1990(平成2)年〜1999(平成11)年
札幌市内線の運賃アップ (1990年3月3日)
札幌市営交通(地下鉄・市バス・市電)の値上げに伴い、3日から市バスと同じエリアを走る中央バスなどの札幌市内バス運賃が初乗り1区150円→170円、2区180円→200円にアップする。札幌市内線の値上げは1984年以来6年ぶり。値上げ幅は平均13.1%。これに合わせて停留所の新設や名称変更も行われる。
【停名変更】
- 「札幌駅前」⇒「道庁前」 北01・北03屯田線(復路のみ)、北04新琴似線(同)
- 「あいの里」⇒「あいの里教育大駅前」 北23教育大学線、北24あいの里・教育大線、栄町・太美線
- 「篠路9条5丁目」⇒「篠路9条4丁目」 北34・北35・北36篠路駅前団地線、北41ひまわり団地線
- 「西警察署前」⇒「北6条西26丁目」 西151手稲線
- 「手稲東」⇒「西町北7丁目」 同上 ※市営バスは4/16変更
- 「上手稲」⇒「西町北20丁目」 同上
- 「農協前」⇒「手稲区役所前」 同上 ※市営バスは4/16変更
- 「豊平電話局前」⇒「豊平3条12丁目」 東80月寒本線、東88真栄団地線ほか
- 「羊ヶ丘住宅前」⇒「福住3条1丁目」 同上
- 「上北野」⇒「北野1条1丁目」 同上
- 「清田出張所」⇒「清田1条4丁目」 同上
- 「北全病院前」⇒「香雪病院前」 東87有明線
- 「技術試験場」⇒「平和通4丁目」 東75白石線、東76南白線、東77月白線
- 「白石中央」⇒「本通3丁目北」 同上
- 「北辰乳業前」⇒「飛鳥山公園」 東90札江線、当江線、江別・月形線、江別市内線
- 「あおさぎ公園」⇒「情報図書館前」 江別市内線
- 「4番通9丁目」⇒「野幌高校」 同上
- 「幸町6丁目」⇒「清水町6丁目」 千歳市内線
【新設停留所】
- 公社団地前(手稲鉱山通〜星置橋間) 札樽線(桂岡経由) ※JRバスは昨年11/1新設
- 星野中央(星置橋〜銭函町間) 同上
- 開発局前(自由ヶ丘団地〜自衛隊前間) 千歳線
- 北斗2丁目(自衛隊前〜北栄小学校間) 同上
資料協力/各駅倉庫さん
「ポテトライナー」「高速なよろ号」運行スタート! (1990年3月9日)
札幌〜帯広、札幌〜名寄間の都市間高速バスが9日からスタート。道内の長距離都市間バスはこれで主要路線がほぼ出揃うことになる。
両線とも昨年臨時運行した帰省バスが好評を得たため正式に免許を得て本格運行されるもので、札幌〜帯広間の「ポテトライナー」は中央バス、JR北海道バス、北都交通、十勝バス、北海道拓殖バス5社の共同運行。新規路線の5社乗り入れは全国初。中央バス札幌ターミナル〜帯広駅前バスタッチ間(260㌔)を1日4往復する。一方、札幌〜名寄間の「高速なよろ号」は中央バスと道北バスの2社共同運行。札幌ターミナル〜士別大通6丁目〜名寄駅前間を1日2往復ずつ、計4往復する。
どちらも完全予約制で、所要時間はJRの特急・急行列車よりかかるが、運賃は2,500円〜3,000円ほど安くなる。車両はトイレ付きのデラックスバスを使用する。停車停留所は札幌駅前の終着場所が「北4条西3丁目」から「北3条西3丁目」に変わるほかは、昨年の帰省バスとほぼ同じ。これを記念して、同日午前8時半の帯広、名寄行き始発便にあわせ、中央バス札幌ターミナルでセレモニーとテープカットが行われた。
ポテトライナー(札幌〜帯広)
- 発車時刻=札幌発・帯広発とも 8:30 13:00 16:00 23:55
- 所要時間=冬期5時間、夏期4時間40分
- 運賃=片道3,800円、往復7,200円
高速なよろ号(札幌〜名寄)
- 発車時刻(カッコ内運行会社)
★札幌発8:30(中央) 10:30(中央) 14:00(道北) 17:00(道北)
★名寄発8:00(道北) 10:30(道北) 14:30(中央) 16:30(中央)
- 所要時間=冬期4時間、夏期3時間40分
- 運賃=片道2900円、往復5500円
夏ダイヤ改正による変更 (1990年4月10日)
10日からダイヤ改正を行う。
【札幌市内線】
- 石狩新港西線(手稲駅北口〜新港西〜小樽屋前 10.7㌔)=4往復を新設。片道25分、大人260円、日祝は全便運休する。石狩新港地域の工業団地に向かう通勤者向け。
【停車停留所】手稲駅北口 手稲区役所前 前田3条10丁目 前田5条10丁目 手稲郵便局 前田8条10丁目 前田9条10丁目 手稲高校 前田2号線(新設) 前田森林公園入口(新設) 前田ふれあい橋(新設) 新港西(新設) 阿部鋼材前(増設) 市民生協前 トラック団地入口(新設) 卸センター入口(新設) 小樽屋前
- 南102滝野線(真駒内駅〜芸術の森センター)=芸術の森周辺の宅地開発や美術館、芸術専科大学の建設も進んでいるため2→12.5往復に増やし、ボディーに芸術の森のマークをあしらった専用バス「パレット号」を2台(札幌22か645〜646)を導入して同線に走らせる。
【千歳市内線】
- 千歳市内線(千歳ターミナル〜千歳高校〜桜木小学校)=終点を「桜木4丁目」(新設)まで約560㍍延長。
【江別管内】
- 当新線(当別ターミナル〜新篠津市街、2往復)=昭和27年以来中央バスが運行してきたが、採算割れのため3月限りで廃止。当別高校に通う生徒の足を確保するため9日から新篠津村が村営の「ニューしのつバス」を新設し、新篠津役場〜当別高校間を2往復する(日祝運休)。
- 新さっぽろ線(江別ターミナル〜新さっぽろ駅)=5→8往復に増便。ただし日祝は6往復する。
【運賃改定】
- 旭川電気軌道、道北、ふらの、士別軌道、宗谷、沿岸、名士、てんてつ、北見、北紋、阿寒、根室交通、道南バス13社の一斉値上げに伴い、4/1から競合区間を値上げする。
【道南】札幌―千歳空港―帯広間スタート! (1990年4月29日)
道南バスは4/29〜10/31まで札幌〜帯広間の都市間高速バス「特急 おびひろグリーンライナー」を運行する。今月12日に運輸省から認可されたもので、道央道の札幌南IC〜千歳ICを利用した千歳空港、日勝峠回りの路線。定員予約制で帯広7時発、札幌14時発の1日1往復。運賃は札幌〜帯広間大人片道4000円(往復7300円)、千歳空港〜帯広間は3250円(同5900円)。札幌〜千歳空港間、富川市街〜日高営業所前間、十勝清水〜帯広間だけの乗降はできない。約250㌔を5時間で結び、化粧室、テレビ、電話、自販機、電話付きの超デラックスバスで運行する。
【停車停留所】
- 札幌駅前(バスターミナル中レーン4番のりば) 時計台前(下りのみ) 大谷地バスターミナル〜(札幌南IC〜千歳IC)〜千歳空港 富川市街 平取 振内 日高営業所前 十勝清水 帯広駅前(バスタッチ6番のりば)
新さっぽろ駅ターミナルOPEN!! (1990年6月1日)
札幌厚別区の副都心、JR新札幌駅北側に建設していた複合施設「新さっぽろ駅ターミナルビル」(通称アークシティ)のバスターミナルがこのほど完成した。5月31日に関係者を集めて発車式を行い1日から使用開始する。
このターミナルビルは札幌副都心開発公社が建設した地下2階、地上8階、延べ5万平方㍍の大型複合ビル。総事業費は約150億円。このうち1階のバスターミナルは延べ約6,800平方㍍。2本のバスレーンと15カ所の乗り場を備え、中央・市営・JR・夕鉄あわせて1日約1,300本のバスが発着するが、中央バスには南側レーンの1バース(⑥のりば)が割り当てられ「新さっぽろ線」など3線が乗り入れる。地下1階と2〜5階は「デュオ-1」の店舗が入り計47の飲食・物販店が入居、2〜8階は同公社直営のアークシティホテル(客室135室)となる。
ターミナルとJR・地下鉄両駅を結ぶ連絡通路やエスカレーターも設けられ、乗り継ぎがスムーズになるほか、乗客は地下の待ち合いプラザで雨や雪に当たらずにバスを待つことができる。ビル完成後は札幌市が買い取ってバス会社に有料で利用してもらい、既存のバスターミナルと同額の1便当たり150円とする予定。
【中央バスの乗り入れ路線】
- 新さっぽろ線(新さっぽろ駅前〜緑ヶ丘団地)
- 江別・新さっぽろ線(新さっぽろ駅前〜3番通〜江別ターミナル)
- 急行札幌・江別線(札幌ターミナル〜新さっぽろ駅前〜江別ターミナル)
【道南】長万部―札幌間をスタート! (1990年8月1日)
道南バスは1日から都市間特急バス、札幌―長万部線の運行を開始する。同区間を国道230号経由で結び、長万部発7:00と札幌発16:05の1日1往復。所要時間は3時間20分。運賃は大人片道2800円(往復4900円)、小人半額。テレビ、化粧室、冷暖房完備のデラックス車で運行する。同社では「長万部はこれまで函館の経済圏に属してきたが、札幌圏に対する潜在需要もあるはず」とPRに懸命になっている。
- 停車停留所=長万部駅前、ルスツ高原、定山渓、すすきの、札幌駅前
札幌ターミナルを近く「時計台前」に改称 (1990年9月14日)
中央バス札幌乗合事業部は、以前から「紛らわしい」と指摘されていた都市間高速バスの「札幌ターミナル」バス停について、近く「時計台前」に改称することに決定した。
このバス停は「札幌駅前ターミナル」を発着点とし、道内主要各都市を結ぶ都市間高速バスが経由しているが、札幌発便はターミナル構内が乗り場だが、札幌着便は所要時間の短縮や交通渋滞などの観点から北1条通りの札幌市民会館北側に設置している。
停留所は本来、往復とも同一名称が望ましいが、この停留所が札幌ターミナルの建物から至近距離とはいえ離れていること、また終点「札幌駅前ターミナル」と名称が類似していることから利用者が誤って下車するケースも多く、名称変更については社内でも賛否両論あったが、検討の結果、札幌到着便に限り「時計台前」に改称することにした。同事業部では準備の都合もあるので、近いうちに実施したい考え。
新川バスターミナルOPEN!! (1990年11月10日)
札幌市が7月から建設していた新川バスターミナル(札幌市北区新川700番地)が先月末に完成、10日からオープンの運びとなる。乗り入れ開始は市営バスがダイヤ改正の10日、中央バスは12月1日から。
建設地は両バスの終点「1番第5横線」にほど近い2,200平方㍍の敷地。市が1億1500万円をかけて、4つのバス乗り場とトイレ付きの約30平方㍍の待合室、30台収容できる駐輪場などを整備した。周辺環境に配慮し、待合室はレンガ色のタイルを用いた牧舎風デザイン。花壇や植樹帯を備えるコンパクトなミニターミナルになっており、中央バス新琴似線(北04)と市営バスの工業団地線(西44)、新琴似2条線(北73)の3路線、1日320便が乗り入れる。
これまで近くに市バスの回転場はあったものの、周辺は雇用促進住宅のマンションなど住宅も徐々に増えつつあり、これで冬季のバス待ちも快適になりそうだ。
冬ダイヤ改正による変更 (1990年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【高速バス・郊外線】
- 高速なよろ号(札幌〜名寄)=新たに旭川市内の「4条1丁目」「3条9丁目」「旭川ターミナル」「旭川駅前」の4停留所に停車する。
- 石狩線(札幌ターミナル〜トーメン団地)=1往復新設。先月5日開通した茨戸大橋を経由し、耕北農場〜9線間はノンストップとなる。日祝は運休。
【札幌市内線】
- 東95里塚線(札幌駅前〜羊ヶ丘通〜北電研究所)=8往復を新設。1日正午に開通する市道羊ヶ丘通(延長10.2㌔)の真栄〜里塚間延長によるもので運行は2日から。片道42分、料金200円。札幌駅前〜静修短大前間は急行便となる。
【停車停留所】札幌駅前 北1条 南1条 南4条(往路のみ) 豊平橋 豊平3条8丁目 美園3条4丁目 中央通4丁目 中央通10丁目 静修短大前 清田3条2丁目(増設) 南真栄(同) 美しが丘(新設) 羊ヶ丘通ニュータウン入口(同) 羊ヶ丘通ニュータウン中央(同) 羊ヶ丘通ニュータウン(同) 北電研究所(同)
- 東81南平岸線(札幌駅前〜南平岸〜中央通10丁目)=地下鉄東豊線延長工事に伴い経路を切り替え、3停留所を廃止する。
【旧】豊平3条12丁目〜八条中学校前(廃止)〜美園8条2丁目(同)〜美園8条3丁目(同)〜美園8条5丁目
【新】豊平3条12丁目〜美園3条4丁目〜美園8条5丁目
- 北02屯田線(地下鉄麻生駅〜屯田南小学校前〜屯田ターミナル)=12.5往復を新設。片道18分、料金170円。
【停車停留所】地下鉄麻生駅〜(北03屯田線と同じ)〜屯田2条4丁目 屯田3条3丁目 屯田南小学校前(新設) 3番通中央(再設) 屯田小学校〜(全停留所停車)〜屯田ターミナル
- 北04新琴似線(地下鉄麻生駅〜1番第5横線)=新川バスターミナル完成に伴い、終点を同ターミナルまで150㍍延長。
【廃止停留所】1番第5横線
【新設停留所】新川ターミナル
【江別市内線】
- 大麻西町線(江別駅前〜大麻駅前)=17→20往復に増やし、ほぼ30分間隔になる。
- あけぼの団地線(あけぼの団地入口〜野幌駅前)=野幌駅前発16:45を増便し、江別高校折り返し便1往復(あけぼの団地入口発20:00、野幌駅前発20:30)を野幌駅前まで延長。
- 江別4番通線(江別駅前〜野幌駅前)=江別駅前発を2本増便。
【停名変更】(10/31から)
- 「札幌ターミナル」(市民会館北側)⇒「時計台前」 高速とまこまい号、のぼりべつ号、むろらん号ほか
※終点の「札幌駅前ターミナル」と混同する乗客が多いため復路のみ改称
【JR北海道バス】(11/13から)
- 15空知線(特急)=ショッピングライナーもみじ台(もみじ台団地〜札幌駅)を新設。旭町から市中心部までノンストップ。日祝、休校日に2往復運転。
- 90札樽線(特急)=ショッピングライナーテイネ(手稲公営住宅中央〜札幌駅)を新設。手稲駅通から市中心部までノンストップ。日祝、休校日に2往復運転。
- 札樽線(手稲駅北口〜工業大学前〜手稲駅北口)=同大東側の手稲ニュータウンを一周する循環線に改め、「大学通東」「前田中央通東」「前田中央通」「前田中央通西」「大学通西」新設。
- 恵庭線=恵庭駅〜島松駅間はJR線沿いで結ぶ便と恵み野団地回りで結ぶ便を一本化。
江別・新さっぽろ線コース変更 (1991年1月21日)
21日から江別・新さっぽろ線(江別ターミナル〜3番通〜新さっぽろ駅)のコースが一部変わる。これまで白樺通〜新さっぽろ間(約8㌔)は道々白樺通り、国道12号線を経由していたが、これを市道3番通、厚別通り経由に改め、8停留所が設けられる。運行回数はこれまで通り平日8往復、日祝6往復。新興住宅地「杜の台(もりのだい)」など3、4番通沿線の人口増加で地域住民から要望が出ていた。
【停車停留所】江別ターミナル 江別郵便局 第3小学校前 青年センター前 市立病院前 王子社宅 2番通4丁目 元江別市営住宅 2番通5丁目 3番通5丁目 3番通6丁目 3番通7丁目 消防学校前 湯川公園入口 3番通8丁目 白樺通(移設) 3番通9丁目 3番通10丁目(新設) 3番通11丁目(新設) 3番通12丁目(新設) 3番通13丁目(新設) 3番通14丁目(新設) 宮町西(増設) 大麻高校(新設) 3番通17丁目(新設) 新さっぽろ駅 (所要35分)
夏ダイヤ改正による変更 (1991年4月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【新型車両の導入】
- 今月末から都市間高速バス31台、一般路線車22台、観光貸切車18台、千歳空港のランプバス2台の計73台の新車導入。全車に冷房、アンチロック・ブレーキ・システム(ABS)を取り付けるほか、近く運転を始める札幌〜北見〜網走間の長距離向けに3列シートのスーパーハイデッカー車(定員30人)、札幌〜滝川、札幌〜岩内間の高速バスにはトイレ付き車両、札幌市内線には低床式車両4台、内装が一新された「小樽マリン号」などが登場する。
【札幌市内線】
- 南102滝野線(地下鉄真駒内駅〜芸術の森センター)=30分おきの運行となり、地下鉄真駒内駅〜芸術の森入口間は15分おきに運行する。
- 新琴似、屯田、あいの里・教育大、栄町・教育大、手稲、花畔団地の各線を増便。
【江別市内線】
- 江別・新さっぽろ線(江別ターミナル〜新さっぽろ駅)=8→12往復に増やし、ほぼ1時間おきになる。
- あけぼの団地線(あけぼの団地入口〜江別高校前)=早朝1往復を野幌駅前まで延長、振り替え。
- 江別4番通線(江別駅前〜野幌駅前)=13→15往復に増便。
【停名変更】
- 「展望台入口」⇒「福住3条9丁目」 東84・東89羊ヶ丘線
- 「短大競技場前」⇒「道都大学前」 広島線(道都大学経由)、札夕線
- 「道都短大前」⇒「大学競技場前」 同上
【新設停留所】
- 高等専門学校前(常盤中学校前〜芸術の森入口間) 南101空沼線、南102・南103滝野線
- 福住3条3丁目(中央通10丁目〜静修短大前間) 東95里塚線(4/20から) ※情報/各駅倉庫さん
早来バス、あつまバスに社名変更 (1991年4月1日)
早来バスを運行する早来運輸(本社・厚真町)は新社屋の建設、移転にあわせ、1日から社名を「あつまバス」に改称する。かつて隣町の早来に本社があったので現社名が付いたが、社名と本社所在地が異なるため利用者にも混乱が生じ、地元の厚真町からも社名変更を求める声が強かった。通称の「早来バス」は昭和24年から使われてきたが、4月からはこちらも新社名と同じ「あつまバス」になる。新社屋の建設地は厚真高校に近い厚真町本郷229で、4月末には引っ越す予定。
高速ちとせ号を4年ぶり再開!! (1991年4月20日)
中央バスの高速ちとせ号(札幌〜千歳間 46・2㌔)が20日からスタートする。この路線は5年前に一度運行していたが利用が伸びず1年で休止した経緯があるが、このたび4年ぶりに復活することになった。
札幌から国道12号線、道央自動車道(札幌南インター〜恵庭インター間)を経由して千歳市街まで、デラックスバスで毎日16往復し、所要時間65分。運賃は大人片道650円、往復券は1,200円。これに伴い、札幌〜千歳間を北広島IC〜恵庭IC経由で結んでいた現行の「特急千歳線」はルートを国道36号線経由に改め、名称が「快速千歳線」に変わる。
これを祝って同社千歳ターミナルで20日、テープカットやくす玉割りなど出発セレモニーが行われ、初便の乗客20人に記念のペン立てがプレゼントされた。
【停車停留所】札幌ターミナル(復路は北1条) 大谷地ターミナル 輪厚(高速) 北恵庭(高速) 漁町(7/10から新設) 恵庭市役所通 恵庭駅通 恵庭公園通 自由ヶ丘団地 自衛隊前 北栄小学校 錦町十字街 千代田町3丁目 千歳駅前 千歳ターミナル ※札幌終着場所は「北1条」(市民会館西側)
低床式バス試験運行!! (1991年4月)
中央バスは今春から低床式バス4台を導入し走行テストを行う。このバスは地上高32㌢と従来の標準車より第1ステップで約5㌢、車内床面までは10㌢以上低く、歩道との段差は10数㌢。ひと回り小さい偏平タイヤを装着することで床全体を下げた。キャッチフレーズは"お年寄りや身障者、子どもにも優しいバス"。とりあえず4月末から三菱製(札幌22か1218〜19)、日野製(同1251〜52)各2台ずつ計4台を札幌市内線に走らせ、テスト結果がよければ本格導入を推進していく。
同社は1972年から8年間、計45台の低床式バスを導入したことがあるが、雪の多い道内では使用路線が限られるためしばらく購入をストップしていたが、最近になって冬場の道路事情が改善されてきたため導入に踏み切った。
ドリーミントオホーツク号をスタート! (1991年5月30日)
札幌〜北見〜網走間を結ぶ都市間バス「ドリーミント オホーツク号」(延長349.8㌔)が30日からスタートする。中央バス、北見バス、網走バスの3社共同運行で、札幌〜旭川間は道央自動車道を利用する。運行回数は日中3往復、夜間1往復の計4往復。所要時間は札幌から北見まで約5時間、網走まで約6時間となり、夜行便はいずれも1時間延長。ただし1人乗務の2往復は休憩時間を長めに取るため30〜70分遅くなる。料金は北見まで大人片道5,100円(往復9,600円)、網走まで片道6,100円(同11,500円)。座席は全席指定の完全予約制。札幌〜北見・網走間はこれまで年末年始に帰省バスが運行されたことはあったが、定期バスの運行は初めて。
これにあわせ、3社は3列1人掛けのゆったりしたリクライニングシートやビデオ、テレビ、音響マルチステレオ、トイレ、自動車電話などを装備した自慢の新型スーパーハイデッカー(定員30人)を購入して運行にあたる力の入れようで、中央バス札幌ターミナルでは30日、午前9時の始発便にあわせて出発式が行われる。(このバスは1日平均利用者約190人、週末は増便するほどの人気に)
- 停車停留所=札幌駅前ターミナル(降車のみ) 北2条西3丁目(同) 時計台前(同) 中央バス札幌ターミナル(乗車のみ)〜(札幌IC―旭川鷹栖IC)〜北見バスターミナル 網走駅前(降車のみ) 網走バスターミナル
- 発車時刻=札幌発9:00 13:00 16:00 23:40(夜行便)、網走発7:00 10:00 13:00 22:50(夜行便)
千歳空港にランプバス導入 (1991年6月11日)
中央バスはこのほど千歳空港ターミナルと飛行機を結ぶ構内専用バス"ランプバス"を2台購入、11日から搭乗客輸送などにあたる。バスは地上ステップ高が30㌢以下の低床式バスで、車内には荷物台が設けられ乗車口は間口の広い4枚折りドアを初めて導入したほか、ボディーには都市間バスに使われている白、赤、グレーの3色カラーを採用した。座席は対面式と2人がけロマンスシートを組み合わせ、乗車定員は80人。三菱製(札幌22か1409)と日野製(同1415)が各1台ずつある。
これまで航空機の臨時便で混雑する時など空港内の乗客輸送は一般の貸切車両で対応していたが、来年の新千歳空港開港で国際線などターミナルビルから離れた航空機の利用が増えるのに備え、特別仕様の空港専用車を初めて導入することにした。
道民の森ゆきバス発車!! (1991年7月7日)
中央バス江別営業所は昨年9月オープンした道民の森(当別町青山三番川)と当別市街地を結ぶ「道民の森行きバス」(当別ターミナル〜道民の森)を7/7〜10/27まで運行する。
現行の青山線(当別ターミナル〜阿蘇岩口)のうち1往復を日曜・祝日のみ「道民の森」まで延長するもので、所要時間は片道約1時間。ダイヤは当別ターミナル発10:00、道民の森発15:00の1往復。所要時間62分。料金は大人810円、小人410円。
道民の森は当別町北部一帯と月形町にまたがる約11,000㌶の広さをもつ全国最大規模の森林公園。バス運行を記念して、道と道森林整備公社は7日午後1時から同園で野鳥観察会を行う。
【停車停留所】
- 当別ターミナル〜(青山線と同じ)〜阿蘇岩口 道民の森
※翌年から阿蘇岩口〜道民の森間に「牧場南」を新設
北都交通と根室交通が提携へ (1991年9月6日)
根室交通(本社・根室市)は6日までに大手観光バス会社の北都交通(本社・札幌市)と業務提携し、経営拡大する方針を固めた。7月末に北都交通側から過半数の株式譲渡を含む業務提携の申し入れがあり、同社の筆頭株主の根室市も「将来的なことを考えるとやむを得ない」(大矢市長)と判断したほか、170人の株主のうち有力株主の賛意も取り付け、提携の方針を固めたもの。同社の寺嶋社長も「市内の路線バスは赤字経営で、経営基盤を安定させるため計画を進める決意をした」と話している。
ポテトライナーが日勝峠経由に!! (1991年9月20日)
中央バス、JR北海道、北都交通、十勝バス、北海道拓殖バスの5社は、20日から「ポテトライナー」(札幌〜帯広間)の一部経路を変更してスピードアップをはかる。
ポテトライナーはこれまで道央自動車道〜滝川〜狩勝峠を大回りしていたが、19日の穂別町福山〜日高町間(19.8㌔)の開通で全線開通した国道274号線(日勝峠)経由に切り替える。
走行距離はこれまでより51㌔短縮され、所要時間も25分早い片道4時間15分。ガソリン代、高速料金も減るため運賃も200円値下げして片道3,600円になる。ただし夜行便は利用が少ないため廃止、昼行便に振り替える。
運賃改定による変更 (1991年11月1日)
中央バスは人件費高騰などにより、1日から路線バスの運賃を値上げする。それに伴い道南、JR北海道、道北バスなど競合区間を持つ路線も同調値上げされるが、札幌市内線は市交通局と同調して行うため今回は見送られる。同社の値上げは1989年11月以来2年ぶり。
【運賃改定】
- 初乗り運賃は120円→130円、1㌔当たりの基準賃率は21円40銭→23円20銭にいずれも引き上げる。平均値上げ率は5.2%(申請5.9%)。
- おもな新料金は札幌〜小樽(470円→500円)、同〜千歳(650円→680円)、同〜旭川(1,750円→1,800円)、同〜富良野(1,800円→1,900円)。
冬ダイヤ改正による変更 (1991年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【高速バス】
- 高速なよろ号(札幌〜名寄)=旭川経由をやめ札幌〜士別・名寄間直行となる。このため旭川市内は旭川新道経由に切り替える。
【廃止停留所】4条1丁目、3条9丁目、旭川ターミナル、旭川駅前
- ポテトライナー(札幌〜帯広)=年末年始(12/27〜1/5)、雪まつり(2/5〜11)、春休み(3/20〜31)は既存便5往復のほかに深夜便を含む臨時便2往復を増発する。ダイヤは札幌、帯広発とも13:00、23:55の2本。
【空港連絡バス】
- 千歳空港線(千歳空港〜大谷地ターミナル)=運行間隔が30分→20分おきになる。
すすきの発深夜バスをスタート! (1991年12月13日)
中央、じょうてつ、JR、札幌市営の4バスは、13日から札幌の歓楽街・薄野(すすきの)と郊外を結ぶ深夜バスを初めて運行する。麻生駅、新札幌駅など5方面に木・金・土曜の深夜帯に各3便ずつ走らせ、師走の忘年会帰りの利便をはかる。
深夜バスの運行は13〜15日、20〜23日、27〜29日の計10日間。各方面ともすすきのを深夜0時、0時半、1時に発車し、途中停留所はいずれも降車のみ。運賃は1区間500円、2区間700円の割り増し料金。
昨年は市内タクシー会社が師走でごった返すススキノの"タクシー争奪戦"を緩和させようと、9人乗りジャンボタクシー延べ515台を投入して酔客をさばいたが、道バス協会では「深夜バスは人件費がかさみ利益は望めないが、市民のサービス向上をはかった」と話している。
【深夜バス運行系統】
- 中央バス すすきの(南3西3)→(西5丁目経由)→地下鉄麻生駅
- 中央バス すすきの(南3西3)→(国道36号経由)→真栄
- じょうてつ すすきの(南3西3)→(石山通り経由)→地下鉄真駒内駅
- JRバス すすきの(南3西3)→(地下鉄琴似駅経由)→手稲公営住宅中央
- 市営バス すすきの(南3西3)→(南郷通り経由)→新さっぽろ駅
夏ダイヤ改正による変更 (1992年4月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【高速バス】
- ドリーミントオホーツク号(札幌〜網走)=4/25から4→7往復に増やし、初めて北見始発便を設ける。
- ポテトライナー(札幌〜帯広)=ゴールデンウィーク(4/24〜5/5)と夏休み、お盆(7/24〜8/23)は深夜便を含む2往復の臨時便を増発。
【札幌市内線】
- 札幌市営バスの料金改定に伴い、札幌市内のバス運賃を1区170円→190円、2区200円→210円に引き上げる。市内運賃の値上げは90年3月以来約2年ぶり。
- 南花畔通線(地下鉄麻生駅〜屯田南小学校〜花川北7条1丁目)=14往復を新設。現行の北02屯田線(地下鉄麻生駅〜屯田南小学校〜屯田ターミナル)を全便延長し6停留所を新設。北02屯田線は廃止する。
【停車停留所】地下鉄麻生駅〜(北02屯田線と同じ)〜屯田第4横線 北4番橋(新設) 紅南小学校前(同) 花川北2条6丁目(同) 花川北3条5丁目(同) 花川北4条5丁目(同) 花川北6条4丁目(同) 南花畔通 花川北6条3丁目 花川北7条1丁目 (所要28分)
- 上野幌線(大谷地ターミナル〜東栄通り)=終点をライブヒルズ南まで延長し「ライブヒルズ中央」「ライブヒルズ南」の2停留所とバス転回場を設ける。
- 新さっぽろ線(新さっぽろ駅〜緑ヶ丘団地)=上野幌線と同じく5/20から東栄通り〜今井牧場前間を「ライブヒルズ中央」「ライブヒルズ南」経由に切り替え「里塚1号線中央」停留所を廃止。ライブヒルズ南〜今井牧場前間は仮設道路を通る。※仮説道路は現うるおい公園付近
【江別管内】
- 江別・月形線(江別ターミナル〜新篠津市街〜月形駅前)を廃止。ただし新篠津町営バス(ニューしのつバス)に引き継ぐ7日までは江別ターミナル〜新篠津市街間を2往復する。
- 南幌線(江別ターミナル〜南幌)=小中高の休校日は全便運休。
【千歳管内】
- 富岡線(千歳ターミナル〜北陵高校)=終点を長都駅前まで約1.6㌔延長し「勇舞1号橋」「6線中通」「すずらん公園」「長都駅前」の4停留所を新設。
- 千歳線(札幌ターミナル〜千歳ターミナル)=快速便も普通便と同じく三里塚小学校〜柏木間は全停留所に停車する。
【新設停留所】
- 東茨戸(篠路高校〜茨戸小学校・篠路10条3丁目間) 北24あいの里・教育大線、北41ひまわり団地線
- さなえ橋(2番通〜3番通間) 北24あいの里・教育大線、北41ひまわり団地線、石狩線ほか
- 花川南6条5丁目(花川南7条5丁目〜同5条5丁目間) 花畔団地線
【増設停留所】
- 「北24条西2丁目」「北24条東1丁目」 札浜線
幌平橋かけ替え工事による変更 (1992年6月1日)
老朽化と慢性的な交通渋滞に悩まされている札幌・豊平川の幌平橋かけ替え工事に伴い、1日から中央バスの平岸線(東50・東51)と羊ヶ丘線(東89)のルートが当面変更になる。
両線とも上り線は現幌平橋の約50㍍上流に架けられた西進一方通行の"仮橋"を渡るため大きな変更はないが、下り線は南大橋、豊平川右岸通りを迂回するため「中島公園入口」「幌平橋」の両停留所を移設する。
同橋完成は94年12月ころの予定だが、道内で唯一指定された建設省の「マイロード事業」を活用し、車道を約2倍の4車線に広げ慢性的な渋滞を解消させるほか、歩道部分には周辺の景観に配慮して人口の滝や彫刻、展望空間などを設けるプラン。
新千歳空港OPENによる変更 (1992年7月1日)
中央バスは1日から新千歳空港ターミナルビルの開業にあわせ、これまで旧千歳空港を発着していた11路線を新ターミナルビル発着に切り替える。また空港に直接乗り入れるJRに対抗し、空港と札幌を直行する「空港連絡バス」は月寒経由に一本化され、JRの駅から遠く離れた国道36号沿いの利便性を強化する。新装となるターミナルビルには中央バスの案内所やバスのりばが設けられ、同日から営業開始する。
【高速・特急バス】
- 空港連絡バス(札幌〜千歳空港)=北郷経由(札幌発31本)を廃止、月寒経由に振り替える。月寒経由は新たに「新千歳空港」に乗り入れ、札幌発は22→53本に増やし日中は1時間5本に増強するほか、7月下旬から後楽園ホテル発便に「ロイトン札幌」停留所を新設する。
- 高速ちとせ号(札幌〜恵庭〜千歳ターミナル)=全便終点を「新千歳空港」まで延長するほか、札幌終着場所を「北1条」(札幌市民会館西側)から「札幌駅前」(東急デパート前)に変更。
- 特急苫小牧線(札幌〜苫小牧)、高速かもめ号(千歳空港〜小樽駅前)、キロロ線(同〜キロロリゾート)、高速そらち号(同〜岩見沢・滝川・芦別)の各線=これまで千歳空港発着だったが、新千歳空港発着に変わる。
【千歳市内線】
- 空港市内線、工業団地線、千歳空港・支笏湖線、千歳空港・ニセコ線、洞爺湖温泉線=これまで千歳空港発着だったが、新千歳空港発着に変わる。
【新設停留所】
- エア・カーゴ前、新千歳空港 (高速ちとせ号、特急苫小牧線、空港市内線ほか)
【廃止停留所】
- 千歳空港 (空港連絡バス、特急苫小牧線、空港市内線ほか)
スターライトに阿寒・くしろバス参入 (1992年7月11日)
これまで中央バスが単独運行していた札幌〜釧路間直行バス「スターライト釧路号」は11日からくしろバス(本社・釧路)、阿寒バス(同)を加えた3社共同運行となり、これまでの夜行便1往復に加え、日中便3往復を新設した4往復体制に生まれ変わる。
これにあわせ日中便は「音別駅前」や「白糠駅前」など途中停留所を追加するほか、運行ルートは国道274号線、日勝峠に切り替えてスピードアップをはかる。また運賃は片道5,700円→5,500円、往復1万300円→1万円に値下げする一方、所要時間はこれまでより30分早い片道約6時間半を実現。ただし夜行便は従来通り狩勝峠経由となる。
このほか、中央バス、JR北海道バスなど5社が共同運行するポテトライナー(札幌〜帯広)は、昨年9月の国道274号線全線開通に伴い各社とも臨時便を各1往復運行しているが、このほど正式に認可され11日から正式便となる。
【日中便 停車停留所】 ★印:新設停留所
- 札幌駅前ターミナル(降車のみ) 北2条西3丁目(同) 時計台前(同) 中央バス札幌ターミナル(乗車のみ) ★音別駅前 ★白糠駅前 ★大楽毛駅前(降車のみ) ★鳥取分岐(同) ★十条正門(同) 釧路駅前
※10月1日より夜行便も音別駅前、白糠駅前に停車
【発車時刻】
- 札幌発9:00 11:00 13:30 23:00
- 釧路発9:00 11:30 13:30 23:00
【北都・根室】札幌―根室間をスタート! (1992年8月7日)
北都交通(本社・札幌)と根室交通(本社・根室)は共同で札幌〜根室間をノンストップで結ぶ深夜バス「オーロラ号」を8/7〜8/31まで臨時運行する。お盆時期の帰省と観光客向け。午後10時に札幌(大通バスセンター)と根室(根室交通本社前)を出発、翌朝6時半に到着する。運賃は大人片道7,000円(往復12,600円)、学生6,300円(同11,300円)、小人3,500円(同6,300円)とJRの片道7520円(普通運賃)よりグンと格安、JRや空路のように釧路で乗り継ぎする必要もない。定員26人の完全予約制で、車両はゆったりした3列一人掛けシート。冷暖房、トイレ、自動車電話、テレビ、マルチステレオを備え、ひざかけ毛布、スリッパ、おしぼり、無料ドリンクサービス付き。両社は昨年北都交通側の依頼で、過半数の株式譲渡を含む業務提携を行っていた。
※この路線は乗車率80%と地元客を中心に好評で9月末まで延長運転、11/20より深夜定期バスとして運行開始した
薪バス「まき太郎」お披露目!! (1992年9月14日)
中央バス札幌整備工場(石狩町)が来年の創立50周年を記念して、今年3月から復元作業を進めてきた代燃バス「まき太郎」がこのほど完成。小樽市内で14日走り初めを行い、20日の「バスの日」にあわせ札幌・大通公園8丁目で一般公開される。
この代燃車は全長8㍍、幅2.5㍍、高さ2.9㍍。乗車定員は22名。正式には「石油代用燃料使用装置設置自動車」と呼ばれ、車体後部に取り付けられた円柱形の燃料炉で薪(まき)を燃やしてエンジンを動かす仕組み。石油事情の厳しい戦時中や終戦直後は、ガソリン車に代わる住民の足として同社でも数台運行されていたという。
薪バスそのものは現存せず図面もまったく無いため、同工場では札幌や千歳のスクラップ工場で見つけた1964年と72年製の旧国鉄所有とみられるボンネットバス(ディーゼル車)2台からボディーをつくり、妹背牛町の自動車整備工場にあった消防車(72年製)のガソリンエンジンに薪バスのガス発生装置を組み合わせ、試行錯誤の末に完成させた。
ボンネット型のレトロな外観には創立当時の赤、白、ブルー3色の塗装が施され、内外装やライト、ベンチシート、腕木式の方向指示器なども当時の姿を忠実に再現している。最高速度は約60㌔。薪1㌔で約1㌔走行し、ガソリンでの走行も可能だという。
20日午前11時からの一般公開では先着千人に限り、戦時中に古平〜余別間のバス路線で実際に使われた乗車券を写真製版した復刻乗車券がプレゼントされる。
日本海るもい号をスタート! (1992年10月23日)
中央バスは22日開通した国道231号の新ルートを走る札幌・留萌線「日本海るもい号」(札幌〜雄冬〜留萌)を23日からスタートさせる。
札幌から浜益、雄冬、増毛など日本海沿岸を経由して留萌までを3時間で結び、札幌発9:05と留萌発14:30の1日1往復。車両はテレビ、トイレ付きのデラックスバス(ハイデッカー車)を使用する。札幌からの片道運賃は雄冬まで1,750円、増毛まで1,850円、留萌まで1,900円。札幌〜留萌間の往復券(3,600円)や4枚綴り回数券(6,800円)も利用できる。
【停車停留所】
- 札幌ターミナル〜(茨戸大橋)〜八幡町入口 トーメン団地 望来 厚田役場前 濃昼 毘砂別 柏木 川下(増設) 浜益 幌学校入口 雄冬 増毛ターミナル(新設) 留萌ターミナル 本町十字街 錦町 開運町 駅前十字街
※雄冬〜駅前十字街間は札幌ゆきが乗車のみ、留萌ゆきは降車のみ
秋の新車は低床&ニューカラー (1992年11月)
中央バスは昨春道内で初めてテスト導入して好評を得た"低床式バス"をこの秋から本格的に導入、早ければ11月上旬から札幌や小樽、岩見沢などの各路線にお目見えする。
この新型バスは地上ステップ高が約5㌢と従来車より2〜5㌢も低く、ひと回り小さい偏平タイヤを装着することで床全体を下げた。悪路を走行する場合はエアサスペンションを使って車体を上げることもでき、乗車口は4枚折れ戸を採用し、開口部は標準車より3割も広い。同社はこの秋購入する新車71台のうち47台をこの低床式バスに切り替え、札幌に33台、小樽に12台、空知に2台配置する。全車ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や冷房を完備。価格は1台2千万円と標準車より割高になるが、お年寄りや体の不自由な人、子供たちには喜ばれそうだ。
中央バスではこれを機にバスのボディーカラーも一新、1954年から約40年間続いた赤と白のツートンカラーを都市間バスなどに使われている白、ワインレッド、グレーの3色に統一し、この秋の新車から順次採用する。
冬ダイヤ改正による変更 (1992年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【空港連絡バス】
- 地下鉄麻生駅(バスターミナル)〜札幌北IC〜新千歳空港系統を新設。片道50分、料金は大人750円。麻生発13便、空港発10便、ほか大谷地ターミナル経由があり、札幌市北区や石狩町住民の利用を狙う。このほか、北都交通は「麻生ターミナル〜地下鉄大谷地駅〜新千歳空港」系統を1日10本新設するほか、札幌駅前〜新千歳空港系統に「豊平郵便局前」を新設。
【札幌市内線】
- 北36 あいの里・篠路線(札幌ターミナル〜東8丁目〜あいの里4条3丁目)=19.5往復を新設。従来の札幌(タ)〜篠路駅前団地線の一部を「あいの里4条3丁目」まで延長、これによりあいの里と札幌都心が5年半ぶりにバス一本で結ばれる。
【運行ルート】札幌ターミナル〜(北36篠路駅前団地線と同じ)〜篠路駅前団地〜篠路高校〜あいの里教育大駅前〜拓北高校前〜あいの里4条3丁目
- 北21ひまわり団地線(地下鉄栄町駅〜ひまわり団地)=篠路地区のルートを上篠路(移設)〜コミュニティセンター入口(増設)〜コミュニティセンター前(新設)〜篠路駅前に切り替える。
- 栄町・太美線(地下鉄栄町駅〜太美北1号)=あいの里地区のルートを次のように切り替えるほか、地下鉄栄町駅〜あいの里4条9丁目間に新系統を設ける。
【停車停留所】地下鉄栄町駅〜(現行)〜あいの里1条6丁目〜あいの里2条7丁目(増設)〜あいの里東公園(新設)〜釜谷臼駅前(新設)〜あいの里3条9丁目(新設)〜あいの里3条10丁目(新設)〜あいの里4条9丁目(移設)〜(現行)〜太美北1号
- 花畔団地線(地下鉄栄町駅〜花川南5丁目〜藤学園キャンパス前)=スクール便を新設。同校正面玄関に「藤学園キャンパス前」停留所を新設。
- 東81南平岸線(札幌駅前〜南平岸〜中央通10丁目)=地下鉄工事完了に伴い、経路を豊園通りに戻して「八条中学校」「美園8条2丁目」「美園8条3丁目」の3停留所復活。
- 南103滝野線(サンブライト真駒内〜藻岩高校前)=2往復を新設。日祝は運休。
【郊外線】
- 北広島団地線(広島市街〜山手町4丁目)=全便北広島駅経由となり、終点を広島市街〜東共栄(共栄東を名称変更)〜東部中学校入口(新設)まで延長。
【江別市内線】
- 江別・新さっぽろ線(江別ターミナル〜新さっぽろ駅前)=座席数がこれまでより10席多い40席の新車2台を購入して同線に走らせ、14→18往復に増便。
【停名変更】
- 「勇舞1号橋」⇒「クリアコート千歳前」 富丘線
夏ダイヤ改正による変更 (1993年4月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【高速バス】
- オーシャンドリーム(札幌〜函館)=4/21〜3往復新設、道南バスと共同運行する。
【札幌市内線】
- 北23教育大線、北24あいの里・教育大線、北36あいの里・篠路線=全便「あいの里4条3丁目」から「あいの里4条1丁目」(新設)まで延長。
- 石狩線(札幌ターミナル〜東1丁目〜豊明高等養護学校)=スクール便を1本新設。
【千歳管内】
- 東千歳線(千歳ターミナル〜自衛隊正門)=一部経路を変更し「弥生3丁目」「寿3丁目」の2停留所を新設。
【新設停留所】
- 南103滝野線=川沿5条2丁目(藻岩高校前〜藻南公園前間)
- 東90札江線、東91大麻線、札当線=サッポロファクトリー前(札幌ターミナル〜北1条東7丁目間)
オーシャンドリーム運行スタート! (1993年4月21日)
中央バスと道南バスは21日から札幌〜函館間の都市間高速バス「オーシャンドリーム」(札幌・函館線 300.3㌔)を共同でスタートする。
バスは全席指定の完全予約制で、札幌南インター〜伊達インター間は道央自動車道を利用、日中2往復と夜行便1往復の計3往復する。所要時間は昼行便が5時間20分、夜行便は6時間5分。運賃は大人片道4,600円、往復8,200円、学生割引も設ける。両社ともBS(衛星放送)、マルチチャンネルステレオ、自動車電話、トイレ、1人掛けシートを装備したスーパーハイデッカー(日野セレガ)で運行する。
札幌〜函館間は北都交通が9年前から深夜直行バス「オーロラ号」を1往復運行しているが、同社も21日から昼行便を1往復から2往復に増やし、従来の中山峠経由を4台から3台に編成替えして運行する。
- 停車停留所=中央バス札幌ターミナル(往路のみ) 札幌駅前ターミナル(復路のみ) 北2条西3丁目(同) 時計台前(同) 五稜郭駅前(往路のみ) ガス会社前(同) 函館駅前(ターミナルのりば)
- 発車時刻=札幌・函館発とも9:00 13:00 23:55(夜行便)
麻生バスターミナルOPEN!! (1993年4月29日)
昨年5月から地下鉄南北線麻生駅の市営麻生バスターミナル跡に建設していた麻生バスターミナル・パーキング(札幌市北区北39西4)の建て替え工事がこのほど完成、29日待望のオープンを迎える。
ターミナルは鉄骨造り6階建て一部7階、延べ約2万800平方㍍。札幌市交通局が用地を提供、隣接するダイエーがビルを建設した札幌市の「遊休資産活用策」の第1号にあたり、総工費は40億円。1階がバスターミナル、2〜5階はダイエーが運営・管理する500台収容の立体駐車場、6〜7階は機械室として利用する。これまで平屋の待合所しかなかったバスのりばは従来の5バースを8バースに増やしたほか、新たに待合所を併設した総合案内所が設けられ、中央バスの定期券、定期観光乗車券のほか航空券販売や旅行代理店業務、札幌市営バスの定期券も発行する。
一方、昨年12月からスタートした麻生駅〜新千歳空港間の空港連絡バスは、5月1日から9本増えて1日35往復に増強され、運賃の支払い方法がこれまでの「先払い式」から「後払い式」に切り替わる。
運賃改定による変更 (1993年10月1日)
苫小牧市営バス、あつまバス、道北バス、旭川電気軌道4社の値上げに伴い、1日から同じ運行エリアをもつ中央バス、北空知バス、道南バス、士別軌道、名士バス、沿岸バス6社の競合路線も同一運賃に値上げする。
冬ダイヤ改正による変更 (1993年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。石狩町内では町役場が花畔地区の新庁舎に移転、このためバス路線を花畔地区に集約するなど利便を図る。
【運賃改定】
- 中央バスの道央圏130路線で平均5%値上げ。基準賃率(1㌔あたり)は23円20銭→25円20銭、初乗り運賃は130円→140円にいずれもアップ。人件費など諸経費の増加、利用客の減少などがおもな理由。同社の値上げは91年11月以来2年ぶり。
- おもな新料金は札幌〜広島市街、同〜江別410円→430円、札幌〜石狩間530円→580円など。
- 札幌市内線やJRと顧客獲得競争の激しい札幌〜新千歳空港、札幌〜旭川など主要路線の値上げは見送る。
【札幌市内線】
- 第2土曜は日祝ダイヤで運行する。
- 花畔団地線(地下鉄麻生駅〜花畔団地)=花畔系統に集約。
- 東86清田団地線(札幌駅前〜清田団地、南郷18丁目駅〜清田団地)=終点を新「清田団地」(新設)まで延長。旧「清田団地」は「清田8条2丁目」に改称する。(転回場の工事遅延により12/31から実施)
【郊外線】
- 石狩町内線(石狩〜母子会館前、同〜トーメン団地)=2系統を廃止。
- 石狩線(札幌ターミナル〜トーメン団地)=終点を約680㍍延長して2停留所を新設するほか、ルートを茨戸大橋経由から花畔経由に変更。1→3往復半に増便。
【停車停留所】札幌ターミナル〜(花畔経由に変更)〜トーメン団地入口(旧トーメン団地)〜緑ヶ原1丁目(新設)〜トーメン団地(新設)
- 空港連絡バス(麻生〜新千歳空港)=一部を札幌テルメ発着(麻生経由)に変更。
【江別管内】
- 当江線(当別ターミナル〜江別ターミナル)=利用減少による合理化のため、15日から系列の札幌第一観光バスが新たに乗り合い免許を取得して路線を引き継ぐ。
【千歳管内】
- 苫小牧支笏湖線(苫小牧駅前〜支笏湖畔ターミナル)=4往復を新設。冬期間(11/4〜4/24)は3往復。昭和20年代から苫小牧市営バスが運行していた路線だが、赤字のため市から代替運行の要請があった。運行回数や停留所は変わらないが、苫小牧駅前乗り場は市営バスターミナルからサンプラザ北側に移る。これを記念して1日、第1便にあわせて苫小牧駅前停留所でバスの引き継ぎ式が行われ、運転手に花束が贈られた。
【停車停留所】苫小牧駅前 表町5丁目(新設) 若草5丁目(新設) 緑跨線橋(新設) 緑町郵便局前(新設) 市営球場前(新設) 公園前(新設) 高丘(新設) 高丘霊園前(新設) 三哩(新設) 第二霊園前(新設) 六哩(新設) 十哩(新設) 丸山(新設) 分岐点 スキー場入口 モーラップスキー場(再設) スキー場入口 滝の上 支笏湖畔ターミナル
- 東千歳線(千歳ターミナル〜自衛隊正門)=梅ヶ丘地区の経路を変更し「梅ヶ丘2丁目」を新設。
- 富丘線(千歳ターミナル〜北陽高校)=スクール便を新設し、同校正門前に「北陽高校」停留所を新設。
【停名変更】
- 「花川北7条1丁目」⇒「石狩庁舎前」 石狩線、札厚線、南花畔通線ほか
- 「花畔入口」⇒「石狩庁舎前」 西151手稲線、花畔団地線ほか
- 「役場前」⇒「親船町」 石狩線
- 「トーメン団地」⇒「トーメン団地入口」 石狩線、札厚線、札浜線
- 「清田団地」⇒「清田8条2丁目」 東86清田団地線 ※12/31から
【新設停留所】
- 広島プリンスホテル(農場入口〜道都大学前間) 札夕線
※ホテル正面玄関前に停車(バス停ポールは設置しない)
【阿寒・北見】釧路―北見間をスタート! (1993年12月23日)
阿寒バスと北見バスは12/23〜1/16まで、釧路〜北見間を約3時間で結ぶ初の都市間バスを運行する。年末年始の帰省客向けの臨時便だが、利用動向を見て定期便化を検討する。
バスは1日2往復、釧路駅前(釧路東急イン横)と北見バスターミナルともに9時と14時に出発し、運賃は片道大人3300円(往復6千円)、小人半額。1/1は運休。
※この路線は1便平均10.5人と好評につき、1994年3月19日〜5月8日まで2往復臨時運行(経路、ダイヤ、運賃は同じ)
夏ダイヤ改正による変更 (1994年4月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【高速バス・空港連絡バス】
- オーシャンドリーム(札幌〜函館)=運行時間を10分短縮。
- 高速のぼりべつ号(札幌〜登別)=1往復を「登別伊達時代村」に乗り入れる。
- 空港連絡バス(地下鉄麻生駅〜新千歳空港)=4/25から麻生始発を午前7:00→6:30に繰り上げ増便する。
【札幌市内線】
- 平岡ニュータウン線(大谷地ターミナル〜平岡高校前)=スクール便を学校前まで延長。1日3往復半。
【新設停留所】平岡高校前、平岡5条4丁目(6月より)
【郊外線】
- 北広島団地線(総合体育館〜中央通〜山手町4丁目、総合体育館〜緑陽通〜山手町4丁目)の2系統を新設。中央通経由は4往復半、緑陽通経由は4往復。
【新設停留所】総合体育館(敷地内にバス専用発着所を新設)
- 里塚霊園線(札幌ターミナル〜里塚霊園)=真栄団地入口〜里塚霊園間を羊ヶ丘通りに切り替え「里塚中央」「三里塚小学校」停留所廃止。(8/13から)
【江別管内】
- 青山線(当別ターミナル〜阿蘇岩口・青山中央)を廃止。1日から系列の札幌第一観光バスが引き継ぎ、新たに茂平沢地区に乗り入れ3停留所を新設する。5月中旬〜10月中旬は恒例の「道民の森」(神居尻地区)延長も検討している。この路線は5年ほど前から廃止か町営による存続が検討され、当別町が第一観光バスに運行を依頼する形で運行経費などの赤字分を補う。これを記念して1日、当別ターミナルで出発式が行われた。
【新設停留所】本沢入口、みどり野団地中央、茂平沢北部(茂平沢橋〜神社前間)
【定期観光】
- 地下鉄東豊線延長補償として札幌市内定期観光バス9コースが札幌市交通局から移譲されるほか、新たに「ビール王国歴史めぐり」「サッポロ晩餐会」「エアー・アンド・おたるコース」の3コースを設ける。市営バスから引き継がれるのは「すずらん」「アカシア」「ポプラ」「札幌一日」「夜の札幌」「春の札幌」「初冬の札幌」「冬の札幌」「ホワイトコース」の9コース。淡い黄緑色に再塗装した2階建てバス2台を使用する。
【増便】
- 滝野線、手稲線、花畔団地線、苫小牧・支笏湖線
【新設停留所】
- 「北2条西3丁目」(往路のみ) 北01・北03・北31屯田線、北04新琴似線、北34・北35・北36篠路駅前団地線 ※4/11から実施、「北1条」は廃止
- 「朝日町2丁目」(広島市街〜東共栄間) 北広島団地線 ※中央公民館利用者から要望あり
- 「ファミリー農園」(青山中央〜牧場南間) 札幌第一観光バス青山線(道民の森行バス) ※5/15から
チェアリフトバス初導入 (1994年5月19日)
中央バスは高齢者や体の不自由な人にも気軽に旅を楽しんでもらおうと19日、車イス昇降機付きの「リフト式バス」を初めて納車した。
バスは日産ディーゼル製の観光バスタイプで、ナンバーは「札幌22か2365」と「同2366」の2台。バスの側面中央に設けられた扉から油圧式チェアリフトを使って車イスに座ったまま乗り降りできる。車イス利用者の座席はリフト周辺に14人分確保され、介護しやすいようゆとりを持たせており、通常の観光バスよりシート数は少ないが車イス2台を固定でき、シートベルトのほか胸部を支える補助ベルトもついている。定員は補助席を含め40人。1台3,600万円と通常の観光バスより700〜800万円割高だが、障害者の団体などに優先的に利用してもらい、リフトを畳んで通常の貸切バスとしても利用する。
同社は2台を札幌の大曲営業所に配車し、来月1日札幌で試乗会を行う。リフトバスは札幌のエクセルバス、紋別市(北紋バスに運行委託)に次いで道内3番目。
【北見・阿寒】北見―釧路に臨時都市間バス (1994年7月22日)
北見バスと阿寒バスは7/22〜10/16まで、北見〜釧路間を結ぶ臨時都市間バスを共同運行する。1日2往復で北見バスターミナル、釧路駅バス乗り場をそれぞれ9時半と15時半に出発し、所要時間約3時間。運賃は片道3300円、往復6000円。北見発は途中5ヶ所に停車し、釧路発の途中停車は阿寒湖のみ。この路線は93年12月の開始以来、繁忙期のみ臨時運行している。
◇停車停留所=北見バスターミナル、阿寒湖バスセンター(北見発降車、釧路発乗車のみ)、大楽毛駅前(北見発降車のみ)、星が浦大通4丁目(同)、鳥取分岐(同)、鳥取大通2丁目(同)、釧路駅バス乗り場
中央バス 車内禁煙を拡大 (1994年10月1日)
中央バスは1日から都市間高速バス、特急バスなどの車内禁煙を拡大する。これによって同社が単独運行する路線のほぼすべてが禁煙化される。嫌煙ブームの高まりで同社が禁煙を拡大するのは1988年7月以来6年ぶり。禁煙化されるのは次の路線。
- 高速くっちゃん号、しゃこたん号、いわない号=札幌〜小樽間の禁煙を全線に拡大。
- 高速ゆうばり号、くりやま号=札幌〜栗山間の禁煙を全線に拡大。
- 高速しんとつかわ号=「喫煙はご遠慮願います」の表現にとどめていたのを全線禁煙化。
- 札幌〜芦別、同〜滝川、同〜浜益、同〜積丹、同〜岩内、同〜夕張、滝川〜旭川間の特急、ローカル7路線を禁煙化。
- 定期観光バス、スキーバス=喫煙制限はなかったが、札幌と小樽市内の定期観光コースを禁煙化。
- 乗車時間が2時間を超える路線、他社と共同運行する路線、貸切バス=協力を呼び掛ける表示を取り付ける。
地下鉄東豊線の延長による変更 (1994年10月14日)
中央バスは14日から地下鉄東豊線の豊水すすきの〜福住間(5.55㌔)延長開業にあわせ、札幌市内東方面の路線再編を行う。これに伴い、札幌都心に直行している羊ヶ丘線など17路線1390便のうち約7割が福住、月寒中央両駅の新バスターミナル発着か減便となり、これまで東急デパートや富士銀行前などから発車していた都心直行便は438便に大きく減る。
【おもな改正】
- 札幌市内東、南方面の系統番号が一新され、札幌都心発着系統は番号のみ、地下鉄駅発着系統は駅名の頭文字が番号の前につく。
◇頭文字を変更する系統=平岸線(東50→平50)、月寒東線(東60→60)、北野線(東62→月62・南62)、月寒本線(東80→80・福80)、空沼線(南101→101・真101)、真駒内線(南104→真104)など
◇新たに番号がつく系統=平岡ニュータウン線(大66)、上野幌線(大92)、新さっぽろ線(新93)、柏葉台団地線(福96)
◇路線名を変更する系統=西岡線(東82)→西岡月寒線(月82)、西岡線(東83)→西岡美園線(83)、里塚線(東95)→美しが丘線(福95)
【地下鉄駅短絡系統の新設】
- 札幌直行便を廃止する路線=月62北野線、福63大谷地線、月64北野中央線、福80月寒本線(福住駅〜農業試験場系統)、月82西岡月寒線(旧・西岡線)、福84羊ヶ丘線、福87有明線、福95美しが丘線(旧・里塚線)、福96・福97柏葉台団地線
- 札幌直行便を存続する路線=福80月寒本線(福住駅〜平岡営業所系統)、福85・福86清田団地線、福88真栄団地線
【経路変更など】
- 東、南方面の札幌市内線はこれまで「南3条」か「南1条」のどちらかに停車していたが、どちらの停留所にも停車するようになる。
- 東50平岸線(札幌駅前〜平岸駅〜月寒ターミナル)=経路変更し、平50平岸線(幌平橋・平岸駅〜福住駅〜平岡営業所)にリニューアル。東81南平岸線の廃止区間を一部代替する。
- 新93新さっぽろ線(新さっぽろ駅〜緑ヶ丘団地)=宅地造成による簡易道路廃止に伴い、ライブヒルズ南〜今井牧場前間を経路変更。来年秋までの予定。
【旧ルート】ライブヒルズ南〜今井牧場前(廃止)〜里塚1号線西
【新ルート】ライブヒルズ南〜(市道上野幌里塚循環通〜東栄通〜厚別東通)〜里塚1号線西
- 千歳線、広島線=これまで一部通過していた札幌市内全停留所(札幌ターミナル〜真栄間)に停車する。これに伴い快速便は廃止、また往路の札幌都心ルートを東1丁目(創成川通)から西2丁目経由に変更。
【旧ルート】札幌ターミナル→南2条東1丁目→南4条東1丁目
【新ルート】札幌ターミナル→北1条→南1条→南4条→南4条東1丁目
- 空港連絡バス(札幌都心系統)、特急苫小牧線、札夕線=「福住駅」停留所を増設。
- 特急苫小牧線、札夕線、里塚霊園線=「月寒中央駅前」停留所を増設。
- 柏葉台団地線スクール便(日の丸団地→中央通4丁目)=平岡高校前まで延長、平岡高校前→月寒中央駅前→北1条系統となる。
【新設路線】
- 60月寒東線(札幌駅前〜月寒中学校〜平岡営業所)=系統新設
- 澄73西岡環状線(澄川駅〜西岡3条9丁目〜澄川駅)=地下鉄延長補償として札幌市営バスより全便移譲、系統番号のみ変更。
- 南71下西岡線(南平岸駅〜札大南門〜澄川駅)=札幌市営バスより一部便を移譲、同バスと共同運行する。3年後、中央バスへ完全移譲される予定。
- 南81西岡線(澄川駅〜真駒内駅、豊平清掃事務所前〜真駒内駅)=札幌市営バスより一部便を移譲、同バスと共同運行する。
- 平78平白線(幌平橋・平岸駅〜月寒中央駅前〜JR白石駅)=東77月白線を統合
- 79西岡平岸線(札幌駅前〜平岸駅〜西岡4条14丁目)
【廃止路線】
- 東51平岸線(札幌駅前・幌平橋〜中央通10丁目)
- 東61月寒東線(札幌駅前〜月寒2条線〜南郷営業所)
廃止停留所=月寒東2条5丁目、月寒東2条7丁目、共進会場北門
- 東65月寒東線(札幌駅前〜月寒中学校〜南郷営業所)
- 東70南郷線(札幌駅前〜南郷通〜南郷営業所)
廃止停留所=美園2条6丁目、栄通1丁目
- 東77月白線(月寒ターミナル〜地下鉄白石駅・白石駅前)
廃止停留所=月寒東2条1丁目
- 東81南平岸線(札幌駅前〜南平岸〜中央通10丁目)
廃止停留所=八条中学校前、美園8条2丁目、美園8条3丁目、美園8条5丁目、美園10条5丁目
【停名変更】
- 「美園7条7丁目」⇒「美園駅前」 83西岡美園線
- 「札幌大学」⇒「札大正門前」 月82西岡月寒線、83西岡美園線
- 「西岡」⇒「西岡4条14丁目」 同上
- 「泉町1丁目」⇒「南区役所前」 101・真101空沼線、102・真102滝野線
- 「白石駅前」⇒「JR白石駅」 75白石線、76南白線
- 「南郷7丁目」⇒「南郷7丁目駅」 72南郷線、76南白線
- 「共進会場南門」⇒「月寒グリーンドーム」 月64北野中央線
- 「東月寒橋」⇒「栄通15丁目」 60月寒東線、月62北野線
- 「東北通」⇒「栄通16丁目」 60月寒東線、月62北野線、福63大谷地線
- 「東北通南」⇒「栄通17丁目」 同上
- 「大谷地団地」⇒「北野団地」 60月寒東線、福63・南63大谷地線
- 「大谷地ターミナル」⇒「大谷地駅」 大66平岡ニュータウン線、高速ちとせ号ほか
- 「月寒東1条8丁目」⇒「月寒中央駅前」 月62北野線
- 「中央通7丁目」⇒「月寒中央駅」 80月寒本線、88真栄団地線ほか
- 「八紘学園前」⇒「福住駅」 同上
- 「月寒ターミナル」⇒「月寒営業所」 同上
- 「静修短大前」(国道側)⇒「静修短大入口」 同上
- 「三角点入口」⇒「白旗山競技場入口」 福87・大87有明線
- 「東栄通」⇒「ニュータウンのぞみ野」 広島線(道都大学経由)、札夕線
【新設停留所】
- 大谷地東5丁目(大谷地駅〜大谷地駅前通間) 大66平岡ニュータウン線ほか
- 栄通7丁目(月寒東4条8丁目〜南郷7丁目駅間) 平78平白線(路線新設による)
- 富丘1条5丁目(富丘〜富丘2条6丁目間) 西151手稲線 ※経路変更を伴う
【廃止停留所】
- 福住3条1丁目 (東80月寒本線、南104真駒内線ほか)
- 福住2条1丁目 (東84羊ヶ丘線、南104真駒内線)
【その他】
- 札幌市交通局と中央バスなど民間2社のバスが利用できる「共通乗車カード」を発売。これ1枚で市営地下鉄、バス、市電のほか、中央バスに移譲された西岡3線(西岡線、下西岡線、西岡環状線)とJR北海道バスの札幌市内全線が利用できる。カードは大人用3,000円、小人用の「こどもカード」は1,000円。乗り継ぎ割引料金も適用されるが、プレミアム(割り増し)はつかない。また札幌市交通局の1日乗車券「1DAYカード」は中央バスの西岡3路線でも引き続き利用できる。
- 札幌市内の路線バスにお年寄りや障害者向けの優先席を新設。一般席とはシートの色が異なり、シートカバーには「優先席」と表示される。優先席はバスの中扉前に2座設けられ、座ったり立ち座りがしやすいよう座席はやや斜めに取り付けられる。
福住バスターミナルOPEN!! (1994年10月14日)
地下鉄東豊線(栄町〜豊水すすきの)の延長部が福住まで開通するのに合わせ、福住駅直結となる福住バスターミナルが14日オープン。中央バスと北都交通の空港連絡バスなど1日約千便のバスがここに乗り入れる。
バスターミナルは地上3階、地下3階建て延べ約8,750平方㍍のモダンな近代建築で、総工費は市の取得スペースだけで約30億円。北海道いすゞ自動車が建設中の5階建てビルの一部を札幌市が買い取って使用する。1階部分がバスターミナルとなり、2〜3階には来年秋からイトーヨーカドーとクリニックがテナントとして入る予定。
バスターミナルには9つのバス乗り場と待合室、トイレ、自販機スペースのほか中央バスの総合案内所が設けられ、乗車券、回数券、定期券のほか航空券もここで買うことができる。バスが乗り場に到着すると自動的にホームドアが開閉し、丸いランプシェードの明かりがステップを照らす構造になっており、冬でも快適にバスを待つことができる。ターミナル完成に伴って生協月寒店内にあった中央バス月寒案内所は10月11日をもって閉鎖となる。
このほか、月寒中央駅には農協ビル(月寒中央ターミナルビル)に併設されたバスターミナルも同日オープンし、中央バス北野線(月62)、西岡月寒線(月82)がここに接続するが、スペースの関係上、水源池通りや国道36号の路上から発車する路線もある。
【福住バスターミナルのりば】
- ①降車専用
- ②同上
- ③札幌駅前、札幌ターミナルゆき(80月寒本線、85・86清田団地線、88真栄団地線、千歳線、広島線)
- ④平50平岸線(平岸駅・幌平橋ゆき)、福84羊ヶ丘線、真104真駒内線
- ⑤福63大谷地線、福95美しが丘線
- ⑥平50平岸線(平岡営業所ゆき)、80・福80月寒本線、福87有明線、88・福88真栄団地線
- ⑦85・86・福85・福86清田団地線
- ⑧福96・福97柏葉台団地線、千歳線、広島線、札夕線、(特急)苫小牧線
- ⑨新千歳空港連絡バス(新千歳空港ゆき) ※北都交通便も停車
冬ダイヤ改正による変更 (1994年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【札幌市内線】
- 清田団地線(清田団地〜清田小学校前〜平岡営業所)、同(清田9条3丁目〜清田小学校前〜平岡営業所)の2系統新設。各6往復。専用方向幕はナシ。豊平区分区に向け清田出張所に分庁舎が設置されたため。
- 北34篠路駅前団地線(地下鉄麻生駅発着)=新琴似12条1丁目〜太平6条4丁目間を琴似栄町通り経由に変更。
【新設停留所】北49条東3丁目、北49条東7丁目
- 北35篠路駅前団地線(札幌ターミナル発着便)=北電北営業所前〜篠路5条4丁目間を東8丁目・篠路通経由に変更。
【増設停留所】篠路3条4丁目
【江別管内】
- 江別・新さっぽろ線(江別ターミナル〜江別ターミナル)=見晴台経由を9往復新設。片道大人340円。見晴台地区の人口増に対応した。新たに江別営業所のほか月寒営業所の車両が入る。
- 札当線(札幌ターミナル〜当別ターミナル)=当別始発を午前6:50→6:45に繰り上げる。
【千歳管内】
- 千歳線(札幌〜千歳)=千歳ターミナル〜島松ゴルフ場(駐車場)系統は11月6日をもって廃止。
【増便】
- 空港連絡バス(地下鉄麻生駅発着便) ※早朝・夜間の航空機利用者の便を図る
【新設停留所】
- あさひ団地(耕北農場〜こまどり団地間) 北24あいの里・教育大線ほか ※復路のみ設置
【くしろ・網走】特急バス流氷号をスタート! (1995年2月1日)
くしろバス、網走バスは2/1〜3/22まで釧路〜網走間を片道3時間で結ぶ初の定期バス「快適特急バス・流氷号」を共同運行でスタートする。1日2往復で運賃は大人片道3000円、往復5700円。これを祝って1日、網走港の流氷観光砕氷船「おーろら」ターミナル前で出発式が行われ、JR網走駅前から乗客6人を乗せた第1便を前に、網走バスの林社長が「二都市間の交流を活性化させ、いずれは通年運行したい」とあいさつ、佐藤運転手に花束が贈られ、安藤網走市長、乗客代表らがテープカットし出発した。
- 運行時刻=釧路全日空ホテル前発830、1330、JR網走駅前発900、1500
夏ダイヤ改正による変更 (1995年4月1日)
1日からダイヤ改正を行う。札幌市内は「緑ヶ丘団地線」など4路線5系統を新設するほか、公立学校5日制の月2回拡大にあわせ現行の第2土曜に加え、第4土曜も日祝ダイヤで運行する。
【空港連絡バス】
- 千歳空港線(札幌〜新千歳空港ほか)=2月に行われた道管区行政監察局の改善指導を受け、空港4か所すべての停留所に停車するようになる。中央バスはこれまで、空港発は「国際線前」「JAL前」「JAS前」の3か所に停車していたが「ANA前」にも停車する。一方、北都交通は新たに「JAL前」「JAS前」の2か所にも停車する。空港方面行きはいずれも変更ナシ。
【札幌市内線】
- 月98緑ヶ丘団地線(月寒中央駅前〜北野通〜緑ヶ丘団地東)=28往復を新設。復路の始発停留所は「緑ヶ丘団地」となる。
【停車停留所】月寒中央駅〜(月64と同じ)〜北野3条5丁目 平岡3条2丁目(新設) 平岡3条4丁目(新設) 平岡中学校前(新設) 日の丸団地 桂台団地 美里団地 三里塚小学校 里塚2条6丁目(新設) 緑ヶ丘団地 緑ヶ丘団地北 緑ヶ丘団地東
- 64北野中央線、80月寒本線(農業試験場発着便)、96・97柏葉台団地線に「札幌直行便」を復活。
- 福63大谷地線(福住駅〜平岡営業所)=国道36号〜月寒東2条6丁目間(390㍍)の経路を変更。
- 屯田線(地下鉄麻生駅〜新琴似10条6丁目〜屯田5番第1横線)=14往復を新設。
【停車停留所】地下鉄麻生駅〜(既設)〜新琴似8条6丁目 新琴似10条6丁目(新設) 新琴似12条6丁目 3番通中央 屯田4番第1横線(新設) 屯田5番第1横線(新設)
- 南花畔通線(地下鉄麻生駅〜石狩庁舎前)=麻生駅〜新琴似12条6丁目間を新琴似通り経由に変更し「新琴似10条6丁目」新設。
- 札幌テルメ線(地下鉄麻生駅〜札幌テルメ)=有料化して路線バスとなる。
- MOT里塚店閉店のため「緑ヶ丘団地東」バス停前の待合所を閉鎖。
【郊外線】
- 千歳線(札幌〜千歳)=福住駅〜桂台団地〜千歳ターミナル系統新設(13往復半)、札幌〜里塚中央〜千歳間の急行便復活(15往復半)、札幌〜里塚中央〜千歳、札幌〜桂台団地〜恵庭駅通の普通便は廃止。
【江別管内】
- 江別・新さっぽろ線(江別ターミナル〜3番通〜新さっぽろ駅)=江別発1本と新さっぽろ駅発2本を「見晴台経由」に振り替える。
【停名変更】
- 「釜谷臼駅前」⇒「あいの里公園駅前」(改称時期不明)
- 「職員専用駐車場」⇒「NEWS前」 空港内循環バス ※3/18改称
定期観光にフラワーバス登場 (1995年4月29日)
中央バスはボディーに北海道や札幌市にちなんだ花の絵をあしらった"フラワーバス"をこのほど納車、昨年札幌市交通局から引き継いだ札幌市内の定期観光バスに今月末から走らせる。
新車はいずれもハイデッカー車で同社南郷営業所に配置され、日野自動車製が3台(札幌22か2500〜02)、三菱自工製が2台(同2524〜25)の計5台。真っ白なボディーにそれぞれ、ひまわり、コスモス、すずらん、ハマナス、ライラック5種類の花のイラストが大きく描かれ、花柄のシートを採用するなど内装も一新している。
このPRのため同社は21日、札幌・大通公園周辺でこのバスを一般公開し、大型連休の29日から本格運行に入る。
平岡梅林公園線スタート! (1995年5月5日)
中央バスは5月5日〜21日まで平岡梅林公園線(福住駅・大谷地駅〜平岡梅林公園)を運行する。札幌市の平岡にある梅の名所、平岡公園の梅園開花期間に合わせことしから臨時運行するもので、福住駅発、大谷地駅発ともに午前9時〜午後4時頃まで1日各15往復運行する。
平岡公園の梅園は市が1982年から造成してきた同公園の一角を占め、広さ6.5㌶、薄いピンクの「豊後(ぶんご)」と真っ赤な「紅梅」の2種、約3千本の梅が無料開放されている。
【停車停留所】
- 福住駅発着=福住駅(バスターミナル⑥のりば) 羊ヶ丘小学校 日糧パン前 月寒営業所 北野1条1丁目 静修短大入口 清田団地入口 真栄 清田1条4丁目 平岡しんたく団地 観音前 日の丸団地 平岡梅林公園(臨時停留所) 所要15分
- 大谷地駅発着=大谷地駅(バスターミナル①のりば) 大谷地東5丁目 大谷地駅前通 北野7条5丁目 北野6条5丁目 平岡6条1丁目 平岡梅林公園(臨時停留所) 所要10分
【道北・拓殖・十勝】ノースライナーみくに号をスタート! (1995年6月1日)
道北バス、北海道拓殖バス、十勝バスの3社が申請していた旭川〜帯広間を結ぶ三国峠経由の都市間特急バスが去る4月28日付で認可され、3社は1日から「ノースライナーみくに号」の名称で運行をスタートする。同区間には現在、3社が狩勝峠経由の「ノースライナー」を1日3往復しているが、この新路線は層雲峡、糠平温泉の観光地など約190㌔を結び、大雪山国立公園を横断するため「観光バスを兼ねた定期バス」(道北バス)という位置づけ。昨年10月の国道237号の通年開通で運行が可能となり、12月に上士幌町からも要望書が提出されていた。バスは1日2往復で、同区間はイッキに5往復に増える。
所要時間は狩勝峠経由と同じ片道3時間40分。運賃は旭川〜帯広間3090円、旭川〜糠平温泉間2300円、層雲峡〜帯広間2200円、層雲峡〜糠平温泉間1500円で往復割引や回数券割引もある。旭川〜層雲峡間、糠平温泉〜帯広間は、それぞれ路線バスがあるためこの区間だけの利用はできない。
帯広駅前バスタッチで1日行われた出発式では中木拓殖バス社長があいさつ、木村帯広陸運支局長らが乗客代表と運転手に花束を渡し、新路線の開通を祝った。また第1便に帯広から乗車した14人に記念品が贈られた。
【停車停留所】
- 旭川駅前(アサヒビル前)、永山2条19丁目、上川ポンモシリ、層雲峡、糠平温泉、上士幌、音更更葉園前、帯広駅前(バスタッチ)
【発車時刻】
- 帯広駅前発930 1430、旭川駅前発1030 1540
高速えんがる号をスタート! (1995年7月21日)
中央バスなど3社はこれまで直通バスのなかった札幌〜遠軽間を結ぶ「高速えんがる号」(札幌・遠軽線 266.7㌔)を21日からスタートする。
札幌〜旭川間に路線をもつ中央バスと、旭川〜遠軽間に「特急北大雪号」を運行する道北バスと北見バスの3社が歩み寄り、合わせて1日2往復半走らせる。札幌から遠軽までの所要時間は4時間35分となり、札幌〜旭川間、旭川〜遠軽間だけの利用もできる。運賃は大人片道3,800円、往復券は7,200円。これに伴い特急北大雪号は4→1往復半に減らしダイヤも変わる。
一方、札幌〜帯広間を結ぶ「ポテトライナー」は同日から全便「地下鉄大谷地駅」に停車し、大谷地〜帯広間の利用が可能になる。大谷地から帯広までの所要時間3時間50分。乗り場は大谷地バスターミナル4番ホームから。
【停車停留所】
- 札幌駅前ターミナル 北2条西3丁目(復路のみ) 時計台前(同) 札幌ターミナル(往路のみ) 菊水元町7条 野幌 高速栗沢 東山 高速茶志内 砂川吉野 砂川石山 高速江部乙 高速納内 緑町20丁目 4条1丁目(往路のみ) 3条9丁目(同) 旭川ターミナル 旭川駅前 永山2条19丁目 上川ポンモシリ 白滝 丸瀬布 遠軽ターミナル
【発車時刻】
- 札幌発9:20(中央) 16:20(北見)
- 遠軽発7:45(北見) 12:45(道北) 16:25(中央)
※カッコは運行バス会社
千歳ビールまつり&航空祭にシャトルバス (1995年8月6日)
中央バスは6日、今年から千歳市役所中庭に移して催される「'95北海道ビールまつり・イン・ちとせ」と空自千歳基地の航空祭の両会場を結ぶシャトルバスを同まつり実行委から委託され無料運行する。バスのルートは千歳サケのふるさと館〜JR千歳駅〜ちとせデパート前〜市役所前〜空自千歳基地。午前11時〜午後5時まで30分おきに走らせ、航空祭終了後はサケのふるさと館〜市役所前間のみ運行する。
当石線を廃止方針 (1995年9月21日)
中央バスが先月、赤字の当石線(当別ターミナル〜母子会館前)を来年度から廃止したい意向を石狩町などに申し入れていたことが21日の町議会で明らかになった。
この路線は当別〜石狩八幡町間25.4㌔を1日2往復しており、利用者の大半は当別高校などに通う学生。1日の利用者は30〜40人程度で赤字額は年間数百万円に達しているため、同社は町の赤字補填がなければ来年4月以降は廃止したい意向だが、石狩、当別、厚田の沿線3町村は同社に存続を申し入れる方針。
冬ダイヤ改正による変更 (1995年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。札幌市内の北部路線で系統番号の見直しを行うほか、運行時間拡大、停留所名の見直しも行う。
【高速バス】
- オーシャンドリーム(札幌〜函館)、スターライト釧路号(札幌〜釧路)=夜行便を除く全便を「地下鉄大谷地駅」に停車させ、地下鉄とのアクセス向上をはかる。利用客から道管区行政監察局などに要望が出ていた。
- スターライト釧路号(札幌〜釧路)=釧路市内の起終点がこれまでの「釧路ターミナル」から「フィッシャーマンズワーフMOOバスターミナル」に変わり、新たに4枚つづり回数券(18,000円)を発売する。乗り場はMOO正面側のバスレーンに設けられ、正面入り口付近に約120平方㍍の待合所と券売場がお目見えする。
【新設停留所】フィッシャーマンズワーフMOOバスターミナル、釧路駅前(札幌行き夜行便は停車しない)
【廃止停留所】釧路ターミナル
【札幌市内線】
- 札幌市内北部方面の系統番号を再編成。札幌都心発着系統は番号のみ、地下鉄駅発着系統は駅名の頭文字が番号の前に付けられる。これまで番号のない路線にも系統番号がつく。
◇頭文字を変更する系統=屯田線(北01→01)、ひまわり団地線(北21→栄21)など13系統
◇番号を変更する系統=屯田線(北31→02)、新琴似6条線(北74→麻06)、新琴似線(北04→麻07、北14→09)、花川南団地線(北10→14)、あいの里・篠路線(北36→22)、東16丁目線(北07→麻25、北62→栄25)、丘珠線(北06→麻26)、篠路線(北77→麻27)、茨戸本線(北40→30)、篠路駅前団地線(北34→麻32、北36→麻33)、ひまわり団地線(北41→39)、手稲線(西151→42〜46)
◇新たに番号がつく系統=屯田線(麻08)、花畔団地線(麻13〜16)、南花畔通線(麻17)、札幌テルメ線(麻28)、手稲・麻生線(麻41)
- 04新琴似線(札幌ターミナル〜西5丁目〜中央バス自動車学校前)=終点を「屯田6条12丁目」まで延長、新たに2停留所を設ける。
【停車停留所】札幌ターミナル〜(現行)〜中央バス自動車学校前〜新琴似10条16丁目(新設)〜安春川2番橋(往路のみ新設)〜屯田6条12丁目(旧屯田ターミナル)
- 01・03屯田線、04新琴似線=渋滞を避けるため都心の経路を次の通り変更。
(往路)
【旧】札幌ターミナル→(北2条通)→北2条西3丁目(廃止)→北大正門前
【新】札幌ターミナル→(北3条通)→札幌駅前(西3丁目通)→北大正門前
(復路)
【旧】道庁前→(北2条通)→北1条西2丁目(廃止)→札幌ターミナル
【新】道庁前→(北3条通)→北3条西2丁目(新設)→札幌ターミナル
- 02屯田線(東1丁目経由)、22あいの里・篠路線、34・35・36篠路駅前団地線=渋滞を避けるため、都心の経路を次の通り変更。復路は変更ナシ。
【新】札幌ターミナル→(北2条通)→北2条西3丁目(廃止)→札幌駅前→北7条西1丁目
【新】札幌ターミナル→(北3条通)→鉄道病院前(増設)→北7条西1丁目
- 麻13・麻15花畔団地線、44(旧・西151)手稲線=終点を「花畔」(花畔神社前に新設)まで約500㍍延長。旧「花畔」は「花畔中央」に改称。
- 麻13・麻14花畔団地線=急行便を新設。
- 北41ひまわり団地線(札幌ターミナル〜茨戸園)=ひまわり団地〜茨戸園間を廃止し「茨戸小学校」停留所廃止。
- 栄町・太美線(地下鉄栄町駅〜太美北1号)=終点を太美駅前に短縮。
- 60月寒東線(札幌駅前〜平岡営業所)=系統番号を「61」に変更。
- 80月寒本線(札幌駅前〜農業試験場)=系統番号を「74」に変更。
- 新93新さっぽろ線(新さっぽろ駅〜緑ヶ丘団地)=青葉・平岡通りの新道開通に伴い、ライブヒルズ南〜里塚1号線西間を経路変更。里塚1号線西バス停は北側に移設。
【江別管内】
- 第2・4土曜日は市内全線を日祝ダイヤで運行する。
- 江別・新さっぽろ線(江別ターミナル〜新さっぽろ駅)=4月に続いて3番通経由を3本見晴台経由に振り替えるほか、新さっぽろ駅〜3番通17丁目間に「東商業高校前」「厚別中央4条4丁目」「厚別西1条5丁目」「厚別北2条2丁目」の4停留所を新設。地下鉄乗り継ぎ割引もOK。経路は変更ナシ。
- 江別4番通線(江別駅前〜野幌駅前)=市立病院前〜第3中学校間を経路変更。1往復増便。
【旧】市立病院前〜王子社宅前〜元町〜第3中学校
【新】市立病院前〜3番通3丁目(増設)〜4番通3丁目(新設)〜第3中学校
- 南幌線(江別ターミナル〜南幌)=東光保育園前〜南2線間を経路変更、3停留所を新設。
【旧】東光保育園前〜江別太小学校前〜あけぼの団地入口〜南2線
【新】東光保育園前〜朝日町(新設)〜江陽中学校前(新設)〜江別太(新設)〜南2線
- あけぼの団地線(あけぼの団地入口〜野幌駅前)=野幌駅終発を21:05に繰り下げる。
【千歳管内】
- 稲穂団地線(千歳ターミナル〜稲穂団地)=5往復を「武道館前」(新設)、8.5往復を「根志越団地」(新設)までそれぞれ延長。
- 三川線(千歳ターミナル〜幌内農協)=稲穂3丁目〜根志越橋間を稲穂団地経由に経路変更。
【旧】稲穂3丁目〜処理場(廃止)〜根志越橋
【新】稲穂3丁目〜稲穂団地〜根志越団地(新設)〜根志越橋
- 東千歳線(弥生3丁目→千歳ターミナル)=区間便を寿3丁目発に変更。
【スキーバス】
- 麻生・札幌国際スキー場線(地下鉄麻生駅〜札幌国際スキー場)を新設。1日1往復で運賃は大人1100円。12/9〜4/7の土日祝と12/23〜1/15の毎日運行する。
【増便】
- 61月寒東線、36篠路駅前団地線、麻17南花畔通線
【その他】
- 中央バスの路線バスが1日乗り放題になる「中央バス1日フリーきっぷ」を発売。冬の閑散期対策をねらい、予約制や共同運行の都市間バス、定期観光バス、スキーバスを除く同社の全路線が1日乗り降り自由になる。価格は大人2,000円、小人1,000円。期間は12/2〜3/31までの土日祝のみ(12/30〜1/1は除く)。1週間前から同社の主要ターミナル窓口で発売する。車内販売はナシ。
- 大谷地案内所(大谷地バスターミナル)の窓口を2つに増やし、左が都市間バス予約発売窓口、右が乗車券発売窓口(回数券、航空券、連絡バス)となる。
【停名変更】
- 「1番通」⇒「屯田団地橋」 麻24あいの里・教育大線、石狩線ほか
- 「2番通」⇒「北二番橋」 同上
- 「3番通」⇒「北三番橋」 同上
- 「太平団地入口」⇒「太平9条1丁目」 同上
- 「4番通」⇒「北四番橋」 同上
- 「横新道」⇒「北五番橋」 同上
- 「上茨戸」⇒「篠路5条1丁目」 同上
- 「こまどり団地」⇒「豊明高等養護学校」 同上
- 「あさひ団地」⇒「篠路9条1丁目」 同上
- 「耕北農場」⇒「茨戸耕北橋」 同上
- 「興産社中央」⇒「拓北8条1丁目」 22あいの里・篠路線、麻24あいの里・教育大線
- 「団地南通」⇒「拓北4条1丁目」 栄21・39ひまわり団地線
- 「ひまわり団地入口」⇒「篠路中学校」 同上
- 「ひまわり団地中央」⇒「拓北6条2丁目」 同上
- 「篠路駅前団地」⇒「篠路10条4丁目」 麻32・麻33・34・35・36篠路駅前団地線
- 「2番第5横線」⇒「新琴似4条16丁目」 麻07新琴似線
- 「北陵高校入口」⇒「北陵高校前」 01・麻01・02屯田線、麻17南花畔通線
- 「屯田第3横線」⇒「屯田7条10丁目」 同上
- 「屯田第4横線」⇒「屯田7条12丁目」 同上
- 「屯田ターミナル」⇒「屯田6条12丁目」 01・02・03・04・麻01・麻03・麻05屯田線
- 「屯田3条5丁目」⇒「屯田4条5丁目」 02・03・麻03屯田線
- 「屯田3条3丁目」⇒「屯田4条3丁目」 同上
- 「屯田2条2丁目」⇒「屯田3条2丁目」 03・麻03屯田線
- 「屯田3条1丁目」⇒「屯田4条1丁目」 02屯田線
- 「3番通中央」⇒「屯田6条3丁目」 麻08屯田線、麻17南花畔通線
- 「屯田4番第1横線」⇒「屯田9条3丁目」 麻08屯田線
- 「屯田5番第1横線」⇒「屯田10条3丁目」 同上
- 「北4番橋」⇒「屯田北」 麻17南花畔通線
- 「茨戸入口」⇒「東茨戸1条1丁目」 30茨戸本線、石狩線ほか
- 「下茨戸」⇒「緑苑台団地前」 石狩線、札厚線
- 「南花畔通」⇒「花川北6条5丁目」 麻17南花畔通線、石狩線、札厚線
- 「花畔」⇒「花畔中央」 麻13・麻15花畔団地線、44手稲線、石狩線ほか ※「花畔」移設による
- 「花川南団地」⇒「花川南2条3丁目」 麻13・麻14花畔団地線、14花川南団地線、43手稲線、石狩新港線
- 「花川南6条1丁目」⇒「明乳シティー前」 44・46手稲線
- 「市立病院前」⇒「北1条西7丁目」 45・46手稲線、札樽線ほか
- 「親船町」⇒「石狩温泉前」 石狩線
【新設停留所】
- 安春川2番橋(屯田6条12丁目〜同7条12丁目間など) 01・麻01・02・03・麻03・麻05屯田線 ※屯田第4横線の一方通行化のため
- 北34条駅{のりば}、北34条西2丁目{おりば}(地下鉄麻生駅〜輪厚間) 空港連絡バス
- 芸術の森地区連絡所(石山東6丁目〜常盤橋間) 南101空沼線、南102・南103滝野線
- 見晴台緑地(見晴台〜4番通5丁目間) 東90札江線、江別・新さっぽろ線(見晴台経由)、江別4番通線
- 見晴台公園前(見晴台〜4番通5丁目間) 同上
- 対雁北(山脇前〜西裏間) 札当線、当江線(第一観光バス)
【増設停留所】
- 時計台前(降車停留所) ※北1西3に設置
北広島ターミナルビル完成 (1996年3月)
中央バスがJR北広島駅西口の同社北広島待合所跡に建設していた北広島ターミナルビル(広島町北進町1)が3月末に完成、営業を開始する。
このビルはバスターミナル施設を兼ね備えた同社初の本格的テナントビルで、鉄骨造り4階建て延べ床面積は2,504平方㍍。1階はバス待合室、案内所、トイレなどを備え、テナントには北洋銀行、明治生命、居酒屋、学習塾、理美容室、歯科クリニックの6店舗が入居する。屋上には文字放送施設も置かれ、今年9月の市制施行を前に駅周辺の整備が一段と進みそうだ。
夏ダイヤ改正による変更 (1996年4月1日)
1日からダイヤ改正を実施。
【高速・特急バス】
- 高速ちとせ号(札幌〜新千歳空港)=札幌都心〜大谷地駅間のルートを現行の国道12号から国道36号・南郷通り経由に変更。札幌〜中央通10丁目間は乗降制限があり往路は乗車、復路は降車のみ。
【停車停留所】札幌ターミナル(往路のみ)〜札幌駅前(復路のみ、東急デパート前)〜北1条(復路のみ)〜南1条(同)〜豊平3条8丁目〜中央通2丁目〜中央通10丁目〜月寒グリーンドーム北門(新設)〜大谷地駅〜(現行)〜新千歳空港
- 札夕線(札幌駅前ターミナル〜由仁〜夕張石炭歴史村)=全3往復を廃止。
【廃止停留所】東共栄2丁目、ユンニの湯、由仁高校前、角田夕張橋
- 苫小牧線(札幌駅前ターミナル〜国道36号〜苫小牧駅前)=全0.5往復を廃止。
【廃止停留所】南2条東1丁目 植苗駅通、白鳥湖入口、ウトナイレークランド、三井観光ゴルフ場入口
- 洞爺湖温泉線(新千歳空港〜洞爺湖温泉)=全1往復を廃止。
【札幌市内(北部)】
- 麻41手稲・麻生線(地下鉄麻生駅〜手稲駅北口)=南4線〜中央バス自動車学校前間を明乳シティー経由に経路変更。地下鉄乗継券は安春川3番橋まで有効。
【停車停留所】南4線〜花川南7条1〜明乳シティー前〜花川南5条2丁目(新設)〜花川南5条4丁目(新設)〜藤学園前(新設)〜安春川3番橋(新設)〜屯田6条12丁目(麻生行のみ)〜安春川2番橋(手稲行のみ)〜新琴似10条16丁目〜中央バス自動車学校前
- 43手稲線(手稲駅北口〜前田中学校〜花川北3条1丁目)=終発を除き全便「花畔」まで延長、本数も倍増となる。花川団地と手稲駅を結ぶ本数が少ないため地域住民から要望が出ていた。
- 44手稲線(手稲駅北口〜花畔)を廃止。43系統の一部に組み込む。
- 石狩線(地下鉄麻生駅〜南4線〜石狩)=6往復新設。地下鉄乗継券は4番第8横線まで有効。
- 当石線(当別ターミナル〜母子会館前)=4月で廃止する予定だったが、当別高校及び当別小学校の1学期末まで運行を継続する。
- 石狩温泉番屋の湯(石狩振興公社)の無料送迎バス=現行の花川北・南地区、八幡地区に加え、高岡、北生振、美登位、中生振地区でも運行。
【札幌市内(南部)】
- 88・福88・大88真栄団地線(札幌駅前・福住駅・大谷地駅〜真栄団地)=終点を「美しが丘3条9丁目」まで延長、停留所名やルートも一部変更。
【停車停留所】札幌駅前・福住駅・大谷地駅〜(現行)〜真栄〜真栄2条2丁目(旧真栄中央)〜真栄3条2丁目(旧南真栄)〜真栄4条2丁目(旧真栄橋)〜真栄5条3丁目(旧真栄団地南)〜真栄5条4丁目(旧真栄団地)〜真栄5条5丁目(新設)〜美しが丘4条5丁目(新設)〜美しが丘5条6丁目(新設)〜美しが丘4条7丁目(新設)〜美しが丘3条9丁目(旧北電研究所)
- 大94上野幌循環通線(大谷地駅〜里塚西)を新設。平日18往復、日祝12往復。里塚周辺の宅地ラッシュによる人口増に対応した。
【停車停留所】大谷地駅〜(大92上野幌線と同じ)〜太洋団地入口〜東栄通北(新設)〜東栄通中央(新設)〜上野幌2条4丁目(新設)〜上野幌中央公園〜エデンの街入口(新設)〜上野幌3条5丁目(新設)〜あきのみち(新設)〜はるのみち(新設)〜ライブヒルズ南〜里塚1号線西〜里塚西(新設)
- 大92上野幌線(大谷地駅〜ライブヒルズ南)=「里塚西」まで延長。
【延長ルート】ライブヒルズ南〜里塚1号線西〜里塚西(新設) ※新93新さっぽろ線は「里塚西」は停車しない
- 97柏葉台団地(札幌ターミナル〜里塚中央〜柏葉台団地)=全0.5往復を廃止。
- 南71下西岡線、澄73西岡環状線、南81西岡線の3路線は現行の共通乗車カード、1日乗車券、エコキップのほか、ウィズユーカードも利用できるようになる。
【墓参バス】(8/13から)
- 里塚霊園線(札幌ターミナル〜里塚霊園)=真栄〜美しが丘3条2丁目間を国道36号から羊ヶ丘通りに切り替え「真栄2条2丁目」「真栄3条2丁目」「美しが丘3条2丁目」「美しが丘3条5丁目」「美しが丘3条6丁目」「美しが丘3条7丁目」「美しが丘3条9丁目」の7停留所を増設。
【江別管内】
- 91大麻線(札幌ターミナル〜大麻〜江別高校)=江別高校移転のため系統廃止。
【増便】
- 真104真駒内線、広島線(道都大学経由)、90札江線、江別・新さっぽろ線(見晴台経由)
【減便】
- 60月寒東線(札幌駅前〜栄通17丁目)、91大麻線、江別・新さっぽろ線(見晴台3番通経由)、急行札幌・江別線
【停名変更】
- 「北野病院前」⇒「北野4条5丁目」 61月寒東線、福63・南63大谷地線ほか
- 「清田高校通」⇒「平岡5条1丁目」 同上
- 「真栄中央」⇒「真栄2条2丁目」 福87・大87有明線ほか
- 「南真栄」⇒「真栄3条2丁目」 同上
- 「真栄団地」⇒「真栄5条4丁目」 同上
- 「真栄団地南」⇒「真栄5条3丁目」 同上
- 「真栄橋」⇒「真栄4条2丁目」 同上
- 「美しが丘」⇒「美しが丘3条2丁目」 福95美しが丘線
- 「羊ヶ丘通ニュータウン入口」⇒「美しが丘3条5丁目」 同上
- 「羊ヶ丘通ニュータウン中央」⇒「美しが丘3条6丁目」 同上
- 「羊ヶ丘通ニュータウン」⇒「美しが丘3条7丁目」 同上
- 「北電研究所」⇒「美しが丘3条9丁目」 同上
- 「江別高校」⇒「江別市役所」 91大麻線、大麻西町線、あけぼの団地線
【新設停留所】
- 幸町(7丁目〜市民体育館間) 大麻西町線
【増設停留所】
- 「緑ヶ丘」(澄川6条10丁目〜上町5丁目間) 真104真駒内線 ※南81西岡線は既設
運賃改定による変更 (1996年4月1日)
中央バスは1日から札幌市内線をのぞく全路線で平均4.8%値上げする。これに伴いJR北海道、札幌市営バスなどの競合区間も調整値上げとなる。同社の値上げは93年12月以来、2年半ぶり。
【運賃改定】
- 1㌔あたりの基準賃率は25円20銭→27円20銭、初乗り運賃は140円→150円にいずれもアップ。おもな新料金は札幌〜旭川間1,800円→1,900円、滝川〜旭川間920円→1,000円など。
- 買物回数券(昼間割引乗車券)を新設。10〜16時の降車時のみ利用可能。発売額は2,000円で2,500円分利用できる。券種は150円、180円、190円、220円券の4種。割引率は20%。高速便、特急便、定期観光、予約制路線、スキーバスなどは利用できない。
- あさひかわビジネス回数券(平日専用区間指定回数券)を新設。20枚綴りで、札幌〜旭川間が祝日を除く月〜金曜のみ利用できる。発売額は3万円で3万8000円分利用OK。
- 空港連絡バスセット乗車券「空港割引きっぷ」を新設。新千歳空港連絡バス(札幌〜新千歳空港)の往復券と札幌市内線(220円)の往復乗車券(計440円)がセットになり、440円がまるまるお得。発売額は大人のみ1,600円。
- 学校5日制の拡大に伴い、実日数通学定期券(1ヶ月、3ヶ月)を新設。従来の通学定期運賃から日曜・祝日、第2・第4土曜を差し引いた日数計算となり割引率を高めた。ただし札幌市内線特殊区間のみの定期券、地下鉄との乗継定期券、通勤通学定期券は対象外。
- 持参式通勤定期券の発行路線を拡大し、札幌市内線特殊区間でも発行する。
流氷もんべつ号をスタート! (1996年4月11日)
札幌〜紋別間(288㌔)を5時間15分で結ぶ都市間高速バス「流氷もんべつ号」(札幌・紋別線)の運行が11日からスタートする。
高速あさひかわ号(札幌〜旭川)を運行する中央バスとJRバス、特急オホーツク号(旭川〜紋別)を運行する道北バスと北紋バスの4社がタッグを組み、各社1日1往復ずつ計4往復する。バスは完全予約制。運賃は大人片道4,700円、往復8,800円。4枚つづり回数券は16,800円で航空料金の半額。車両はテレビ、ビデオ、マルチチャンネルステレオ、トイレを完備したスーパーハイデッカーで運行する。これに伴い従来の特急オホーツク号は6→3往復に減り、運行時刻が変わる。
【停車停留所】
- 札幌駅前ターミナル 北2条西3丁目(復路のみ) 時計台前(同) 札幌ターミナル(往路のみ) 菊水元町7条 野幌 高速栗沢 東山 高速茶志内 砂川吉野 砂川石山 高速江部乙 高速納内 緑町20丁目 4条1丁目(往路のみ) 3条9丁目(同) 旭川ターミナル 旭川駅前 永山2条19丁目 愛別橋 上川駅前 浮島トンネル記念公園 滝西 滝上(たきのうえ) 旭町 濁川 滝下 上渚滑 中渚滑 渚滑 紋別ターミナル
【発車時刻】
- 札幌発=7:00 8:30 15:00 17:00
- 紋別発=6:45 8:45 14:45 16:45
さっぽろリンクルバスをスタート! (1996年4月28日)
中央バスは28日から札幌市内の観光スポットが乗り降り自由となる循環型観光バス「さっぽろリンクルバス」を運行する。旧道庁やサッポロビール園など市内17の観光スポット27.9㌔を約2時間で一周する。ガイドはつかず車内のテレビモニターで観光案内を流す国内初の新システムを採用し、増加する小グループや個人の観光客に対応する。
バスは午前8時半〜午後4時半まで30分おきに1日17本走らせ、料金はフリーチケットのみ大人1,500円、中高生1,200円、小人800円。チケットは日付がシールで覆われたスクラッチ型、購入した当日以外でも利用OK。これ1枚あれば同バス17停留所すべて自由に乗降できる。リンクルはリンク(結ぶ)とサイクル(循環)の造語。11月4日まで毎日運行する。
この運行にあわせ同バス専用車として5台の新車を投入、いずれも日野自動車製で、観光タイプの真っ白なボディーには時計台やポプラ並木など札幌の観光スポットの写真が新技術でプリントされているほか、車内のテレビモニターでカーナビを利用した観光案内も行う。
【停車停留所】札幌ターミナル 時計台前 道庁赤レンガ 大通西4丁目 すすきの 中島公園入口 もいわ山ロープウェイ前 旭山公園 円山公園前 中央卸売市場 近代美術館 大通西8丁目 北大植物園 北大正門前 サッポロビール園 サッポロファクトリー 二条市場 道庁赤レンガ 札幌ターミナル
スターライト釧路号をスピードアップ! (1996年7月20日)
中央、くしろ、阿寒バス3社が共同運行するスターライト釧路号(札幌〜釧路)は20日から夜行便を除く全便が昨年10月に開通した道東自動車道(十勝清水IC〜池田IC間50.3㌔)経由となり、所要時間は30分スピードアップの6時間15分となる。
JR北海道が来年3月のダイヤ改正から新型振り子列車「スーパーおおぞら」(仮称)を導入し、同区間が3時間40分台で結ばれるため先手を打った。
【道北・拓殖・十勝】ノースライナーに停留所増設 (1996年8月1日)
道北バス、北海道拓殖バス、十勝バスが共同運行する「ノースライナー」(旭川〜帯広)の停留所を1日から2ルートで7か所増やす。増設されるのは、狩勝峠経由の「美瑛」「上富良野」「中富良野」「清水開発前」「芽室」の5停留所と、三国峠経由の「愛別橋」「士幌」の2停留所。美瑛町や上富良野町などからバス停を設置してほしいと要望が出ていたため、6月25日に道運輸局へ申請、7月25日付で認可を受けた。
「石狩市」「北広島市」誕生による変更 (1996年9月1日)
石狩、広島両町が市制施行されるのにあわせ、中央バスは1日から石狩市の大規模住宅地"緑苑台ニュータウン"に乗り入れる「緑苑台線」を新設するほか、停留所名が一部変わる。
また札幌市内に初めて全面広告バスが導入され、札幌北営業所の「札幌22か1080」、石狩営業所の「同1488」の2台がそれぞれサッポロビール生黒ラベル、緑苑台ニュータウンの全面広告に塗り替えられた。広告バスは今後もどしどし台数を増やす予定。
【路線新設】
- 緑苑台線(地下鉄麻生駅〜緑苑台〜石狩営業所)=8往復を新設。このため平日朝1本だけ運行していた石狩線(地下鉄麻生駅〜茨戸園〜石狩営業所)は廃止。
【停車停留所】地下鉄麻生駅(バスターミナル③のりば)〜(全停留所停車)〜茨戸耕北橋〜(蒼風橋経由)〜緑苑台入口(緑苑台団地前を改称) 緑苑台東3条(新設) 緑苑台東2条(新設) 緑苑台東1条(新設) 紅葉山茨戸通(新設) 石狩高校前(茨戸病院を改称) 石狩営業所 (10㌔、所要30分)
【停名変更】
- 「緑苑台団地前」⇒「緑苑台入口」 石狩線、札厚線
- 「茨戸病院」⇒「石狩高校前」 同上
- 「広島市街」⇒「北広島市役所」 広島線、北広島団地線
競合路線の運賃アップ (1996年9月1日)
道南、函館、くしろバス、根室交通の運賃値上げと苫小牧市の通勤・通学定期の割引率が1日から拡大されるため、5事業者と競合する中央バス、ニセコバス、JR北海道、じょうてつバス、あつまバスなどの競合区間も「同一路線は同一料金」の原則から同調値上げとなる。
【停名変更】
- 「車庫前」⇒「中登別」 高速のぼりべつ号(苫小牧経由) ※停留所は旧中央バス登別車庫前から道南バス停横に移設 (情報/各駅倉庫さん)
冬ダイヤ改正による変更 (1996年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【札幌市内線】
- 04新琴似線(札幌ターミナル〜屯田6条12丁目)=路線名を「屯田線」に変更。
- 麻25 東16丁目線(地下鉄麻生駅〜北49東15)=全便「篠路小学校前」まで延長。地下鉄乗り継ぎ割引は麻生駅、栄町駅の両方で取扱う。これに伴い栄25系統(地下鉄栄町駅〜北49東15)は廃止。
【停車停留所】地下鉄麻生駅〜(現行)〜北49条東15丁目 太平西部(増設) 百合が原公園前 烈々布会館前 北光団地前 太平北部 篠路2条7丁目 篠路駅前 篠路小学校前
- 45手稲線(札幌ターミナル〜南4線)、46手稲線(札幌ターミナル〜南線小学校)=全便「花川北3条1丁目」まで延長し路線番号を「45」に統合する。
【延長ルート】南4線〜(既設)〜南線小学校〜石狩消防署前〜南9線〜花川北3条1丁目
- 月62北野線(月寒中央駅〜平岡営業所)、福63大谷地線(福住駅〜平岡営業所)=全便「南郷18丁目駅」経由に変更。
【旧】栄通16丁目〜栄通17丁目〜栄通18丁目
【新】栄通16丁目〜南郷通17丁目(新設)〜南郷18丁目駅(復路増設)〜栄通18丁目
- 福87有明線(福住駅→アンデルセン福祉村3丁目→有明小学校)朝1本、同(福住駅〜アンデルセン福祉村3丁目)4本=学生、職員向けに新設。
【新設停留所】アンデルセン福祉村1丁目、アンデルセン福祉村3丁目
【江別管内】
- 高砂線(江別駅前〜6丁目入口〜高砂駅前)=1日4.5往復新設。見晴台地区の住民増加に対応した。
【停車停留所】江別駅前〜(江別4番通線と同じ)〜見晴台 ふれあい前(新設) 6丁目入口(新設) 新栄台団地入口(新設) 中央中学校通(新設) 4番通6丁目(増設) 中央町(新設) 錦町(新設) 保健所前 江別市役所 市役所通(増設) 市民会館前(新設) 高砂駅前(新設)
- 江別3番通線(江別駅前〜3番通〜野幌駅前)=3番通5丁目〜同6丁目間を見晴台経由に切り替える。
【新】3番通5丁目 4番通5丁目 見晴台公園前 見晴台緑地 見晴台 ふれあい前(新設) 6丁目入口(新設) 新栄台団地入口(新設) 中央中学校通(新設) 4番通6丁目(増設) 3番通6丁目(増設)
- 江別4番通線(江別駅前〜野幌駅前)=江別、野幌発とも終発を繰り下げる。
- あけぼの団地線(あけぼの団地入口〜野幌駅前)=野幌駅終発を21:05に繰り下げる。
- あけぼの団地線、南幌線の「東光保育園前」上り停留所にサイロ風待合所が11月下旬完成。高さ8㍍、延べ11平方㍍。外壁にレンガを使った8角形の洒落たトンガリ屋根スタイル。中に10人座れるベンチが設けられている。工費1,050万円は江別市、地元自治会、バス会社が負担。デザインは住民が考案した。
【減便】
- 36篠路駅前団地線、南62北野線、南63大谷地線
【停名変更】
- 「アサヒビール工場前」⇒「アサヒビール園前」 72南郷線、75白石線、平78平白線(※改称時期不明)
【新設停留所】
- 屯田3番西(藤学園前〜安春川3番橋間) 麻41手稲・麻生線
【廃止停留所】(厚別跨線橋開通の12/17から実施)
- 厚別西1条5丁目(厚別中央4条4丁目〜厚別北2条2丁目間) 江別・新さっぽろ線
※厚別中央4条4丁目は東寄りに移設する
夏ダイヤ改正による変更 (1997年4月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【機構改正】
- 東京、函館、帯広営業所と苫小牧ターミナルを合理化の一環で廃止。
- 事業本部→バス事業本部、不動産部→関連事業部に名称変更。
【運賃改定】
- 消費税率アップに伴い、札幌市内の特殊区間制運賃を1区190円→200円、2区220円→230円に5.1%引き上げるほか、別途申請したキロ別運賃についても消費税率アップ分を上乗せするが、初乗り運賃は据え置く。おもな新料金は札幌〜網走間6,100円→6,210円、札幌〜北見間5,100円→5,190円、札幌〜遠軽間3,800円→3,870円、札幌〜紋別間4,700円→4,790円など。中央バスの値上げは96年4月以来1年ぶり。
- じょうてつバス真駒内線(真駒内駅〜定山渓)の対キロ区間の乗継割引実施に伴い、中央バスの真101空沼線、真102滝野線の対キロ区間でも乗継割引を適用する。
【バスカード】
- 札幌市内と石狩、江別、千歳営業所でプリペイドカード「中央バスカード」を導入。発売券種は1,000円、3,000円、5,000円、1万円の4種。割引率は10%〜15%。
- 札幌市交通局発行のウィズユーカード、共通乗車カード(西岡3路線)、1DAYカード(950円)を廃止。新たに中央、市営、JR、じょうてつバスの札幌市内全域が利用できる「共通ウィズユーカード」(プレミアム付き)と「共通1DAYカード」(1,000円、対キロ制区間を除く)を発売する。エコキップはこれまで通り。
【高速バス・郊外線】
- ドリーミントオホーツク号(札幌〜北見〜網走)=「美幌」(北見〜網走間)を新設。停留所は北見バス美幌営業所前の国道沿いに設けられ、12月より駅前バスゾーンへの移設も検討されている。札幌〜美幌間の運賃は片道大人5,600円、往復10,550円、新設の4枚綴り回数券は2万円。美幌町、町議会、商工会議所、農協などから要望があったもの。これを記念し、1日午前7時15分から町長らが出席して記念式典が開かれる。
- 高速とまこまい号(札幌〜苫小牧)、高速のぼりべつ号(札幌〜登別温泉)=道南バスと共通乗車方式となり、両社どちらの乗車券(普通・往復乗車券、回数券、定期券)でも利用できるようになる。苫小牧市内の経路は道南バスのコースに統一して7停留所を新設するほか、苫小牧駅前の発券窓口も道南バス側に統合。ただしバスカードは発行会社の運行便しか利用できない。これに伴い苫小牧ターミナルと同停留所を廃止。
【旧】札幌〜(中略)〜操車場前 緑小学校 苫小牧ターミナル 苫小牧駅前
【新】札幌〜(中略)〜ウトナイ団地(新設) 勇振橋(新設) 新開1丁目(新設) 操車場前 緑小学校 緑町郵便局(増設) 市役所前(新設) 苫小牧郵便局(新設) 表町5丁目(増設) 苫小牧駅前
- 高速ちとせ号(札幌〜新千歳空港)=「豊平橋」増設、「南郷13丁目駅」「川沿大通」の2停留所を新設するほか、北1条〜中央通10丁目間の乗降制限を解除する。
- 新千歳空港連絡バス(札幌都心系統)=「月寒中央駅前」「清田団地入口」「桂台団地」の3停留所を増設。(北都交通を含む)
- 日本海るもい号(札幌〜雄冬〜留萌)=「床丹」「千代志別」の2停留所を増設。※情報/各駅倉庫さん
【札幌市内線】
- 栄20栄町・教育大線(地下鉄栄町駅〜あいの里4条9丁目〜あいの里4条1丁目)を新設。
【停車停留所】地下鉄栄町駅〜(栄23系統と同じ)〜あいの里2条7丁目〜(栄町・太美線と同じ)〜あいの里4条9丁目 あいの里3条7丁目(増設) 拓北高校前 あいの里4条7丁目 教育大学前 あいの里4条3丁目 あいの里4条1丁目
- 栄町・太美線(地下鉄栄町駅〜あいの里4条9丁目)は系統廃止。
- 39ひまわり団地線(札幌ターミナル〜北五番橋〜ひまわり団地)=全便「あいの里4条1丁目」まで延長。
【延長ルート】ひまわり団地〜拓北小学校〜あいの里2条1丁目(新設)〜あいの里3条1丁目(新設)〜あいの里4条1丁目
- 栄25 東16丁目線(地下鉄栄町駅〜篠路小学校前)=昨年の冬ダイヤで廃止したが復活。
- 30茨戸本線(札幌ターミナル〜茨戸園)=路線名を「30石狩線」に改称する。
- 大66平岡ニュータウン線(大谷地駅〜平岡4条3丁目)=全便「平岡5条6丁目」まで延長。
【延長ルート】平岡4条3丁目〜平岡5条4丁目(新設)〜平岡5条6丁目(新設)
※平岡5条6丁目は旧・三里川の復活
- 南77清田団地線(南郷18丁目駅〜清田市営住宅〜清田団地)=1日13往復新設。
【停車停留所】南郷18丁目駅〜(南85・南86系統と同じ)〜清田3条2丁目〜清田市営住宅(新設)〜清田5条2丁目(新設)〜清田7条1丁目(新設)〜清田8条2丁目〜清田団地
- 福88・大88真栄団地線、福95美しが丘線=一部便を「里塚温泉前」(新設)まで延長し、美しが丘3条9丁目〜里塚温泉前間を無料連絡バスとして運行する。
- 真104真駒内線(福住駅〜真駒内駅)=系統新設。
【江別管内】
- 江別・新さっぽろ線(江別ターミナル〜新さっぽろ駅)=「いずみ野小学校前」「厚別北3条4丁目」「厚別北3条3丁目」「厚別北2条3丁目」の4停留所を新設。厚別北3条4丁目〜新さっぽろ駅間は地下鉄の乗継割引が適用されるほか、新札幌終発を21:00→22:00に繰り下げる。
【停車停留所】江別ターミナル〜(現行)〜いずみ野4丁目通〜いずみ野小学校前(見晴台経由のみ新設)〜元江別〜(現行)〜3番通14丁目〜宮町西(江別寄りへ約400㍍移設)〜3番通15丁目(旧宮町西)〜大麻高校〜3番通17丁目〜厚別北3条4丁目(新設)〜厚別北3条3丁目(新設)〜厚別北2条3丁目(新設)〜厚別北2条2丁目〜(現行)〜新さっぽろ駅
- 札幌・江別線(札幌ターミナル〜江別ターミナル)=朝1本だけの急行便を普通便に改め、全便普通便で運行する。
【千歳管内】
- 三川線(千歳ターミナル〜幌内農協)=根志越橋〜幌内農協間を廃止。
【増便】
- 36篠路駅前団地線、江別・新さっぽろ線(終発延長)
【停名変更】
- 「北45条東1丁目」⇒「下水道科学館前」 34・35・36篠路駅前団地線、石狩線、札厚線ほか
- 「静修短大入口」⇒「札幌国際大学入口」 85・福85・86・福86清田団地線、千歳線、広島線ほか
- 「静修短大前」⇒「札幌国際大学前」 南85・南86清田団地線、福95美しが丘線
- 「町営住宅前」⇒「市営住宅前」 石狩線 ※情報/各駅倉庫さん
- 「高台町2丁目」⇒「里見町1丁目」 広島線(輪厚ゴルフ場経由)、北広島団地線
- 「工業試験場」⇒「消防本部前」 江別3番通線、江別4番通線ほか
- 「宮町西」(3番通沿い)⇒「3番通15丁目」 江別・新さっぽろ線
※旧宮町西は江別寄りに400㍍移設する
【新設停留所】
- 「つどーむ前」(地下鉄栄町駅〜愛生館前間) 栄23栄町教育大線
- 「月寒東1条16丁目」(福住駅〜月寒東2条16丁目間) 福63大谷地線
- 「いずみ野小学校前」(いずみ野4丁目通〜元江別間) 高砂線、江別4番通線、江別・新さっぽろ線(見晴台経由)
- 「北星病院前」(稲穂3丁目〜稲穂団地間) 稲穂団地線
中央バスカードを発売開始!! (1997年4月1日)
1日から中央バスの運賃支払いに利用できるプリペイドカード「中央バスカード」を導入する。カードは1,000円、3,000円、5,000円、1万円の4種。いずれも10〜15%のプレミアム(割り増し)がつき、札幌市内近郊の全路線のほか、高速バス9路線(おたる、いわない、くっちゃん、しゃこたん、よいち、のぼりべつ、むろらん、とまこまい号、新千歳空港連絡バス)でも利用できるが、小樽市内や空知方面のバスは利用できない。
利用できる車両は「バスカード取扱車」のステッカーが貼られており、カードを降車時のみ通す「1リーダー」(青色ステッカー)、乗車と降車時に通す「2リーダー」(緑色)、高速バスの前ドア車などのように乗車と降車時に通す「2ウェイ」(オレンジ)方式の3タイプあるが、前ドア車はカードを通す読み取り機(カードリーダー)の設置に時間がかかるため、利用開始は今月中旬以降にズレ込む見通し。カードは中央バスのターミナル、営業所、バス車内などで発売される。
また同日から発売する札幌市交通局の「共通ウィズユーカード」と「共通1DAYカード」は対㌔区間を除く札幌市内の中央バス路線でも使えるようになり、これまで中央バス西岡3路線などが利用できた「共通乗車カード」は廃止する。
道内のバスカードは1991年に道南バスが試験導入したのを皮切りに、これまで函館市営バス、札幌市営バス、JRバスと中央バスの西岡3路線でのみ採用されている。
★高速バス用のハイデッカー車(前ドア車両)80数台は6月1日から使用開始
高速なよろ号に「和寒」新設 (1997年6月1日)
中央・道北両バスは1日から高速なよろ号(札幌〜名寄)に「和寒」停留所を新設する。バス停はJR和寒駅にほど近い国道40号線沿いの道北バス和寒ターミナル前に設けられ、乗車券は渡辺家具店で委託販売する。札幌〜和寒間の料金は大人片道2,350円、往復4,450円。これにあわせ、同日から札幌〜和寒・士別・名寄間の4枚綴り回数券を発売。値段は札幌〜和寒8,400円、同〜士別9,480円、同〜名寄10,580円。
競合路線で運賃アップ (1997年6月1日)
1日から北見、網走、沿岸、北紋、宗谷、斜里、名士バスと網走交通8社の値上げに伴い、8社と競合する中央バス、道北バス、阿寒バスなど5事業者の競合区間も"同一路線は同一料金"の原則から同調値上げされる。
【根室・北都】オーロラ号に中標津経由が登場! (1997年6月1日)
根室交通と北都交通は共同運行する根室〜厚床〜札幌線(オーロラ号)に1日から別海、中標津を経由する深夜直行バスを新設する。近年、中標津・別海方面からの利用客が同路線の厚床バス停で乗降するケースが目立ち、中標津経由便を望む声が強まっていた。
中標津経由便は1日1往復で所要時間は約9時間半(従来便は8時間半)。11月30日までの運行を予定しており、中標津トーヨーグランドホテル、別海町交流館ぷらと前のほか、降車のみ中標津町バスターミナルも利用できる。全席予約制で、料金は札幌から中標津・別海まで大人片道6630円、根室まで7140円、往復割引や学生割引もある。
午後10時に札幌大通りバスセンターを出発した初便では、新路線の運行を告げるアナウンスが流れ、国道272号を経て約8時間後に中標津、別海両町に到着。上り、下り便とも12人が利用した。※この路線は利用好調のため運行期間を1年間延長、のち通年運行化された。
- 停車停留所=根室駅前ターミナル、厚床駅前、別海町交流館ぷらと前、中標津トーヨーグランドホテル、中標津バスターミナル(札幌発のみ)、大通りバスセンター、札幌駅前(札幌行きのみ)
- 発車時刻=根室駅前ターミナル発 20:50、大通りバスセンター発 22:00
流氷もんべつ号「直行便」スタート! (1997年7月18日)
中央バスなど4社は、利用が好調な「流氷もんべつ号」(札幌〜紋別)に7/18〜8/20まで「直行便」を新設してJRや空の便に対抗する。現行の旭川経由(1日4往復)のほかに、渋滞する旭川市内を通過して所要時間を短縮した直行便を朝夕2往復臨時運行する。
直行便は札幌〜愛別橋間はノンストップとなり、上川町内はJR上川駅前に立ち寄らず、国道沿いの「上川ポンモシリ」に停車することで所要時間を現行便より40〜45分早め、JRとほぼ互角の4時間35分に抑えた。
このほか、中央バスなど3社が共同運行するドリーミントオホーツク号(札幌〜北見・網走)は7/18〜8/20まで観光・帰省客向けに3往復、ポテトライナー(札幌〜帯広)は7/18〜8/17まで2往復ともに増発する。
支笏湖・苔の洞門線スタート! (1997年7月21日)
中央バスは21日から支笏湖の観光名所、苔の洞門(千歳市支寒内)行きの臨時バス「支笏湖・苔の洞門線」(支笏湖ターミナル〜苔の洞門)をスタートする。7/21〜9/23までの夏期限定で1日2往復走らせ、所要時間23分。始終点の支笏湖ターミナルで札幌や新千歳空港行きのバスに接続するようダイヤが組まれている。料金は片道大人410円、小人210円。
- 停車停留所=支笏湖ターミナル 滝の上 スキー場入口 モーラップ 苔の洞門
- 発車時刻=支笏湖(タ)発11:45 14:45、苔の洞門発13:10 16:10
苫小牧駅前案内所&のりば変更 (1997年8月1日)
道南バス(本社・室蘭)の苫小牧駅前案内所がサンプラザ北側からサンプラザ郵便局跡(駅前中央通り)に1日移転するのに伴って、中央、道南、あつまバスの各のりばも同日から東側に約50㍍移動する。中央バスでは「高速とまこまい号」「高速のぼりべつ号」「苫小牧・支笏湖線」の3路線が移転。ただし一部路線を除いて苫小牧発着便の降車場は丸井今井前(新設)となる。
同のりば1979年11月、道南、早来(現あつま)、市営各バスの停留所がサンプラザ東口前に設けられ、81年5月から道南、早来両バスはサンプラザ北側に移転したが、今回再び元の場所に戻ることになる。
千歳サケのふるさと館連絡バス (1997年8月1日)
中央バスは8/1〜10/31まで、サケのふるさと館線(新千歳空港〜サケのふるさと館)をことしから臨時運行する。
千歳サケのふるさと館は94年9月オープンした淡水魚水族館で、利用者はこれまでおもに観光バスかタクシー、マイカーを利用していたが、旅行代理店から空港直行バスの要望があり、同館を運営する財団法人・千歳青少年科学財団(千歳市花園2)が来館者の多いサケ遡上期に試験的に走らせて利用状況をみることにした。
バスの運行経費は中央バスと同財団との折半。バスは1日13往復で所要時間は15分。料金は新千歳空港〜サケのふるさと館の通し券が250円となり、各停留所で途中乗降もできる。※この翌年は5〜10月まで運行期間を延長
【停車停留所】
- 新千歳空港(②のりば) 南千歳駅 千歳駅北口(新設) サケのふるさと館(新設)
【運行ダイヤ】
- 新千歳空港発9:00、10:00〜(30分おき)〜15:00、16:00
- サケのふるさと館発10:15〜(30分おき)〜14:45、15:45、16:45、17:20
ポテトライナーに新停留所 (1997年9月1日)
都市間高速バス「ポテトライナー」(札幌〜帯広間、5往復)は1日から「清水」「芽室」「十勝川温泉」の3停留所を新設、1往復を「十勝川温泉」まで延長するほか、これまで降車専用だった「西帯広」から乗車ができるようになる。
札幌までの片道運賃は清水から3,400円、芽室・西帯広から3,670円、十勝川温泉から4,000円。往復券や4枚綴り回数券も発売する。
下西岡線が中央バス単独運行に (1997年10月14日)
中央バスと札幌市営バスが共同運行する南71・下西岡線(澄川駅〜札大南門〜南平岸駅)は14日から全便が中央バスの単独運行に変わる。ただし南81・西岡線(真駒内駅〜澄川駅前、同〜豊平清掃事務所前)については、これまで通り市営バスとの共同運行を継続する。
オーシャンドリームをスピードアップ! (1997年10月22日)
道央自動車道虻田洞爺湖IC〜長万部IC間(49.3㌔)が22日に開通するため、中央・道南両バスが共同運行する都市間高速バス「オーシャンドリーム」(札幌〜函館)は同日から経路を切り替え20分スピードアップする。所要時間は4時間50分となり、運行本数も3→4往復に増やして札幌、函館発便とも17時発を新設する。このほか、同じ札幌〜函館間を運行する北都交通の「オーロラ号」(2往復)も同日から札幌発8:00、函館発7:40の1往復を増やす。
一方、北都交通と根室交通が共同運行する札幌〜根室間の都市間バス「オーロラ号」(2往復)のうち、中標津・別海経由の1往復の運行期間を、当初予定から1年間延長して来年11/30までとする。
清田区誕生による変更 (1997年11月4日)
札幌市の豊平区分区による清田区誕生に伴い、中央バスは4日から清田区内の路線新設、延長などを行う。
【路線の変更・新設】
- 福65福住・平岡線(福住駅〜北野通〜平岡小学校)=9往復を新設。平岡ニュータウンの人口増に対応した。
【停車停留所】福住駅 羊ヶ丘小学校 日糧パン前(復路のみ) 月寒東1条18丁目(新設) 月寒東1条18丁目〜(月98緑ヶ丘団地線と同じ)〜平岡3条2丁目 平岡4条2丁目(新設) 平岡5条2丁目(新設) 平岡7条2丁目(増設) 平岡小学校(増設) (7.6㌔、所要21分)
- 清田団地線(清田団地〜平岡営業所、清田9条3丁目〜平岡営業所)=清田区役所への利便をはかり、清田小学校から区役所経由に切り替える。
- 福63大谷地線(福住駅〜南郷18丁目駅〜平岡営業所)=日中便13.5往復を同区役所経由で真栄まで延長し、福68大谷地線(福住駅〜南郷18丁目駅〜真栄)系統新設。
- 大66平岡ニュータウン線(大谷地駅〜平岡5条6丁目)=日中便9往復を厚別中央通り、同区役所経由で平岡営業所まで延長し、大67平岡ニュータウン線(大谷地駅〜厚別中央通〜平岡営業所)系統新設。
【増設停留所】平岡5条6丁目(厚別中央通上)、日の丸団地(同)
- 月98緑ヶ丘団地線(月寒中央駅前〜北野通〜緑ヶ丘団地)=日中便9往復をライブヒルズ中央まで延長し、月99緑ヶ丘団地線(月寒中央駅前〜北野通〜ライブヒルズ中央)の新系統を設ける。
【増設停留所】緑ヶ丘団地(里塚2条6丁目〜緑ヶ丘団地東間)
【停名変更】
- 「清田1条4丁目」⇒「清田区役所」 平50平岸線、80・福80月寒本線、千歳線ほか
- 「真栄団地入口」⇒「清田体育館」 福97柏葉台団地線、千歳線(急行)
- 「平岡7条2丁目」⇒「平岡7条1丁目」 大66平岡ニュータウン線
- 「平岡8条2丁目」⇒「平岡8条1丁目」 同上
【新設停留所】
- 真栄1条2丁目(真栄〜清田体育館間) 福97柏葉台団地線、千歳線(急行)
冬ダイヤ改正による変更 (1997年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。江別市野幌に先月1日オープンした江別サティ前に「野幌7丁目」停留所を新設するほか、経路も一部変更する。
【江別管内】
- 高砂線(江別駅前〜高砂駅前)=全便「野幌駅前」まで延長。
【延長ルート】高砂駅前〜野幌7丁目(新設)〜野幌駅前
- 大麻西町線(江別駅前〜2番通〜大麻西町)=野幌7丁目(江別サティ)経由に変更。
【旧】幸町〜市民体育館前〜野幌駅前
【新】幸町〜野幌7丁目(新設)〜野幌駅前
【新設停留所】
- 希望ヶ丘(四里塚〜輪厚ゴルフ場間) 千歳線、広島線(輪厚ゴルフ場経由)
- 野幌7丁目(幸町・高砂駅前〜野幌駅前間) 大麻西町線、高砂線
オーシャンドリーム運賃値下げ (1998年1月10日)
中央バスと道南バスは都市間高速バス「オーシャンドリーム」(札幌〜函館)の運行5周年を記念して、1月10日〜4月20日まで運賃を17%値下げする。94年3月に導入されたJRの新型振り子式特急「スーパー北斗」(札幌〜函館)の人気定着で最近は利用が伸び悩んでおり、遠のいた客足をバスに取り戻すための措置。都市間バスの値下げは初めて。
通常大人片道4,680円を3,900円、往復8,340円を7,400円、4枚綴り回数券は15,460円から14,000円に値下げし、回数券は割引期間終了後もそのまま利用できる。中央バスは「この値下げで客足が戻れば、他路線にも拡大したい」と話している。
スーパー「MOT」から撤退 (1998年2月26日)
北海道中央バスの子会社・中央バス商事(本社・札幌)が札幌市内で経営する食品スーパー「MOT」(モット)5店舗から撤退、営業権を黒潮市場北海道(1996年設立・本社札幌)に無償譲渡することが26日わかった。中央バス商事から社員・パート合わせて200人余りが移籍、店舗名も「MOT黒潮市場」となり、施設は黒潮市場が中央バス商事から賃貸する。店舗の改装は3月中旬〜4月下旬までに行う予定。
MOTは1983年7月にオープンした琴似店(西区二十四軒3-7)を皮切りに、山鼻食品館(中央区南14西15)、西岡店(豊平区西岡3-5)、里塚店(清田区里塚253)、屯田店(北区屯田6-6)、西野店(西区西野3-8)の6店舗あったが、95年に赤字の里塚店を閉鎖。残り2店舗を除いては黒字経営だが、小売業の競争が年々厳しくなるなか、経営が悪化する前に食品業界の"プロ"に引き継いでもらうことで収益性の薄いスーパー経営から撤退し、本来のバスターミナル売店経営と不動産賃貸業に専念する。
夏ダイヤ改正による変更 (1998年4月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【札幌市内(北部)】
- [麻06]新琴似6条線(地下鉄麻生駅〜新琴似6条16丁目)=早朝の数本を除き「新川バスターミナル」まで延長。これに伴い[麻07]系統は朝2本だけに減る。
【停車停留所】地下鉄麻生駅〜(現行)〜新琴似6条16丁目 新琴似4条16丁目 新川バスターミナル
- [麻17]南花畔通線(地下鉄麻生駅〜石狩庁舎前)=北陵高校前〜屯田北間を屯田4番通りに経路変更。
【旧】北陵高校前〜屯田7条10丁目〜屯田7条12丁目〜屯田北
【新】北陵高校前〜屯田9条10丁目(新設)〜屯田北
- [02]屯田線、[26]丘珠線、[39]ひまわり団地線、石狩線、札厚線、札浜線、生振線、豊明高等養護学校スクール便=札幌駅北口広場の完成に伴い、往路のみ「札幌駅北口」(新設)経由となり「北7条西1丁目」は停車しなくなる。
◇札幌駅北口④のりば=石狩、トーメン、豊明、厚田、幌、生振行きほか
◇札幌駅北口⑤のりば=02屯田線、26丘珠線、39ひまわり団地線
- [栄25]東16丁目線(地下鉄栄町駅〜篠路小学校前)を廃止。
- [麻28]札幌テルメ線(地下鉄麻生駅〜札幌テルメ)=テルメ倒産のため廃止。
- 石狩線(地下鉄麻生駅〜南4線〜石狩)を廃止。
- 栄町・太美線(地下鉄栄町駅〜太美駅前)を廃止。
【札幌市内(南部)】
- [大70]平岡シュヴァービング線(大谷地駅〜シュヴァービング)を新設。
【停車停留所】大谷地駅〜(大66系統と同じ)〜平岡6条1丁目 シュヴァービング中央(新設) 平岡シュヴァービング(新設)
- [89]羊ヶ丘線(札幌駅前〜平岸駅〜福住3条9丁目)=5〜10月のみ一部便を「羊ヶ丘展望台」まで延長。
- [96][福96][97]柏葉台団地線(札幌ターミナル・福住駅〜柏葉台団地)=大曲地区の宅地開発に伴い全便「四里塚」まで延長、停留所名を「四里塚」⇒「柏葉台団地」、「柏葉台団地」⇒「柏葉2丁目」に改称する。終点「柏葉台団地」の降車停留所は大曲工場通りに増設。
- [新110]新さっぽろ・大曲線(新さっぽろ駅〜大曲通〜柏葉台団地)=4/11から新設。JR北海道バスとの共同運行で1日8往復。所要時間28分。昨年11月の大曲通り全面開通に伴うもので、JRバス(系統番号は110)は虹ヶ丘経由で8往復。
【停車停留所】新さっぽろ駅 青葉町2丁目〜(厚別中央通り経由のノンストップ)〜厚別南7丁目(新設) 上野幌中央公園 上野幌ベニータウン 東栄通 ライブヒルズ中央 ライブヒルズ南 大曲緑ヶ丘7丁目(新設) 大曲緑ヶ丘5丁目(新設) 大曲末広3丁目(旧ニュータウンのぞみ野) 大曲末広1丁目(旧百年橋) 大曲 柏葉2丁目(旧柏葉台団地) 柏葉台団地(旧四里塚)
【千歳管内】
- 千歳大学線(千歳ターミナル・千歳駅前〜千歳科学技術大学)=5往復を新設。土日祝は全便運休。あつまバスも千歳駅前〜ひらめきの橋間に2.5往復新設する。
【停車停留所】千歳ターミナル〜(空港市内線と同じ、仲の橋通り経由)〜新千歳空港 美々ワールド入口(新設) 千歳科学技術大学正門前(新設) ひらめきの橋(新設)
- 空港内循環バス(NEWS前〜新千歳空港〜NEWS前)=NEWS閉鎖に伴い廃止。(北都交通と共同運行)
【廃止停留所】NEWS前
【江別管内】
- 第一観光バス当江線(江別〜当別)=運賃を平均7.2%値上げ。初乗り運賃は140円→150円、江別〜当別間は420円→450円にいずれもアップ。値上げの理由は、沿線の人口減や、医療費の負担増で江別の病院に通う高齢者が減ったため。
- 当別ターミナル(第一観光バス)の案内業務、窓口を閉鎖。
【停名変更】
- 「ニュータウンのぞみ野」⇒「大曲末広3丁目」 同上
- 「百年橋」⇒「大曲末広1丁目」 広島線(道都大学経由)
- 「柏葉台団地」⇒「柏葉2丁目」 96・福96・福97柏葉台団地線、千歳線、広島線(輪厚ゴルフ場経由)
- 「四里塚」⇒「柏葉台団地」 同上
【新設停留所】
- 札幌駅北口(鉄道病院前〜北9条西1丁目間) 02屯田線、26丘珠線、39ひまわり団地線、石狩線、生振線、札厚線、札浜線、豊明高等養護学校スクール便 ※往路のみ
- 屯田9条10丁目(北陵高校前〜屯田北間) 麻17南花畔通線
オーシャンドリームに「七飯町」「桔梗」新設 (1998年4月21日)
中央・道南バスが共同運行する「オーシャンドリーム」(札幌〜函館)に21日から「七飯町」と「桔梗」(函館市)の2停留所を新設する。バス停は七飯郵便局、JR桔梗駅付近(函館バス桔梗停留所隣)のいずれも国道5号沿い。運賃は札幌〜函館駅前間と同額の大人片道4,680円、往復8,340円、4枚綴り回数券は15,460円。乗車券は両停留所に近い加藤栄好堂の桔梗店、七飯町店で発売する。一方、競合する北都交通の「オーロラ号」(札幌〜函館)にも同日から両停留所を新設する。これに伴うダイヤなどの変更はナシ。
定期観光「花バス」3台増車 (1998年4月)
中央バスは札幌市内の定期観光バスに導入している「花バス」を新たに3台導入する。花バスは真っ白なボディーの両側に北海道にちなんだ花が描かれたペイントバス。これまでの8台に加え、市民公募で選ばれた「カタクリ(紫)」「タンポポ(黄)」「ツツジ(ピンク)」の3台を新たに追加し、同社定期観光バスの半数以上が花バスとなる。運行開始は4月下旬から。
柏葉台団地線延長 (1998年6月1日)
中央バスは1日から福96・福97柏葉台団地線(福住駅〜柏葉台団地)のうち、通勤・通学時間帯の5往復を新興住宅地の希望ヶ丘地区まで延長し、タウン内に「希望ヶ丘中央」停留所を新設する。同地区住民や宅地分譲業者から要望があり、業者が終点付近に約3,100平方㍍のバス待機場を造成した。
【停車停留所】福住駅〜(現行)〜柏葉台団地 希望ヶ丘(往路増設) 希望ヶ丘中央(新設)
千歳大学線に共通定期券導入 (1998年7月1日)
中央バス千歳営業所は4月から開始した千歳大学線(千歳ターミナル〜千歳駅前〜千歳科学技術大学)にあつまバス(本社・厚真町)との共通定期券を1日から発行する。
JR千歳駅〜科技大間には中央バスとあつまバスが往路9本、復路7本のあわせて16本運行しているが、本数が少ないうえ片道300円と学生にとって負担が少なくない。このため同大学生課と話しあって導入に踏み切った。
共通定期券は1ヶ月、3ヶ月定期に加え、日曜・祝日の料金を差し引いた「実日数定期券」も発売する。また札幌からの通学生のため、朝の通学時間帯にJR南千歳駅を経由する便を2本増発、年度内には南千歳駅の北側に駅前広場が造成されるため停留所を新設するプランもある。
深夜バス運行スタート! (1998年7月24日)
中央バスは7/24〜9/25まで毎週金曜のみ、札幌市内北方面で深夜バス「ウィークエンド・ミッドナイトバス」を3路線運行する。
週末の地下鉄最終便からの乗り継ぎ客をねらい、いずれも既設路線を約1時間延長、地下鉄麻生駅を深夜0時に発車する。柏葉台団地線と滝野線も同日から午後11時台の深夜便を各1本ずつ増やす。
運賃や停留所は通常路線と同じ。午前0時以降の深夜バスは都市間バスを除いて道内初となり、一定の利用があれば継続も検討している。
※この深夜バスは1日平均乗客数が1路線当たり約28人と若い世代に好評を得たため11月下旬まで延長した。
【ウィークエンド・ミッドナイトバス】
- 麻05屯田線=地下鉄麻生駅発(24:00)→新琴似12条14丁目経由→屯田6条12丁目着
- 麻13花畔団地線=地下鉄麻生駅発(24:00)→花川3丁目経由→花畔着
- 麻24あいの里・教育大線=地下鉄麻生駅発(24:00)→茨戸耕北橋経由→あいの里4条1丁目着
【深夜帯の増発】
- 福96柏葉台団地線=福住駅発(23:35)→柏葉台団地着
- 真102滝野線=真駒内駅発(23:40)→サンブライト真駒内着
[栄19]栄町花川線スタート! (1998年7月27日)
東15丁目・屯田通りの開通に伴い、27日(月)から[栄19]栄町花川線(地下鉄栄町駅〜北陵高校〜花川北3条1丁目)を新設する。1日10往復し、運賃は大人340円、小人170円。運行は中央バス札幌北営業所が担当する。
【停車停留所】
- 地下鉄栄町駅〜(麻25 東16丁目線と同じ)〜太平西部 太平7条6丁目(新設) 太平7条3丁目(新設) 北3番橋(増設) 屯田6条3丁目(増設) 屯田小学校 北陵高校前 屯田7条10丁目 屯田7条12丁目 安春川3番橋 屯田3番西 藤学園前 花川南5条4丁目 花川南5条3丁目〜(麻14花畔団地線と同じ)〜花川北3条1丁目 (所要35分)
中央バスにCNGバス初登場!! (1998年8月9日)
中央バス平岡営業所(札幌)はこのほど、道内の民営バスでは初めてCNGバス(天然ガス車)を2台導入、9日から新興マンション街"平岡フォレストタウン"と地下鉄大谷地駅を結ぶ「大70系統・平岡シュヴァービング線」で運行をはじめる。
このバスは圧縮天然ガスで走るため、排ガス中の有害物質が従来車の3分の1に抑えられ、ディーゼル車につきものの黒煙がほとんど出なく、騒音も少ないという低公害バス。ただし、1回の充填で走行できる距離が限られ、軽油を使うディーゼル車より燃費が劣るなど課題もある。価格は1台2700万円と従来のディーゼル車より約700万円高いが、天然ガス車の普及とマンション街を分譲する丸紅が中央バスに導入を依頼、導入に伴う赤字分は丸紅が負担する。
車両は日産ディーゼル製(札幌200か・・10)、いすゞ自動車製(同・・11)の各1台ずつ。いずれも真っ白なボディーに丸紅の広告が描かれたスッキリとしたデザイン。車体には大きく「環境にやさしい天然ガス自動車」と書かれている。CNGバスは昨年6月、札幌市営バス(札幌22か3040)が導入したのに次いで道内2番目。
戸田墓園線「茨戸霊園経由」をスタート! (1998年8月13日)
中央バスは13〜16日まで墓参バス「戸田墓園線」(札幌ターミナル〜戸田墓園)に茨戸霊園(北生振)経由を新設する。既存便のルートを一部切り替え「茨戸霊園」停留所を新設。この便は生振南8線を経由するため「花畔中央」には停車しない。運行時刻は札幌ターミナル発9:15、10:15、11:15の3本。帰りは茨戸霊園発10:00、12:00、14:00の臨時バスが3本出る。※この系統は1年限りで中止したもよう
芸術文化ホール臨時バスをスタート! (1998年10月)
北広島市の芸術文化ホール(中央6)が10月1日JR北広島駅東口にオープンするのに伴い、中央バスは同ホールの夜間イベント終了時、北広島駅(西口)から輪厚経由大曲行きの臨時便を運行する。
運賃改定による変更 (1998年11月5日)
中央バスは5日から運賃を値上げ、あわせて停留所の名称変更なども実施される。同社の値上げは1996年4月からほぼ2年半ぶり、昨年4月に消費税率アップで基準賃率を改定してからは約1年半ぶりとなる。このため同日値上げする夕鉄バスのほか、札幌市営バス、JR北海道バスの競合区間も同調値上げとなる。
【運賃改定】
- 平均値上げ率は7.5%。ただし昨年4月に値上げした札幌市内路線、他社と共同運行する長距離路線(札幌〜釧路・帯広・北見・網走・函館間など)、JR北海道と競合する空港連絡バス(札幌〜新千歳空港)などの値上げは見送るほか、小樽市内線の均一料金は来年5月1日から190円→200円にアップする。
- 初乗り運賃は150円→160円、1㌔当たりの基準賃率は27円90銭→30円20銭にアップ。
- 「実日数定期」を新設。学校や企業が休みとなる隔週土曜と日曜・祝日を利用日数から除いて割引率を高めた。
- 札幌〜旭川間の10枚綴り回数券(1枚当たり300円安い)を発売。
【停名変更】
- 「大麻高校」⇒「3番通16丁目」 江別・新さっぽろ線
- 「北1条西17丁目」⇒「道立近代美術館」 高速おたる号(円山経由)、札樽線(桂岡経由)、45手稲線ほか
- 「愛生館前」⇒「栄町863番地」 栄20・栄23栄町教育大線
- 「芸術の森地区連絡所前」⇒「石山東7丁目」 101・真101空沼線、102・真102・103滝野線
【新設停留所】
- 花川南10条1丁目(花川南10条3丁目〜南3線間) 43手稲線
- 新川7条16丁目(新琴似4条16丁目〜新川ターミナル間) 麻06新琴似6条線、麻07新琴似線
- 麻生町3丁目(北42条東1丁目〜地下鉄麻生駅間) 麻25東16丁目線、麻26丘珠線、麻27篠路線
- 北6条西5丁目(札幌駅前・道庁前〜北大正門前間) 01・03・04屯田線
- 平岡3条1丁目(平岡3条2丁目〜北野3条5丁目間) 福65福住・平岡線、月98・月99緑ヶ丘団地線
【増設停留所】
- 「花川南5条3丁目」 麻41手稲・麻生線
- 「北42条西2丁目」「北42条東1丁目」 日本海るもい号
- 「茨戸園」 札厚線、札浜線
- 「北広島駅」 広島線
冬ダイヤ改正による変更 (1998年12月1日)
1日からダイヤ改正を行う。
【高速・特急バス】
- スターライト釧路号(札幌〜釧路)=昨年3月に導入されたJRの振り子式特急「スーパーおおぞら」の影響で利用が落ち込んだため、3→2往復に減らして女性専用車を廃止する。また従来札幌発便のみ停車していた「大楽毛駅前」停留所を釧路発便にも新設して利便性を強化するほか、将来は「鳥取」「星が浦」も乗降可能にするプラン。
- ドリーミントオホーツク号(札幌〜北見〜網走)=「美幌」停留所を「美幌駅前バスターミナル」に移設。道の駅前広場整備により4台分のバスバース(停車場)が完成したため。
【札幌市内線】
- 札幌市内は大幅に路線バスの担当営業所が変わり、月寒と平岡営業所の一部路線は大曲営業所、南郷営業所の路線は西岡営業所に移管され、月寒営業所は貸切バス営業所となる。これに伴い西岡営業所を新設、南郷営業所は廃止する。
- 7月下旬から毎週金曜夜に運行していた地下鉄麻生駅発→あいの里4条1丁目、屯田6条12丁目、花畔行きの深夜バス3路線は利用客の要望により運行継続するほか、福住駅〜柏葉台団地、真駒内駅〜サンブライト間の深夜バスも金曜夜に各1本運行する。
- [真105]真駒内線(真駒内駅〜大谷地駅)=12往復を新設。地下鉄南北線、東豊線、東西線を1本でつなぎ、バスから地下鉄の乗り継ぎがしやすくなる。
【停車停留所】大谷地駅 大谷地橋(再設) 南郷18丁目駅 栄通18丁目 月寒東5条18丁目(新設) 月寒東4条18丁目(新設) 東月寒連絡所(新設) 月寒東1条18丁目 日糧パン前(復路のみ) 羊ヶ丘小学校 福住駅〜(真104系統と同じ)〜真駒内駅
- [03]屯田線(札幌ターミナル〜屯田2条4丁目〜屯田6条12丁目)を廃止。
- [76]南白線(南郷営業所〜JR白石駅)を廃止。
【廃止停留所】白石中学校前 南郷通12丁目 南郷13丁目駅
- 福96・福97柏葉台団地線=美里団地〜福住駅、里塚南〜福住駅系統を廃止。
- [103]滝野線(札幌ターミナル〜西11丁目〜厚別の滝)は系統廃止。
【廃止停留所】南6西4 南6西11 南11西11 南14西11 南21西11 南30西11 南33西11 南38西11
- 美しが丘線(福住駅→羊ヶ丘通→札幌国際大学前)=スクール便を1本新設。
- 11月から石狩市が「花川北3条5丁目」バス停など3か所に待合室を設置。
【江別管内】
- あけぼの団地線(あけぼの団地入口〜野幌駅前)と大麻西町線(江別駅前〜大麻西町)を整理統合し、江別2番通線(あけぼの団地入口〜大麻西町)を新設。
- 江別3番通線(江別駅前〜3番通〜野幌駅前)=3往復のみ野幌高校経由に経路変更するほか、第3小学校前〜飛鳥山公園間を公園通りに経路変更して3停留所を廃止。
【変更後ルート】湯川公園入口〜3番通8丁目(増設)〜4番通8丁目〜野幌高校〜3番通9丁目〜白樺通
【廃止停留所】王子製紙前、緑町東3丁目、石狩大橋
- 第一観光バス当江線(江別ターミナル〜当別ターミナル)=全便「稲穂通」まで延長。
【延長ルート】当別ターミナル〜当別駅北口(新設)〜もみじ公園(新設)〜稲穂通(新設)
- 第一観光バス江別営業所に日野の小型路線バスを導入、既存の路線バスも中央バスと同じ白地に赤とグレー色に変更する。
【千歳管内】
- 特急千歳線(札幌ターミナル〜里塚南〜千歳ターミナル)=10.5往復新設。
【停車停留所】札幌ターミナル 北1条(復路のみ) 南1条(同) 南4条東1丁目 豊平3条8丁目 月寒中央駅前 福住駅 真栄 里塚南 大曲 柏葉2丁目 輪厚ゴルフ場 輪厚 北柏木 柏木 茂漁 恵庭市役所通 恵庭駅通 恵庭公園通 自由ヶ丘団地 自衛隊前 北栄小学校 錦町十字街 千代田町3丁目(往路のみ) 千歳駅前(同) 千歳ターミナル
- 高速ちとせ号(札幌ターミナル〜国道36号・南郷通〜千歳ターミナル・新千歳空港)を廃止。
【廃止停留所】月寒グリーンドーム北門
- 千歳線(千歳ターミナル〜福住駅)=恵庭市文京町地区に乗り入れ、2停留所を新設。
【停車停留所】千歳ターミナル〜(現行)〜恵庭市役所通 漁町 川沿大通 文京町2丁目(新設) 北恵庭駐屯地(新設) 柏木(増設)〜(現行)〜福住駅
- 千歳大学線(千歳ターミナル・千歳駅前〜ひらめきの橋)=新千歳空港を経由しない朝2本の千歳駅前〜美々ワールド入口間を「南千歳駅東口」(新設)経由に変更。
【停名変更】
- 「南郷営業所」⇒「本郷通13丁目」 72南郷線 ※南郷営業所廃止のため
【新設停留所】
- 「大曲通北」(ライブヒルズ南〜大曲緑ヶ丘7丁目間) 新110新さっぽろ・大曲線 ※転回場新設
芸術文化ホール臨時バス経路変更 (1999年1月6日)
中央バスは昨年10月オープンした北広島市芸術文化ホール(北広島市中央6)の夜間イベントの際、臨時運行している広島線(北広島駅〜道都大学前〜大曲)の出発点を、6日から現行の北広島駅西口から同ホールに近い駅東口に変更する。ルートも道都大学経由から輪厚ゴルフ場経由に切り替え、発車時刻は従来の21:00から21:10に繰り下げる。3月までの運行予定日は1/6、1/27、3/10の3日間。
ノンステップバスが初お目見え (1999年2月23日)
中央バスは同社初となるノンステップバスを札幌の平岡営業所に2台導入、23日から「平岡ニュータウン線」で走らせる。ノンステップバスは乗降口に段差がない超低床式バスで、地面から乗降ステップまでの高さは30㌢、停車時はさらに7㌢下げられるため高齢者や体の不自由な人でも乗り降りしやすく、乗降口に電動式スロープ板も装備されているので車イスの利用もOK。このほど同営業所に日野、いすゞ製の各1台を試験的に配車し、いすゞ製には同社初のLED(発光ダイオード)式行先表示器が取り付けられた。
価格は1台約2,600万円と割高だが、23日から平岡ニュータウン線(大66・大67)で1時間に1〜2本ほど運行し、将来は他路線にもどしどし拡大するプラン。車イスの利用は同営業所まで事前連絡が必要。道内のノンステップバスは旭川電気軌道(97年3月)、札幌市営バス(98年11月)に次いで3番目の導入となる。
宮の沢バスターミナルOPEN!! (1999年2月25日)
地下鉄東西線の延長部(琴似〜宮の沢間2.8㌔)の開業にあわせ、宮の沢バスターミナルビル(札幌市西区宮の沢)が25日からオープンする。
同ビルは札幌市が延べ16,800平方㍍の市有地に建設した鉄骨鉄筋コンクリート造り地上4階地下1階建て、延べ約37,000平方㍍の複合ビル。このうち地上1階、地下1階の約7,300平方㍍がバスターミナルとなり、2〜4階には636台収容の立体駐車場、昨年丸井今井(本社・札幌)の出店断念で難航した商業テナントには、大手スーパーの西友が入居する。
ターミナル部分の総工費は約21億円。1階には10バースのバス乗り場と待合室、エスカレーター、トイレ、ベンチ、自販機コーナーなどが設けられ、中央、JR、札幌市営の3バスあわせて1日約1,100便が発着する。中央バスは手稲、札樽両線が4番のりばに乗り入れる。各のりばは大谷地や福住バスターミナル同様、ガラス張りの自動ドアで仕切られており、バス案内窓口や売店は設けていない。同日オープンする宮の沢駅とは地下のコンコース(約130㍍)で結ばれており、このうち54㍍の区間に札幌初となる"動く歩道"がコンコース両側に2基設けられる。
これを祝って同ターミナルビルで24日、発車式が開かれ、桂市長や地元の園児らが参加してテープカットやくす玉割りなどが行われた。
【地下鉄開業による変更】
- 宮47手稲線(宮の沢駅〜手稲駅北口〜花畔)=43.5往復を新設。片道40分。地下鉄乗り継ぎ割引は宮の沢駅〜南3線までOK。担当は石狩営業所。
【停車停留所】宮の沢駅(④のりば:新設) 手稲追分〜(45手稲線と同じ)〜手稲本町1条1丁目 手稲本町1条2丁目 手稲駅北口 手稲区役所前〜(45手稲線と同じ)〜石狩消防署前(移設) 花川南1条3丁目 花川北1条2丁目 同2条2丁目 同2条1丁目 同3条1丁目 同4条1丁目 花畔団地 花川北6条1丁目 石狩庁舎前 花畔中央 花畔
- 45手稲線(札幌ターミナル〜手稲駅前〜花川北3条1丁目)=全30.5往復を廃止。
【廃止停留所】手稲駅前 手稲区役所前(手稲街道沿い) 南9線
- 札樽線(札幌ターミナル〜桂岡〜小樽駅前)=全便宮の沢駅(バスターミナル)に乗り入れるほか、45手稲線廃止に伴い「北1条西20丁目」「北6条西26丁目」「山の手1条通」「発寒橋」「西町北7丁目」「西町北20丁目」の6停留所を増設。地下鉄乗り継ぎ割引は宮の沢駅〜星置橋までOK。
- 南81西岡線(澄川駅〜真駒内駅、豊平清掃事務所前〜真駒内駅)=地下鉄延長開業による補償措置として、札幌市営バスとの共同運行から中央バスの単独運行に変わる。
札幌ドーム完成による停留所移設 (1999年3月15日)
建設中だった(仮称)札幌ドームはこのほど完成したが、中央バスの「羊ヶ丘小学校」と「日糧パン前」(福住駅方面のみ)の2停留所がドームの緊急車両出入口と近接するため、両バス停を歩道拡幅工事にあわせ千歳方向に約50㍍移設する。このため15日から「福65福住・平岡線」と「真105真駒内線」の日糧パン前(福住駅方面のみ)は乗降取扱いを廃止、また札幌ドーム側の停留所には待合室を設けドーム利用者の便をはかる。
夏ダイヤ改正による変更 (1999年4月1日)
1日(木)からのダイヤ改正情報。
【高速バス】
- 都市間高速バスは全席禁煙となる。
- 登別温泉ターミナルを道南バスと共用。
【札幌市内線】
- 札幌市内(石狩含む)でFAXサービスを開始。
- 03屯田線(札幌ターミナル〜屯田2条4丁目〜屯田6条12丁目)=住民の要望により再開する。
- 42手稲線(南4線〜手稲駅北口)=始点を「南4線」から「南線小学校」に変更。※朝1本のみ
- 石狩線(トーメン団地〜石狩高校前系統)は廃止。
- 生振線(札幌ターミナル〜生振観音)=生振地区の循環系統をやめ、全便生振観音発着となる。
- 特急札浜線(札幌ターミナル〜幌)=八幡町入口〜柏木間はすべての停留所に停車させ、次の13停留所を増設する。
【増設停留所】北15条西1丁目 陸運支局前 北四番橋 新開地 聚富中央 石狩霊園前 聚富北部 望来坂上 望来坂下 望来小学校 本覚寺前 別狩 別狩中央
- 新111新さっぽろ・平岡線(新さっぽろ駅〜平岡4条3丁目〜新さっぽろ駅)=1日28本を新設。片回り循環でJRバスと共同運行。
【停車停留所】新さっぽろ駅(⑥のりば)⇒青葉町2丁目⇒★青葉町1丁目⇒共栄小学校前⇒★厚別南4丁目⇒厚別南5丁目⇒雇用促進住宅入口⇒大洋団地入口⇒東栄通北⇒★平岡公園東2丁目⇒★平岡6条4丁目⇒平岡5条3丁目⇒平岡4条3丁目⇒☆平岡4条2丁目⇒平岡5条2丁目⇒平岡7条2丁目⇒平岡小学校⇒★上野幌2条1丁目⇒雇用促進住宅入口⇒(往路と同じ)⇒新さっぽろ駅 (所要45分、平岡営業所担当) ★印は新設、☆印は増設
- 新110新さっぽろ・大曲線(新さっぽろ駅〜柏葉台団地)=青葉町2丁目〜厚別南7丁目間は従来ノンストップだったが、厚別中央通りから青葉町経由に切り替え4停留所を新設。
【新設停留所】青葉町中央 青葉町8丁目 青葉町9丁目 上野幌小学校前
【移設停留所】厚別南7丁目
- 新93新さっぽろ線(新さっぽろ駅〜緑ヶ丘団地)=経路変更。
【旧】大洋団地入口〜上野幌中央公園〜上野幌ベニータウン〜東栄通
【新】大洋団地入口〜東栄通北〜東栄通中央〜東栄通
- 上記3路線(新93、新110、新111)で中央・JR両バスの「共通乗車定期券」を発売。JRバスの利用可能路線は、16・循環81(新さっぽろ駅〜緑ヶ丘団地)、110(新札幌駅〜柏葉台団地)、新111(新札幌駅〜平岡4条3丁目〜新札幌駅)の3路線。
- 福87有明線(福住駅〜下三滝橋・ふれあいの森・すずらん公園)=福住駅〜下三滝橋系統は4〜11月のみ終点を「ふれあいの森」まで延長するほか、福住駅〜ふれあいの森・すずらん公園系統にアンデルセン福祉村経由(従来はスクール便)を新設。
- 有明線(大谷地駅〜アンデルセン福祉村3丁目)=スクール便を2往復新設。
【江別管内】
- 江別営業所でFAXサービス開始。
- 江別・新さっぽろ線(新さっぽろ駅〜江別ターミナル)=新札幌バスターミナル乗り場を⑥⇒⑨番に移し、JRバスと乗り場を統一する。レーン変更のためバスターミナルから右折するルートに変わる。
- 91大麻線(札幌ターミナル〜大麻〜江別ターミナル)=大麻15丁目〜江別ターミナル系統を1本新設。
- 札当線(札幌ターミナル〜当別ターミナル)=2.5→1往復に減らし急行便は廃止する。
【千歳管内】
- 千歳営業所でFAXサービス開始。
- 稲穂団地線(千歳ターミナル〜武道館前)=稲穂団地〜武道館前間を「根志越団地経由」に経路変更。
- 富丘線(千歳タ〜長都駅前)=4/29から一部便を延長し、恵庭ガーデン線(千歳ターミナル〜カウボーイ前・えにわの湯)を新設。1日3往復。大人320円、小人160円。運行は土日祝のみだが、4/29〜5/5と7/26〜8/15は毎日運行。
【停車停留所】千歳ターミナル〜(富丘線と同じ)〜長都駅前〜(国道36号)〜カウボーイ前(駐車場内新設)〜えにわの湯(新設) (所要35分) ※復路はカウボーイ前発となる
【増便】
- 麻13花畔団地線、14花川南団地線、栄19栄町花川線、麻26丘珠線
【新設停留所】
- 新琴似6条5丁目(新琴似6条3丁目〜同6条7丁目間) 麻06新琴似6条線
- 新琴似6条9丁目(新琴似6条7丁目〜同6条10丁目間) 同上
- 新琴似6条12丁目(新琴似6条10丁目〜同6条13丁目間) 同上
- 新琴似6条15丁目(新琴似6条13丁目〜同6条16丁目間) 同上
- 青葉町1丁目(青葉町2丁目〜共栄小学校前間) 新93新さっぽろ線
- 厚別南4丁目(共栄小学校前〜厚別南5丁目間) 同上
【増設停留所】
- 「丘珠空港前」 麻26丘珠線
- 「北四番橋」 札厚線
【停名変更】
- 「南千歳駅東口」⇒「南千歳駅北口」 千歳大学線
- 「市役所前」⇒「室蘭駅前」 高速むろらん号 ※JR室蘭駅移設のため
定期観光「花バス」さらに3台増車 (1999年4月)
中央バスは定期観光バスに導入している「花バス」を新たに3台導入する。これまでの11台に加え、新たに「エゾアジサイ(紫)」「ミヤマスミレ(ピンク)」「エゾスカシユリ(オレンジ)」の3台を追加する。運行開始は4月下旬から。同社は2000年度中に定期観光バス20台すべてを花バスに更新するプラン。
宮の沢〜新千歳空港線スタート! (1999年4月21日)
中央バス札幌北営業所は21日から空港連絡バス「宮の沢・空港線」(宮の沢駅〜新千歳空港)を新設する。バスは1日7往復半で所要時間は約1時間。料金は大人820円、小人410円。このほか札幌都心発着系統には「中央通2丁目」(新千歳空港行きのみ)を増設する。
一方、北都交通の空港連絡バスは今月1日から円山線(円山公園駅〜新千歳空港)を新設。両社ともJRの空港乗り入れで苦戦を強いられている連絡バスの集客アップに力を入れる。
【停車停留所】地下鉄宮の沢駅(バスターミナル④のりば)〜地下鉄発寒南駅(新設)〜八軒中学校(新設)〜(新川IC〜千歳IC)〜新千歳空港(往路のみ)〜新千歳空港JAS前(復路のみ)〜新千歳空港JAL前(復路のみ)〜新千歳空港ANA前(復路のみ)〜新千歳空港国際線前(復路のみ)
東千歳駐屯地のルート変更 (1999年6月頃)
東千歳線(千歳ターミナル〜自衛隊正門前)の東千歳駐屯地内(休日のみ運行)のルートが変わり、停留所を移設する。(詳細不明)
- 変更ルート=駐屯地西〜自衛隊正門前間
- 移設停留所=駐屯地西、自衛隊正門前
新千歳空港のりばを変更 (1999年7月15日)
中央バスと北都交通の2社は15(木)から空港連絡バスの新千歳空港のりばを変更する。空港発は国際線前から発車していたのをANA前始発に切り替えてJAL前経由とし「国際線前」「JAS前」の各乗り場は廃止する。これに伴い、新千歳空港の降り場は出発ロビーから到着ロビー(17〜18番)に変わる。
- (旧)国際線前(34番)⇒ANA前(27〜29番)⇒JAL前(14〜16番)⇒JAS前(7〜8番)⇒札幌方面
- (新)ANA前(27〜29番)⇒JAL前(14〜16番)⇒札幌方面
ドリーミントオホーツク号増回 (1999年7月16日)
ドリーミントオホーツク号(札幌〜北見〜網走)は昨年12〜1月にかけて実施した"学割運賃試験導入"が好評を得たため、16日から学割運賃を本格的に導入するほか、本数も7→10往復に増やす。これまで夏休みの7〜8月に3往復増発していた臨時便を4〜11月まで延長、ビジネスや観光客の利便をはかる。
江別―新千歳空港バスをスタート! (1999年7月21日)
中央バスは7/21(水)〜11/30(火)まで江別・空港線(大麻駅前〜新千歳空港)の試験運行をスタートする。バスは1日7往復。所要時間75分で江別営業所が担当。空港までの料金は江別市内から大人820円、北広島から550円、恵庭から450円。江別市内〜空港間の4枚つづり回数券は2,920円。利用状況により通年運行も検討する。
【停車停留所】大麻駅前 大麻13丁目 大麻11丁目 9丁目 消防本部前 7丁目 江別市役所 江別5丁目(新設) 上江別西町(新設) 公園通(新設) 共栄(新設) 北広島駅通(新設) 恵み野(新設) 新千歳空港(往路のみ) 新千歳空港JAL前(復路のみ) 新千歳空港ANA前(復路のみ)
※大麻駅前〜恵み野間は空港行きが乗車、空港発は降車のみOK
オーシャンドリームを湯の川温泉まで延長 (1999年7月24日)
中央、道南両バスが運行する札幌〜函館の「オーシャンドリーム」は24日から全4往復のうち、日中便2往復を函館駅前から湯の川温泉(グランドホテル前)まで延長する。
これは今年5月、函館湯の川温泉旅館協同組合、はこだて湯の川温泉観光協会がバス会社に要望書を提出して実現したもの。新たに「啄木亭前」「平成館前」「グランドホテル前」の3停留所が新設され、札幌からの所要時間5時間10分。札幌からの料金は函館駅前と同じ大人片道4,680円、往復8,340円。
一方、競合する北都交通のオーロラ号(札幌〜函館)も同日から全3往復を湯の川同温泉まで延長、高松町の同社函館支店でも乗降できるようになる。
石狩市循環バス実験運行 (1999年9月15日)
石狩市企画調整部地域政策室は9/15(水)〜30(木)まで花川地区で循環バスの実験運行を行う。運行するのは「花川南循環コース」と「花川北循環コース」の2コース。それぞれ右回りと左回りを10:00〜15:40まで20分おきに運行し、潜在的なバス需要を把握する。料金は現金のみ大人160円、小人80円均一。運行は中央バス石狩営業所に委託される。
東京都の武蔵野市では市内循環バス「ムーバス」が一律100円運賃で黒字経営を続けており、市は視察に訪れるなどこれをお手本とした。循環バスの停車停留所は次の通り。(※この試験運行では1便当たりの乗車数が1人に満たない日もあり、市は今後も通年運行の可能性を検討していく方針)
- 花川南循環コース(★印は新設、☆印は増設停留所)=花川北3条1丁目 同2条1丁目 同2条2丁目 ★同2条3丁目 ★同2条4丁目 同1条5丁目 花川南1条5丁目 同3条5丁目 同4条5丁目 同5条5丁目 同6条5丁目 ★同7条4丁目 ※同7条3丁目 ★同7条2丁目 同7条1丁目 明乳シティー前 花川南4条1丁目 南線小学校 石狩消防署前 花川北3条1丁目(所要18分、7.6㌔)
- 花川北循環コース(同)=石狩庁舎前 花川北6条3丁目 同6条5丁目 同6条4丁目 同4条5丁目 同3条5丁目 同2条6丁目 紅南小学校前 ☆花川北1条5丁目 同2条5丁目 同3条4丁目 花川北中学校 ★花川北3条3丁目 ★花川北コミセン前 花川北4条1丁目 花畔団地 花川北6条1丁目 石狩庁舎前(所要15分、6.8㌔)
ポテトライナーをスピードアップ! (1999年10月7日)
道東自動車道の千歳恵庭JCT〜夕張IC間(42.1㌔)が7日開通するため、中央バスなど5社は同日からポテトライナー(札幌〜帯広)を現行の国道274号から道東道経由(札幌南IC〜夕張IC)に切り替える。
札幌〜帯広間の所要時間は15分スピードアップの4時間となり、新たに学割運賃(一割引き)も設定する。このほか11/30までの期間限定で「家族割引乗車券」も発売し、利用が多ければ12月以降も継続する方針。スターライト釧路号(札幌〜釧路)については時間短縮による集客効果が見込めないため高速道経由は見送られた。
大麻循環バス試験運行をスタート! (1999年11月1日)
江別市企画部企画課は約380万円の予算を組み、大麻循環バス(大麻循環線)の試験運行を11/1(月)〜2/29(火)の4ヶ月間行う。
高齢化の進む大麻地区住民の足として、JR大麻駅を起点に住宅地や公共施設など1周6.1㌔を約30分で1周し、1日16本運行する。運行業務は中央バス江別営業所に委託され、車両はりんくるバスに使用される観光タイプのバスを使う。料金は現金のみ一律大人160円、小人80円。
市は試験運行の結果や住民の意向を踏まえ、バス空白地域などの循環バス導入を具体的に検討していく。(※11月の1便当たり平均乗客数は4.6人と採算ライン(12人)の半分を下回ったが「外出する機会が増えた」など利用者には好評を得た)
【停車停留所】大麻駅 ★高町13丁目 ★大麻東公園 ★1番通12丁目 ★1番通11丁目 ★新町11丁目 ★栄町11丁目 3番通12丁目 ★そのまち公園入口 ★園町西 3番通14丁目 宮町西 ★宮町15丁目 ★えぽあホール 大麻駅 (左回りのみ、1周6.1㌔、所要24分) ★印は新設
室蘭ターミナル廃止 (1999年11月30日)
中央バスは11月末で室蘭ターミナル(室蘭市海岸町2丁目)を閉鎖、今後は窓口や待合所も利用できなくなる。
同ターミナルは1968年10月にオープンし、現在は「高速むろらん号」(札幌〜室蘭)の始発地として利用されているが、12月以降は始発を旧室蘭駅舎そばの道南バス「室蘭産業会館前」停留所に移し、乗車券販売は同駅舎内の室蘭観光協会窓口に委託する。
同社では「停留所の共用で光熱費など待合室の管理費が削減できる、待合室は旧室蘭駅舎を利用してほしい」と話しているが、建物や跡地の利用については未定。
冬ダイヤ改正による変更 (1999年12月1日)
中央バスは1日(水)から冬ダイヤに改正。
【高速バス・郊外線】
- 高速むろらん号(札幌駅前ターミナル〜室蘭ターミナル)=終点を130㍍先の「室蘭産業会館前」まで延長し「室蘭ターミナル」は廃止。
- 特急千歳線(札幌ターミナル〜恵庭駅通〜千歳ターミナル)=全11往復を廃止。代わりに急行千歳線(札幌ターミナル〜千歳ターミナル)を11往復増便。※1998年12月1日の新設以来、わずか1年で姿を消すことに…。
- 空港連絡バス・宮の沢空港線(宮の沢駅〜新千歳空港)=7.5→8.5往復に増便。
【札幌市内(北部)】
- ウィークエンド・ミッドナイトバス(深夜バス)=次の通りダイヤ改正。
★「麻05」「麻13」「福96」「真102」系統=地下鉄終発の繰り下げに伴って12/3〜3/31まで1→2本に増発。時刻は24:00と24:35発。
★麻24(地下鉄麻生駅→あいの里4条1丁目)=利用者が少ないため廃止。
- 01・03・04屯田線(札幌ターミナル〜屯田6条12丁目)=降雪期の西5丁目通の渋滞による定時性確保が困難なため、今シーズンから冬期間(12〜3月)のみ全便地下鉄麻生駅発着に振り替える。
- 麻04屯田線(地下鉄麻生駅〜中央バス自動車学校〜屯田6条12丁目)=系統新設。
- 麻08屯田線(地下鉄麻生駅〜屯田10条3丁目)=10月の西茨戸橋(新琴似通)開通に伴い、終点を「石狩営業所」まで延長し、路線名も「麻08緑苑台線」に改める。
【停車停留所】地下鉄麻生駅〜(現行)〜屯田10条3丁目 緑苑台中央3丁目(緑苑台東1条を移設・改称) 緑苑台東1条2丁目(緑苑台東2条を移設・改称) 緑苑台東1条1丁目(新設) 紅葉山茨戸通 緑苑台東3条1丁目(新設) 緑苑台東3条2丁目(新設) 緑苑台東3条3丁目(緑苑台東3条を移設・改称) 緑苑台入口 石狩高校前 石狩営業所
- 緑苑台線(地下鉄麻生駅〜茨戸耕北橋〜緑苑台ニュータウン〜石狩営業所)=麻08屯田線延長に伴い廃止。
- 麻17南花畔通線(地下鉄麻生駅〜花川北6条5丁目〜石狩庁舎前)=屯田6条3丁目〜同9条10丁目間のルートを切り替え「屯田小学校」「北陵高校前」は停車しなくなる。
【新】屯田6条3丁目〜イトーヨーカドー屯田店前(旧 屯田9条3丁目)〜屯田第2横通(新設)〜屯田9丁目通(新設)〜屯田9条10丁目
- 麻06新琴似6条線(新琴似6条16丁目→地下鉄麻生駅、朝5本)、麻13花畔団地線(急行便、朝2本)は廃止。
- 宮47手稲線=増便。
- 14花川南団地線=減便。
【札幌市内(南部)】
- 大92上野幌線(大谷地駅〜里塚西)=大洋団地入口〜上野幌中央公園間を「大94上野幌循環通線」と同じ大洋団地入口〜東栄通北〜東栄通中央〜上野幌2条4丁目〜上野幌中央公園間のルートに切り替える。
- 101空沼線(札幌ターミナル〜空沼二股)、102滝野線(札幌ターミナル〜滝野すずらん公園)=降雪期の豊平川右岸・左岸道路の渋滞による定時性確保が困難につき、今シーズンから冬期間(12〜3月)のみ全便真駒内駅発着に振替える。
- 真102滝野線(真駒内駅〜滝野すずらん公園)、102滝野線(札幌ターミナル〜滝野すずらん公園)=終点を「東口駐車場」まで全便延長。
【新設停留所】中央口駐車場 東口駐車場
【江別管内】
- 南幌線(江別ターミナル〜南幌)=全2往復を廃止。このため高速くりやま号、ゆうばり号に「南8線」停留所を増設。
【廃止停留所】南7線 南9線 南10線 南11線 南幌高校前
- 江別南線(江別ターミナル〜南6線)=南幌線廃止のため2往復を新設。
【新設ルート】南5線〜南6線間
- 江別・空港線(大麻駅前〜新千歳空港)=試験運行を来年3月末まで延長。1便当たりの平均乗客数は往路5.9人、復路3.3人と採算ライン(1便12人)の半分にも達していないが、空港発最終便を21:00に繰り下げるなど、ダイヤの見直しと知名度アップで需要拡大を目指す。
【北広島管内】
- 北広島団地線=里見町5丁目→北広島駅前系統を高台町5丁目発に、山手町6丁目→北広島駅前系統を泉町2丁目発にそれぞれ変更する。
- 後楽園スキー場線(地下鉄大谷地駅〜後楽園スキー場)=「平岡3条4丁目」「日の丸団地」の2停留所を増設。(運行日12/25〜2/13)
- 後楽園スキー場線(北広島市役所〜後楽園スキー場)は系統廃止。
【停名変更】
- 「屯田9条3丁目」⇒「イトーヨーカドー屯田店前」 麻08屯田線
[宮47]手稲線を経路変更 (1999年12月16日)
二十四軒・手稲通りの全線開通に伴い、16日から宮47手稲線(宮の沢駅〜手稲駅北口〜花畔)の宮の沢駅〜富丘1条5丁目間を国道5号線から二十四軒・手稲通りに経路変更、新たに「発寒6条13丁目」など7停留所が設けられる。
- 停車停留所=宮の沢駅 発寒6条13丁目(新設) 宮の沢1条5丁目(新設) 西宮の沢4条1丁目(新設) 西宮の沢4条3丁目(新設) 宮の沢桜井通(新設) 西宮の沢4条5丁目(新設) 富丘1条4丁目(新設) 富丘1条5丁目〜(現行)〜花畔 ※発寒6条13丁目〜手稲本町間はJRバスとの共通停留所
- 新設ルート=宮の沢駅〜宮の沢1条5丁目〜富丘1条5丁目
- 廃止ルート=富丘〜富丘1条5丁目
- 廃止停留所=手稲追分 富丘
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