、同区間にオロフレ峠経由の新規路線を6/1〜10/19まで1日2往復運行する。所要時間は2時間50分、料金同じ。
【停車停留所】
- 千歳空港 千歳駅前 錦町十字街 支笏湖畔(中央バスのみ) モーラップ シシャモナイ 美笛 大滝 優徳 北湯沢 久保内 滝の町 昭和新山登山口 東町 元町 中央通(復路のみ) 桜町 洞爺湖温泉
※シシャモナイ〜洞爺湖温泉間はいずれも新設停留所
【発車時刻】
- 千歳空港発11:00(中央) 15:00(道南)、洞爺湖温泉発9:30(道南) 14:30(中央)
高速ちとせ号が恵庭経由に (1986年6月21日)
高速ちとせ号(札幌〜千歳)は21日から恵庭市街経由に経路が変わり、これまで千歳インターから道央自動車道に入っていたのが、恵庭インターから入るようになる。このため「恵庭駅通」など国道36号線上の4停留所に新たに停車、始発停留所も千歳ターミナルに変わる。所要時間は2〜3分多くかかるようになるが、運賃や発車時間は変更ナシ。
【停車停留所】
- 札幌駅前ターミナル 北2条西3丁目(復路のみ) 札幌ターミナル 大谷地ターミナル〜(札幌南IC〜恵庭IC経由)〜茂漁(増設) 恵庭駅通(同) 自由ヶ丘団地(同) 自衛隊前(同) 錦町十字街 千代田町3丁目 千歳駅前 千歳駅前 千歳ターミナル
さっぽろ花と緑の博覧会輸送 (1986年6月28日)
世界の草花や庭園が織りなすこの夏のビッグイベント「'86さっぽろ花と緑の博覧会」が6月28日から8月31日まで札幌・百合が原公園(札幌市北区篠路町太平)で開催されるが、中央バスは期間中、札幌ターミナル〜会場間に直通連絡バス、地下鉄麻生駅〜会場間に無料送迎バス(貸切)をそれぞれ運行する。
【臨時バス】
- 札幌ターミナル〜会場間連絡バス 所要約25分、片道180円
- 地下鉄麻生駅〜会場間無料送迎バス 所要約15分、平日約10分間隔、土曜日は5〜8分間隔、日曜は約4分間隔で運行
東64 北野中央線を経路変更 (1986年7月21日)
市道北野通りの一部未通区間(白石中の島通り〜向ヶ丘通り間970㍍)がことし5月13日に開通。このため、中央バスは21日から北野中央線(東64・札幌駅前〜北野通〜平岡営業所)の中央通10丁目〜月寒東3条17丁目間の経路を北野通り経由に切り替える。
【経路変更】
- (旧)中央通10丁目〜中央通11丁目〜八紘学園前〜羊ヶ丘住宅前〜月寒東2条16丁目〜月寒東3条17丁目
- (新)中央通10丁目〜月寒東3条10丁目〜共進会場南門(新設)〜月寒東3条17丁目
資料協力/各駅倉庫さん
運賃改定による変更 (1986年8月1日)
中央バスなど道内私バス21社の路線運賃が1日から一斉にアップする。人件費・その他諸経費の増加、利用減少による収支の悪化などがそのおもな理由。競合路線を持つ国鉄、じょうてつ、札幌市営、千歳相互観光バスも競合路線に限って同調値上げされるが、札幌市内線は市交通局と同調して行うため今回は見送られるほか、札幌〜千歳空港、苫小牧、室蘭、旭川間の4区間も運賃据え置きとなる。路線バスの一斉値上げは84年8月以来2年ぶりとなり、国鉄列車の値上げに続いて市民の足を直撃することになる。
中央バスは今回の値上げにより、札幌〜小樽間など主要22区間で約4〜7%ほど割引となる往復運賃制度を新設してサービスアップに務めるほか、停留所の新設や名称変更もあわせて実施する。
【運賃改定】
- 中央バスの値上げ率は4.2%(申請4.7%)、初乗り運賃は100円→110円にアップ。
- おもな新料金は札幌ターミナル〜手稲駅(260円→280円)、同〜広島市街(350円→360円)、同〜石狩(430円→460円)、同〜輪厚(310円→320円)、地下鉄麻生駅〜花畔団地(200円→210円)など。
- 主要22区間に往復乗車券を新設する。札幌からの往復運賃は小樽840円(片道440円)、苫小牧1,800円(同950円)、室蘭3,200円(同1,700円)、岩見沢1,150円(同660円)、旭川3,200円(同1,700円)。
【経路変更】
- 千歳線(札幌〜千歳)=島松沢バイパスが一部片側開通する8月5日午前10時から「島松沢」停留所を新道側に移設。ただし地区住民の不便を考慮して当面は札幌へ向かう上り4便のみ従来の旧国道経由となる。同地区は交通量が多いうえ急坂、急カーブの連続する事故多発地帯、"魔の島松沢"と呼ばれていた。
【停名変更】
- 「豊平4丁目」⇒「豊平3条4丁目」 東60・東61月寒東線、東80月寒本線ほか
- 「共進会場」⇒「共進会場北門」 東61月寒東線
- 「藻南学園前」⇒「石山東3丁目」 南101空沼線、南102・南103滝野線
- 「藻南病院前」⇒「石山東4丁目」 同上
- 「石山4区」⇒「石山東6丁目」 同上
- 「開拓入口」⇒「常盤中学校前」 同上
- 「常盤一区」⇒「芸術の森前」 同上 ※7/26札幌芸術の森オープンによる
- 「水車町10丁目」⇒「水車町5丁目」 南101空沼線、南102滝野線
- 「ゆたか町」⇒「前田9条10丁目」 西151手稲線
- 「三晃団地」⇒「前田8条10丁目」 同上
- 「やよい団地」⇒「前田5条10丁目」 同上
- 「鉄北小学校前」⇒「前田3条10丁目」 同上
- 「手稲駅通」⇒「手稲本町1条2丁目」 同上
- 「手稲出張所」⇒「手稲本町1条1丁目」 同上
- 「西富丘」⇒「富丘2条6丁目」 同上
- 「手稲東町」⇒「手稲東」 同上
- 「聚富本通り」⇒「石狩霊園前」 厚田線
- 「野幌駅通」⇒「野幌公民館前」 江別市内線、大麻西町線
- 「野幌会館前」⇒「野幌駅通」 同上
- 「新篠津市街」⇒「新篠津農協前」 江別・月形線、当新線
- 「新篠津役場」⇒「新篠津市街」 同上
- 「中村木工前」⇒「中村前」 青山線
- 「北海少年院」⇒「大和2丁目」 支笏湖線、大和団地線
- 「花川南9条5丁目」⇒「石狩南高校前」 北10花川南団地線、花畔団地線
- 「ウトナイ」⇒「ウトナイレークランド前」 苫小牧線、登別温泉線
- 「ポロトコタン」⇒「白老コタン前」 高速のぼりべつ号、登別温泉線
【新設停留所】
- 「篠路高校」(拓北小学校〜茨戸小学校間) 北41ひまわり団地線
- 「篠路2条4丁目」(篠路1条4丁目〜篠路3条4丁目間) 北36篠路駅前団地線
- 「6号幹線通」(東米里小学校〜厚別新川橋間) 東91大麻線
- 「上新川」(厚別新川橋〜宮町西間) 同上
- 「大麻栄町」(大麻11丁目〜10丁目間) 東91大麻線、江別市内線
- 「ふれあいの森」「三滝の沢」(下三滝橋〜鱒見の滝入口間) 東87有明線
※「三滝の沢」は74年12月1日以来復活となる
- 「輪厚三愛病院前」(輪厚郵便局〜クラブ前間) 広島線(輪厚ゴルフ場経由)
【増設停留所】
- 「北電社宅」「3番通3丁目」「第3小学校」 東90札江線、江別月形線
- 「江別郵便局」「青年センター前」 東91大麻線
- 「興産社中央」 北41ひまわり団地線 ※茨戸・福移通りに設置
【廃止停留所】
- 「茨戸園」 札浜線、札厚線 ※石狩線(石狩・八幡町)などは停車
- 「診療所前」 新篠津線
登別・室蘭インター開通による変更 (1986年10月10日)
9日の道央自動車道(登別東IC〜登別・室蘭IC間)開通に伴い、中央・道南両バスは10日から登別・室蘭インター経由の札幌〜室蘭間高速バスをそれぞれ2往復増発する。中央バスは「高速むろらん号」に直行便を2往復新設。この便は「登別駅通」と「幌別本町」には停まらず所要時間は2時間5分となり、従来の登別東インター経由に比べ10分到着が早まる。また同日から高速とまこまい号(札幌〜苫小牧)も7→9往復に増発する。
【道南】国鉄富内線代替バス (1986年11月1日)
国鉄富内線(鵡川〜日高町間82.5㌔)の廃止に伴い、道南バスは1日から穂別営業所〜栄〜千歳空港駅間に廃止代替バスを新設する。国鉄第2次廃止対象路線の代替関連バスでは、鉄道に並行しない全国初の延長ルートとなり、バスは午前と午後の1日2往復。途中の厚真町〜千歳空港駅間は早来バスが1日3往復していることから競合を避けるため、穂別町外へ出ると空港までノンストップで走るほか乗降制限が設けられる。穂別町が転換交付金のうち関連事業相当分を基金として積み、その利子で赤字を補填する。
このほか、廃止代替バスは日高町〜鵡川間の鉄道に沿ったルートと、平取町幌毛志〜門別町富川間(33㌔)の準代替ルートの2本立てで同社が運行することになった。
冬ダイヤ改正による変更 (1986年12月1日)
1日から冬ダイヤに切り替わり、江別市内では地元の要望に応え5年ぶりに大幅な路線再編を行う。
【札幌市内線】
- 南102・南103滝野線(札幌ターミナル〜厚別の滝ほか)=全便、新興住宅地のサンブライト真駒内に乗り入れ、タウン内に停留所を新設する。
【新設停留所】「サンブライト真駒内」(常盤小学校〜真駒内3団間)
- 南102滝野線(札幌ターミナル〜厚別の滝ほか)=歩くスキーを楽しむ市民の利便をはかるため、冬期間も一部便を「厚別の滝」から「すずらん公園」まで特別運行する。期間は1/11〜3/29の日祝のみ、1日5往復。
- 南103滝野線(札幌ターミナル〜西11丁目〜厚別の滝)の復路便を1本廃止、札幌発の1本だけになる。
- 北22篠路線(札幌ターミナル〜丘珠〜山口中央)=ひまわり団地〜山口中央間廃止、全便「ひまわり団地」止になる。
【廃止停留所】ペケレット湖園、山口中央
【移設停留所】興産社中央(茨戸・福移通に移設)
- 北03屯田線(札幌ターミナル〜1番通中央〜屯田団地)=全便「屯田ターミナル」まで延長する。
【江別市内線】
- 江別市内線(江別駅前〜見晴台〜野幌駅前)=日中時間帯に7往復新設。人口が急増する見晴台地区に3停留所を新設する。片道大人120円(小人半額)。
【停車停留所】江別駅前〜(2番通経由と同じ)〜王子社宅前 元町(新設) 第3中学校(新設) 元江別(新設) 見晴台 4番通5丁目 3番通5丁目 2番通5丁目 市役所通 江別高校前 7丁目 第2中学校 野幌公民館前 野幌駅通 野幌駅前 (8㌔、所要24分)
- 江別市内線(江別駅前〜3番通〜野幌駅前)=3番通8丁目〜第2中学校間を兵村8丁目通りから白樺通りに切り替え「白樺通」「工業試験場」両バス停を新設。本数も14→15.5往復に増やす。これに伴い江別駅前〜江別高校間の折り返し便(3.5往復)は廃止する
- 江別市内線(あけぼの団地入口〜2番通〜江別高校)=日中便8往復を「野幌駅前」まで延長する。料金は大人片道160円(小人半額)。
夏ダイヤ改正よる変更 (1987年4月10日)
10日からダイヤ改正を行う。
【高速バス】
- 高速むろらん、のぼりべつ、とまこまい号、空港連絡バス(札幌〜千歳空港)に新型バスを導入。バスは全車トイレ、ビデオテレビ、音響マルチステレオ、冷暖房付きの超デラックスバス。むろらん号は展望のよいハイデッカーとなる。
【札幌市内線】
- あいの里・教育大線(地下鉄麻生駅〜あいの里〜教育大学前)=15往復を新設。片道26分、大人180円。このうち3便は、あいの里発→教育大学前行きの折返し便となる。
【新設停留所】あいの里2条5丁目、同3条5丁目、同4条5丁目、教育大学前
- 南101空沼線(地下鉄真駒内駅〜常盤小学校)、南102滝野線(同〜サンブライト真駒内)は昨年7月にオープンした札幌芸術の森の利用客増加に対応し、平日7往復、日祝12.5往復増やす。
【郊外線】
- 千歳線(札幌ターミナル〜千歳ターミナル)59往復のうち15往復を需要の多い「札幌ターミナル〜柏葉台団地」系統に振り替える。同系統はさらに3往復増やし、計28.5往復に倍増する。
【江別市内線】
- 江別市内線(あけぼの団地入口〜江別高校)=この冬、野幌駅まで8往復延長して利用客が倍増したため、朝夕を除く日中便8往復を同駅までさらに延長する。あけぼの団地入口〜野幌駅前系統は計16往復に倍増となる。
【道南・函館】洞爺湖―函館間をスタート! (1987年7月4日)
道南バスと函館バスは共同で4日から洞爺湖〜函館間を結ぶバスを運行開始する。両社とも各1往復の計2往復。運行期間は7/4〜10/31まで。所要時間は3時間20分。洞爺湖からの片道運賃は長万部駅まで900円、横川まで2200円、函館まで2500円(往復割引4500円)、小人半額。洞爺からは乗車、洞爺へは降車のみ。停車停留所と発車時刻は次の通り。
◇停車停留所=洞爺湖温泉、洞爺駅前、長万部駅前、横川(大沼公園入口)、亀田支所前、五稜郭、松風町、函館駅前
◇発車時刻=洞爺湖温泉発830(道南) 1400(函館)、函館駅前発830(函館) 1400(道南)
※この路線は翌年6月1日から4往復に増やし、「八雲」と「森」に停留所を追加
札幌―釧路間に初の夜行バス (1987年8月6日)
中央バスは6日から道内初の夜間高速バス「スターライト釧路号」(札幌〜釧路間379.5㌔)をスタートする。
バスは1日1往復で完全予約制。札幌と釧路をそれぞれ午後11時に出発、両市を7時間20分かけてノンストップで結ぶ。安全運転のため運転手は2人乗務とし、料金は大人片道5,500円、往復1万円、小学生以下は半額とJRの特急より約3割も安く、釧路市内のサウナやレストランで利用できる割引サービスの特典もある。
当面は電話、トイレ、音響マルチステレオ装備の既存豪華バスで運行するが、現在さらにグレードアップした車両を発注しており、9月からは夜行便でもくつろげるよう横3列座席の超豪華バスを投入する計画。
同社によると、早くもビジネスや帰省客の予約が殺到しており、ピークのお盆過ぎまで1日1台運行を2〜3台に増車して対応する盛況ぶりだという。同社は札幌を起点に19路線の高速バスを運行しており、このバスが最長長距離路線となる。
【停車停留所】
- 札幌ターミナル23:00発→(道央道―岩見沢IC―国道12号―滝川市文化センター前―国道38号経由)→釧路駅前(ホテルアダチ前)6:25着
- 釧路駅前(ホテルアダチ前)23:00発→(同上)→札幌ターミナル→北2西3(ホテル法華クラブ)→札幌駅前6:20着
冬ダイヤ改正による変更 (1987年12月1日)
1日から冬ダイヤに切り替わる。
【札幌市内線】
- 北10花川南団地線(地下鉄麻生駅〜花川南団地)=全便「花川北3条1丁目」まで延長する。なお札幌発着便は従来通り。
- 北02屯田線(地下鉄麻生駅〜新琴似12条10〜北陵高校)=全便「屯田ターミナル」まで延長し、番号が「北01」となる。
- 北36篠路駅前団地線(札幌ターミナル・地下鉄麻生駅〜東8丁目通り〜篠路駅前団地)=終点を一部「篠路高校」まで延長する。
- あいの里・教育大線(地下鉄麻生駅〜耕北農場〜篠路高校)=スクール便を新設。
- 花畔団地(花川南5丁目経由)、あいの里・教育大、東85・東86清田団地、東87有明(札幌タ〜下三滝橋系統)、平岡ニュータウン各線を増便。
【江別市内線】
- 江別市内線(江別駅前〜3番通〜野幌駅前)=工業試験場〜野幌駅通間を白樺通りに切り替え「あおさぎ公園」を新設、「第2中学校」と「野幌公民館」は停車しなくなる。
- 大麻西町線(江別駅前〜野幌駅前〜大麻西町)=7丁目〜野幌駅前間の経路を切り替え、旭通りに「市民体育館前」を新設。
【郊外線】
- 北広島団地線(広島市街・北広島駅〜中央通経由〜山手町4丁目)=町から要請のあった山手町6丁目〜同4丁目間の「旧路線復活案」については、住民対立が依然続いていることから当面は現行通り運行する。
【夕鉄バス】(10/19改正)
- 新さっぽろ駅前〜栗山駅前の快速便を新設。現行の江別駅前経由にくわえ、昨年11月に整備が完了した旧夕鉄線路跡地の広域農道を経由する2系統となる。
【新設停留所】(野幌駅通〜下の月間)東野幌本町、体育の里、1号線、北部会館前
- 野幌若葉町循環バス(野幌駅通〜若葉循環〜野幌駅通)=1日6本新設。
【新設停留所】若葉小学校前、東西自治会館前、もみじ公園前、東野幌本町
【JR北海道バス】(11/30改正)
- 手稲駅(手稲駅北口)〜手稲前田〜手稲曙地区を結ぶ循環線(31便)を新設
- 札幌駅〜手稲駅〜星置間、手稲駅〜星置駅間、同〜運転免許試験場間を増便
- 新札幌駅〜厚別営業所前(厚別東都団地)間、同〜もみじ台団地間、同〜江別間を増便
- 長沼線=広島町内で一部路線変更と停留所を新設
【苫小牧市営バス】(12/7改正)
- 75 錦岡旭大通線(バスターミナル〜錦岡)=新道開通に伴い錦西ニュータウンまで延長し「54 錦西ニュータウン線」となる。ニュータウンに乗り入れる樽前ハイランド線が1日6便と少なく、住民から増便などの要望が出ていた。【新設停留所】グリーンタウン入口
- 43 シーアイ団地線(バスターミナル〜シーアイ団地)=「有珠の沢会館前」停留所を新設。
夏ダイヤ改正よる変更 (1988年4月10日)
中央バスは10日からダイヤ改正を行う。高速バス増便と地下鉄駅発最終便の延長がおもな変更。
【高速バス】
- 高速とまこまい号(札幌〜苫小牧)=17→18本に増便。
【札幌市内線】
- 東88真栄団地線(大谷地ターミナル〜真栄団地)、平岡ニュータウン線(同〜平岡ニュータウン)、南102滝野線(真駒内駅〜サンブライト真駒内)=いずれも地下鉄駅発最終便を30分〜1時間ほど延長する。
- JR函館本線・札沼線の高架化工事に伴う石狩、西5丁目両陸橋の通行止めにより、工事期間中は石狩、新琴似方面11路線、660便の経路をう回、札幌駅前の2ヶ所の停留所を約400㍍東へ移設する。う回路の使用は西5丁目陸橋が4/10〜11月上旬、石狩陸橋は3/31〜11月中旬まで。片側通行は来年秋ごろ、全面開通は90年夏ごろの予定。
【う回ルート】(往復とも)札幌ターミナル〜創成川通〜北6条(仮陸橋)〜西2丁目通〜北9条通〜西5丁目通(新琴似、屯田方面)or創成川通(石狩、花川、新琴似、篠路、丘珠方面)
【停留所移設】
「札幌駅前」(新琴似、屯田方面)=往路は全日空ホテル前、復路は鉄道病院前に移設
「北大正門前」=復路のみ麻生方向へ若干移設
【江別市内線】
- 大麻西町線(江別駅前〜大麻西町)=経路変更。
【旧】14丁目〜大麻駅前〜仲町南〜沢町南〜扇町
【新】14丁目〜大麻駅前〜15丁目〜16丁目〜扇町
- 江別市内線=「野幌駅通」と「市民体育館前」に停車するバスを増やし、それぞれ15→27便、16→42便が停車するようになる。
【千歳市内線】
- 千歳市内線(千歳ターミナル〜桜木小学校)、東千歳線(同〜自衛隊正門)=日中と夕方のラッシュ時、それぞれ3往復増便。
【夕鉄バス】
- 4/1から小荷物輸送(75年6月開始)を札幌急行便の夕張市内全停留所に増やし料金も550→400円に引き下げる。ただし石炭の歴史村発、大夕張発など紅葉山方面は除く。
道内初の冷房バス登場 (1988年6月)
路線バスでは道内初登場となる冷房車が中央バスの札幌市内路線にお目見えした。冷房車は昨秋購入した新車29台で、クーラーの取り付け費用は1台約250万円。6月に入って蒸し暑い日が続いたため稼動しはじめた。道内の夏は短いため、これまで都市間高速バスなどの豪華車両を除いては検討されたことがなかったが、大都市化の進む札幌では朝ラッシュ時などはスシ詰め状態で、窓を開けても風が通らないため導入に踏み切った。
冷房バスは石狩、札幌北、南郷、平岡の4営業所に配車され、乗車口に貼られたペンギンマークのステッカーが目印。同社は今後7年間で全車を冷房車に切り替えるプラン。
都市間バスを禁煙化 (1988年7月5日)
中央バスは嫌煙ブームの高まりを受け、5日から同社の都市間バスの中距離区間を禁煙にする。禁煙はこれまで札幌市内などの路線バスと千歳空港の連絡バスだけだったが、所要1時間程度の都市間バスと途中乗降のある長距離路線のうち、札幌〜小樽、同〜岩見沢などの区間が全面禁煙となる。高速あさひかわ号などの長距離バス、定期観光、貸切バス、観光色の強い路線(千歳洞爺湖線など)は対象外。(※小樽市内線も禁煙化されたもよう)
市営バスターミナルを禁煙化 (1988年8月1日)
札幌市交通局は1日から市内11の市営バスターミナルを禁煙にする。環境美化と火災防止がそのおもな理由。対象はバスセンター(地上1階、地下1階)、琴似、西28丁目、円山、白石、南郷7丁目、新さっぽろ、麻生、北34条、北24条、真駒内の各バスターミナル待合所。12月に開業する地下鉄東豊線の環状通東、新道東両ターミナルも禁煙規制する予定。タバコを吸いたい人のために、各待合所に喫煙コーナーを1ヶ所(バスセンター地下は2ヶ所)設けるが、バスターミナルの禁煙はおそらく全国で初めて(交通局)という。
【道南】西ドイツ製豪華バス運行スタート! (1988年8月28日)
道南バスは28日から同社の人気路線「ゆうとぴあライン」(札幌〜洞爺〜登別〜札幌)に新たに購入した西独ネオプラン社製の超デラックスバスを走らせる。バスは45人乗りで価格は4500万円。座席の位置が2階建てバス並みに高いヨーロッパ調のスタイルが特徴で、本道の寒さに合わせ客席窓に国内では未開発の二重ガラスを採用している。トイレ、自動車電話、ビデオ・テレビなども備え、この路線の目玉にする考え。同路線は札幌から札幌までの回遊乗車券で大人4200円。毎日運行で札幌発9:00、同着17:00。
(道南バスが導入したネオプラン車製の豪華バス)
江別4番通りに乗り入れ (1988年9月26日)
市道江別4番通りの拡幅に伴い、26日から江別市内線(江別駅前〜見晴台経由〜野幌駅前)を従来の3番通りから4番通り経由に改め6停留所を新設する。
【停車停留所】
- 江別駅前〜(現行)〜4番通5丁目 4番通6丁目(新設) 4番通7丁目(同) 湯川公園(同) 4番通8丁目(同) 4番通9丁目(同) 3番通9丁目(同) 白樺通〜(現行)〜野幌駅前
資料協力/各駅倉庫さん
停留所の名称変更 (1988年10月1日)
1日から札幌、千歳両市内の停留所名を変更する。
【停名変更】
- 「北野」⇒「北野1条2丁目」 東62北野線、東85・東86清田団地線
- 「東2線」⇒「サッポロビール北海道工場」 千歳線
- 「曙団地」⇒「日の出3丁目」 千歳市内線
- 「日の出丘」⇒「梅ヶ丘1丁目」 同上
- 「東祝梅」⇒「祝梅大通」 同上
- 「祝梅官舎」⇒「寿1丁目」 同上
【新設停留所】
- 月寒東1条10丁目(中央通10丁目〜月寒東3条10丁目間) 東64北野中央線
- 鉄北通(千歳駅前〜末広町間) 千歳市内線
- インディアン水車(末広町〜農協通間) 同上
資料協力/各駅倉庫さん
札幌・平岡地区の路線変更 (1988年10月11日)
ニュータウン建設で人口増加の続く札幌・平岡地区の路線が11日から一部変わる。
【路線の新設・廃止】(12月から?)
- 平岡ニュータウン線(大谷地ターミナル〜平岡ニュータウン)=全便「平岡4条3丁目」まで760㍍延長し「平岡5条3丁目」「平岡4条3丁目」の2停留所を新設。また大谷地ターミナル〜平岡1号通系統は廃止となる。
- 三里川線(大谷地ターミナル〜三里川)は廃止。
【廃止停留所】平岡1号通、学園前、春風台団地、平岡3号線南、球場裏、三里川
- 新さっぽろ線(新さっぽろ駅〜緑ヶ丘団地)=緑ヶ丘団地内循環となり、復路の始発停留所が「緑ヶ丘団地東」(新設)に変わる。
【平岡ニュータウン線の停名変更】
- 「平岡2号線西」⇒「平岡6条1丁目」
- 「平岡2号線中央」⇒「平岡7条2丁目」
- 「平岡2号線東」⇒「平岡8条2丁目」
- 「平岡2号線北」⇒「平岡小学校」
- 「平岡ニュータウン入口」⇒「平岡9条3丁目」
- 「平岡ニュータウン中央」⇒「平岡8条3丁目」
- 「平岡ニュータウン」⇒「平岡7条3丁目」
【新さっぽろ線の新設停留所】
- 緑ヶ丘団地入口(里塚1号線西〜緑ヶ丘団地北間)
資料協力/各駅倉庫さん
【東邦・根室】釧路―根室間に直行バス!! (1988年11月10日)
東邦交通(釧路市)と根室交通(根室市)が相互乗り入れし、釧路〜根室間をノンストップで結ぶ直行バス「特急ねむろ号」が10日スタートする。札幌を除く都市間を相互乗り入れで運行するバスは旭川〜北見に次いで道内2番目。
両社は去る8月10日に相互乗り入れの運行認可申請書を釧路陸運支局に提出、9月29日付で運輸省から免許がおりた。釧根間をバスで直結し、地域住民、観光客の足を確保するのが狙いで、運行区間は釧路駅前〜根室交通本社前の125.6㌔。それぞれ既存路線に加え、東邦交通は厚岸町白浜〜根室市有磯町2間(78.97㌔)、根室交通は根室市厚床本通〜釧路市北大通14間(90.32㌔)が新たに免許された。
両社とも午前、午後合わせて2往復の計4往復運行し、売り上げは折半。所要時間は2時間20分、運賃は大人片道1900円(往復3600円)とJRの普通列車より約30分速く、200円安い。車両はトイレ、テレビなどを完備した新型バス(定員38人)を両社1台ずつ購入。1ヶ月前からの予約制で、1日150人以上の利用を見込んでいる。
冬ダイヤ改正による変更 (1988年12月2日)
札幌市の地下鉄東豊線(豊水すすきの〜栄町駅間8.1㌔)が2日開業するのに合わせ、中央バス札幌事業部は同日から冬ダイヤに切り替え、栄町駅を中心とした路線の新設や一部路線のショートカットを行う。
東豊線の環状通東駅には市バス専用のバスターミナル(約1400平方㍍)が、新道東、東区役所前両駅には待合所を備えたミニターミナルが設置されるが、中央バスが乗り入れる東豊線終点「栄町駅」には当面バスターミナルは設置されない。
残る豊水すすきの〜福住間、福住〜北野間の東豊線延長部分についても、市は工期をできるだけ縮めて95年3月までのオープンを目指しているが、終点駅の北野地区を中心とした地域は中央バスのドル箱にあたるため、同社との路線調整が最大の問題になっている。しかも約20年前の南北線工事の際、同社が路線を持つ北区内で交渉が難航した経緯があるだけに、詰めの段階までまだ曲折があるだろうとみられている。
【高速バス】
- スターライト釧路号(札幌〜釧路)=11/1〜3台のうち1台に"女性専用車両"を導入。同線は1人掛けデラックス車両で運行しているが、夜間便のためアルコールの度が過ぎる男性客が多く、女性客から苦情が出ていた。女性専用バスは北都交通のオーロラ号(札幌〜函館)に次いで道内2番目。
【札幌市内線】
- [北07]東16丁目線(地下鉄麻生駅〜地下鉄栄町駅〜北49条東15丁目)=系統新設。
【停車停留所】地下鉄麻生駅〜(北06丘珠線と同じ)〜地下鉄栄町駅(新設) 北44条東16丁目(同) 北47条東15丁目(同) 北49条東15丁目(同)
- [北62]東16丁目線(地下鉄栄町駅〜北49条東15丁目)=系統新設。市営バスからの移譲路線。
- 北23教育大線(地下鉄栄町駅〜東20丁目〜教育大学前)を新設。1日16往復、所要25分。
【停車停留所】地下鉄栄町駅(旧北42東16) 愛生館前(新設) 丘珠空港北(同) 百合が原公園東口(同) 篠路1条8丁目(同) 上篠路(増設) コミュニティセンター入口(新設) ポンプ場前(同) 拓北1条3丁目(同) 拓北3条3丁目(同) 拓北4条3丁目(同) ひまわり団地(増設) 拓北小学校〜(北24と同じ)〜教育大学前
- [北21]ひまわり団地線(札幌ターミナル〜丘珠〜ひまわり団地)=始終点が全便「地下鉄栄町駅」に変わり、札幌ターミナル〜地下鉄栄町駅(旧北42東16)間を廃止。
- 札幌テルメ線(地下鉄栄町駅〜札幌テルメ)=新系統が登場。
- 花畔団地線=花畔団地〜花川南5条3丁目〜北陵高校入口間のスクール便(朝1本)を新設。これまで直通路線がなく、北陵高生徒の父母ら「花川南北団地から屯田団地へバスを走らせる会」から陳情が出ていた。
【運行ルート】花畔団地(7:50発)〜町道紅葉山通〜花川南3丁目通〜花川南5条通〜市道屯田3番線〜北陵高校(8:10着)
【郊外線】
- [東90]札幌・江別線(札幌ターミナル〜世田ヶ谷〜江別ターミナル)=「市界」を旧国道から国道275号線に切り替え、旧道沿いのバス停は廃止。
【千歳市内線】
- 千歳市内線(千歳ターミナル〜ひばりヶ丘団地)=終点を350㍍延長、新たに「北陽高校」停留所を設ける。
【停名変更】
- 「北42条東16丁目」⇒「地下鉄栄町駅」 北06・北26丘珠線、北21ひまわり団地線
- 「空沼二股」⇒「常盤2区」 南101空沼線(※改正時期不明)
【日通帯広航空】札幌―帯広間バス中止 (1988年12月19日)
日通帯広航空支店が大一バス(本社・帯広)と提携し、年末年始に札幌〜帯広間で計画していた直行帰省バスは19日までに一転、中止となった。
同支店によると、帰省バスは都市間バスとは異なり、日通航空の国内旅行商品「かざぐるま」の団体貸切バスとして運行する予定だったが、道運輸局から「不特定多数の移動を目的とした場合は乗り合いバスとみなされる」などの指導があり、バス会社の営業区域の問題もあり、実施は難しいと同社が判断した。すでに90人近い予約があったが、予約客には電話で丁重におわびして取り消しているという。
帰省バスは当初、12/25〜1/8まで(12/31と元日は運休)1日2往復する予定で、札幌の発着地は東邦生命ビル前(北1西4)、帯広はハヤカワビル前(西2南7)。札幌、帯広とも9:30と16:00に発車し所要時間は5時間半。料金は片道大人3,800円、小人2,500円で、定員45人の完全予約制バスとして運行する計画だった。なお札幌〜帯広間には現在、都市間バスなどの定期バスは走っていない。
【北都】函館空港―大沼連絡バス免許 (1989年3月11日)
北都交通(本社・札幌)が申請していた函館空港〜大沼プリンスコテージ間(約37㌔)の空港連絡バスが今月2日に運輸審議会から免許され、11日から運行開始する。1日6往復で所要時間1時間15分。運賃は大人1000円(4/1より1300円)。同区間は直行するバス便がないため、1985年から臨時免許で運行していたのが、今回本免許になったもの。
夏ダイヤ改正による変更 (1989年4月10日)
中央バスは10日から夏ダイヤに切り替える。
【札幌市内線】
- 北23教育大線(地下鉄栄町駅〜東20丁目〜教育大学前)=あいの里〜教育大学前間の経路を学園通りから拓北高校回りに切り替え「あいの里2条7丁目」「あいの里3条7丁目」「拓北高校前」「あいの里4条7丁目」の4停留所を新設。
- 栄町・太美線(地下鉄栄町駅〜札幌大橋〜太美駅前)=3往復を新設。札幌大橋開通に伴う新路線。
【停車停留所】地下鉄栄町駅〜(北23教育大線と同じ)〜あいの里 あいの里1条6丁目(新設) あいの里4条9丁目(同) 札幌大橋(同) 南3号(同) 南2号(同) 愛里苑前(同) 太美入口(同) 太美駅前 (15.6㌔、所要36分)
- あいの里・教育大線スクール便(地下鉄麻生駅〜あいの里〜拓北高校前)=2.5往復を新設。
- 北24あいの里・教育大線(地下鉄麻生駅〜教育大学前)=教育大附属小中学校移転に伴い、スクール便を8本増やす。
- 花畔団地線(花川南5丁目経由)、北05新琴似線、北74新琴似6条線、北77篠路線=地下鉄麻生駅発の最終便を増便する。
- 東60月寒東線(札幌駅前〜月寒中学校〜東北通南)=9往復を南郷営業所発着に振替え、東65月寒東線(札幌駅前〜月寒中学校〜南郷営業所)を新設。
【停車停留所】札幌駅前(富士銀行前)〜(東60と同じ)〜月寒東5条13丁目 南郷営業所 (所要35分)
- 東85・東86清田団地線(札幌駅前〜清田9条3丁目・清田団地)=急行便を新設。
【発車時刻】清田団地発7:28(東86)、清田9条3丁目発7:57 8:32(東85)
【停車停留所】清田団地・清田9条3丁目〜(全停車)〜月寒ターミナル 中央通10丁目 中央通4丁目 美園3条4丁目 豊平3条8丁目 豊平橋 南1条 北1条 札幌駅前
【郊外線】
- 札浜線(札幌ターミナル〜幌・雄冬)、滝浜線(滝川ターミナル〜幌・雄冬)、浜益村内線=群別〜坂の上間(約3㌔)の難所を新道経由に切り替える。※「室蘭沢」停留所廃止?
【江別市内線】
- 新さっぽろ線(江別ターミナル〜3番通〜新さっぽろ駅前)=3往復を新設。
【停車停留所】江別ターミナル〜(江別2番通線と同じ)〜市営住宅〜2番通5丁目 3番通6丁目 3番通7丁目 消防学校前 湯川公園入口 3番通8丁目 白樺通 あおさぎ公園〜(12号線ノンストップ)〜新さっぽろ駅前 (所要28分)
- 急行札幌・岩見沢線(札幌駅前タ〜江別タ〜岩見沢タ)=全11往復を廃止。代わりに急行札幌・江別線(7.5往復)と岩見沢・江別線(7往復)の普通便を新設する。
【その他】
- 中央バス観光商事のスーパー「MOT屯田店」(北区屯田6条6)が6月にオープン。同スーパーは琴似店、山鼻食品館、西岡店、里塚店と合わせ計5店舗となる。
【札幌市営バス】(5/1改正)
- 東75北18条線(環状通東駅〜北18条通り〜北18条駅)を住民陳情により新設。「北18東15」「北18東12」「北18東1」「北18条駅」新設。
- 北72新川線=手稲高校〜前田ふれあい橋間を延長。「前田2号線」「前田森林公園入口」「前田ふれあい橋」新設。
- 白7米里線=地下鉄白石駅〜菊水元町6条2丁目〜東栄西のルートに変更。
札幌―帯広間に初の帰省バス (1989年8月11日)
中央バス、JR北海道バス、北都交通、十勝バス、北海道拓殖バスの5社は8/11(金)〜20(日)までの10日間、札幌〜帯広間にお盆帰省バスを共同運行する。ただし初日は夜行便(23:55発)のみとなる。近く申請される5社定期運行に向けてのテスト運行となり、札幌〜帯広間の長距離バスは今回が初めて。
帰省バスは完全予約制で、コースは札幌〜道央道〜滝川〜富良野〜狩勝峠〜帯広駅間をノンストップで各社1日1往復する計5往復。このうち夜行便が1往復で、途中下車はできない。運賃は片道3,800円、往復7,200円、小人は半額。バスはトイレ付きの豪華なスーパーハイデッカー車が使われる。
札幌〜帯広間の都市間バスは昨年10月ごろから意向が出ていたが、各社の調整がつかず5社参入という全国初のケースとなった。また昨年末、日通帯広航空支店が帯広の大一バスと提携して札幌〜帯広間に帰省バスを運行する計画が、道運輸局の指導で中止になった経緯がある。
- 停車停留所=中央バス札幌ターミナル(往路のみ) 札幌駅前(復路のみ) 北2条西3丁目(同) 北1条西1丁目(同)〜(道央道・狩勝峠経由)〜帯広駅前(新設、JRバスのりば)
- 発車時刻=札幌発7:30 9:00 13:00 16:00 23:55/帯広発8:00 13:00 15:30 17:00 23:55 (所要/昼行便5時間半、夜行便6時間)
【北都】オーロラ号に免許 (1989年10月26日)
北都交通が申請していたオーロラ号(札幌〜函館間)の一般乗合旅客自動車運送事業が19日、運輸省から免許され、同社は26日から本免許に切り替えて運行する。同線は1984年12月から貸し切りバス免許による乗り合い運行を行ってきたが、同社としては今回初めて一般乗合旅客自動車運送事業免許を得た。
オーロラ号は札幌大通バスセンターと函館ハーバービューホテルをいずれも午後11時55分に出発。バス4台(うち1台は女性専用車)で両市を6時間35分で結ぶ。片道4600円。
【函館】快速瀬棚号に本免許 (1989年11月1日)
函館バスが8月に申請していた函館―瀬棚線(函館バスセンター〜上三本杉)の一般乗合旅客自動車運送事業免許が先月19日、運輸省から認可され、同社は1日から本免許に切り替えて運行する。1日1往復で所要時間3時間20分、片道2470円。同線は国鉄瀬棚線の廃止で函館〜瀬棚間の直行輸送機関がなくなったため、1987年5月から臨時免許で運行していた。
【発車時刻】
- 上三本杉(瀬棚町)発6:33、函館バスセンター発16:57
(北桧山ターミナルを発車する快速瀬棚号)
運賃改定による変更 (1989年11月1日)
中央バスは1日から一般路線を平均10.2%値上げする。これまで会社負担になっていた4月の消費税導入に伴うもの。この値上げで同社と競合路線をもつ札幌市営バスの滝野、発寒両線、JR北海道、北都、夕鉄、道南、沿岸、道北、じょうてつ、早来、美鉄、千歳相互観光バス11社の競合区間も一部同調値上げするが、特殊区間制をとっている札幌市内線は市交通局と同調して行うため今回は改定しない。同社の値上げは86年8月以来3年ぶり。これに合わせてJR北海道バスでは、1日から次の通りダイヤ改正を行う。
【運賃改定】
- 平均値上げ率は5.7%(申請7.3%)。基準賃率は19円70銭→21円70銭、初乗り運賃は110円→120円にいずれもアップ。
- おもな新料金は札幌〜小樽間450円→470円、同〜広島間370円→390円、同〜千歳間620円→650円、同〜千歳空港間720円→750円、同〜室蘭間1750円→1,800円、同〜苫小牧間980円→1,050円、同〜岩見沢間620円→630円など。
【JR北海道バス改正】
- 札樽線=星置〜曲長通間に新路線を運行し「星置2条3丁目」「星置2条1丁目」「手稲土木事業所前」「手稲区役所前」新設。手稲金山〜銭函町間に「公社団地前」「御膳水」新設。
- 空知線=「厚別平和通入口」(釣橋〜旭町間)、「情報図書館前」(野幌10丁目〜野幌駅通間)を新設し、厚別区役所経由に。
- 長沼線=稲穂通〜北広島駅間に新路線を運行し「稲穂4丁目」「稲穂2丁目」新設。
帯広―釧路間に都市間バス (1989年11月24日)
十勝バスとくしろバスが申請していた帯広〜釧路間の都市間バスの事業免許が11月7日に認可され、両社は24日から「デラックス特急すずらん号」の愛称で運行開始する。札幌を除くと、道内で中核都市同士を結ぶ直行バスは根室〜釧路、稚内〜旭川に次いで3番目。
帯広駅前〜釧路駅前間(120㌔)をノンストップで結び、午前と午後の1日2往復。所要時間は2時間半。完全予約制。運賃は片道大人2100円(往復4000円)、小人半額。車両はゆったりした36人乗りのリクライニングシートで、マルチオーディオシステム(音楽、テレビ、ビデオ)、車内電話、トイレ装備のデラックスバス。ソフトドリンク、週刊誌も用意されている。同区間にはこれまで都市間バスがなく、地域住民、観光客の利用を見込んで両社が9月27日に免許申請していた。発車時刻は次の通り。
- 帯広駅前バスタッチ発 800(十勝バス) 1600(くしろバス)
- 釧路駅バスターミナル発 800(くしろバス) 1600(十勝バス)
冬ダイヤ改正よる変更 (1989年12月1日)
1日からダイヤ改正を実施。
【札幌市内線】
- 西151手稲・花畔線(手稲駅北口〜花川南団地〜花川北3条1丁目ほか)=11/6から手稲郵便局前〜前田9条10丁目、南3線〜花川南9条3丁目の2区間を経路変更。手稲ニュータウンに「前田中学校前」「前田中央小学校前」「花川南10条3丁目」の3停留所を新設する。
- 栄町・太美線(地下鉄栄町駅〜太美駅前)=終点を「太美北1号」まで延長する。
【郊外線】
- 急行札厚線(札幌ターミナル〜厚田役場)=八幡町〜新開地間を国道231号線経由に切り替え「トーメン団地」を増設。これに伴い「来札」は廃止。
【江別市内線】
- 新さっぽろ線(江別ターミナル〜新さっぽろ駅前)=3→5往復に増やす。
- 江別市内線(あけぼの団地入口〜野幌駅前)=野幌駅前発を1本増やす。
資料協力/各駅倉庫さん
札幌―帯広 年末年始帰省バス (1989年12月22日)
中央バス、JR北海道バス、北都交通、十勝バス、北海道拓殖バスの5社は22日から20日間、札幌〜帯広間に年末年始帰省バスを運行する。同区間のバスは今夏に次いで2回目となる。
5社は当初、今秋にも同区間の路線免許を申請し年末から本運行の予定でいたが、運賃算定の原価計算や使用車両の内部設備を各社統一するのに手間取り、この帰省バスは本免許とは別に5社に対する臨時免許で運行される。
バスは全席指定の予約制で22日の夜行便(23:55)から1/10まで1日4往復する。札幌都心とJR帯広駅を道央自動車道と狩勝峠経由で結び、所要時間5時間。運賃は大人片道3,800円、往復7,200円(小人半額)と特急列車の自由席往復(12,160円)と比べてもはるかに安い。
- 停車停留所=中央バス札幌ターミナル(往路のみ) 札幌駅前(復路のみ) 北2条西3丁目(同) 北1条西1丁目(同)〜(道央道・狩勝峠経由)〜国道西17条(往路のみ) 帯広駅前バスタッチ
- 発車時刻=札幌発・帯広発とも8:30 13:00 16:00 23:55
札幌―名寄間に帰省バス (1989年12月22日)
中央バスと道北バス(本社・旭川)は12/22〜1/10までの20日間、これまで直通バスのなかった札幌〜名寄間に初めて年末年始帰省バスを運行する。
札幌〜深川間は道央自動車道、深川〜名寄間は国道を利用し、士別市街に途中停車する。所要時間約4時間。両社とも1日2往復の計4往復走らせ、運賃は札幌〜名寄間が片道2900円(往復5500円)、札幌〜士別間が片道2600円(往復4900円)となり、同区間を約3時間で結ぶJRの急行「宗谷」の往復割引キップ(6,800円)より1,000円以上安くなる。バスは完全予約制、トイレ付きの豪華デラックスバスが配車される。
- 停車停留所=中央バス札幌ターミナル(往路のみ) 札幌駅前(復路のみ) 北2条西3丁目(同) 北1条西1丁目(同)〜(札幌IC―深川IC)〜士別大通6丁目(新設) 名寄駅前(新設)
- 発車時刻=札幌発8:00(中央) 10:30(中央) 14:00(道北) 17:00(道北)、網走発7:30(道北) 10:30(道北) 14:30(中央) 17:00(中央)
ページ先頭へ↑